vol.1171
人生には、色々な壁が押し寄せてくる。
しかし
その高い壁を乗り越えるのは
その先に待っている
明るい、楽しい未来があるから
目指したいゴールがそこにあるから
どんな逆境にも立ち向かっていける。
人生という大海原に
船を漕ぎ出しても
どうしても行きたい島があるから
どうやっても行かなければいけない島があるから
どんな荒波にも
どんな強風にも
耐えて頑張れる
しかし
目指す島がなければ
どんな荒波や強風がやってきても
気合と根性で
1つ、2つは乗り越えれても
あとどれくらい乗り越えれば
終わりが来るのかも
見当がつかない。
これじゃ
どんなに強靭な肉体を持っていたとしても
頑張るだけの力がわいてこん
だけど・・・
そんな大きな壁を
乗り越えれる唯一の物としてあるのは
その先にある
自分が大好きな“事”
でも、人生長く生きてくると
その『自分の大好きな事』もうすれてきて
目の前の大きな壁だけを
乗り越える事が目的になってくる。
それでは
例え大きな壁を1つ乗り越えても
そこには何も待っていない。
何のために
一生懸命
大きな壁を乗り越えたのか・・・
頑張って、踏ん張って
乗り越えたころに
体を壊して人生が終了したら・・・
「今まで、一生懸命
何をやってきたんだろう・・・」
死ぬ間際に
こんな思いで死にたくない。
わしも40歳を境に
『死』というビックイベントを
えらく間近に感じるようになってきた。
昔は、このイベントは
じいちゃんや、ばあちゃんの為の物であって
わしには一切関係ない物じゃと思っていた
が・・・しかし
40歳も超えてくると
いつわしが主役になってもおかしくない
人生最大のビックイベントとして感じる。
このビックイベントには
いつ、主役に抜擢されるか分からない
だから、いつ呼ばれても良いように
十分な稽古をしとかんといけん。
そしてそれが、苦しいだけの稽古じゃなく
やってて楽しくてしょうがない
好きで好きでたまらない
そんな稽古を重ねとかんといけん。
目の前の
大きな壁を乗り越えるだけの人生なんて
死んでしまったら
「なんでそんなちっぽけな事に
一生懸命じゃったんじゃろう」
こんな風に振り返るようになる。
たった1回の人生なんじゃけ
最後の最後に
「わしの人生、良かったよ!」
っと言える人生にせんといけん
わしらもええ歳になっとるんじゃけ
いつ、主役に抜擢されてもええようにね。
ほんじゃまた