![{C55FAE58-0701-42CB-A626-E0B624CB720B}](https://stat.ameba.jp/user_images/20160517/20/tahichi-ib/ef/08/j/o0480036013648595901.jpg?caw=800)
バンド名を提出していなかったので、ブッキングの話を請け負ったPICO(ex.GiNkS)の名義での出演になりました。
「じゃ俺サポートやな」「いやいや"PICO & Tahichi"やから」とかいうしょうもない会話もする程度には余裕があったと見せかけて、リハーサルを終え一バンド目の演奏が始まり徐々に強張る体。
なにせGiNkSの頃は4人でしたからね、その半分のメンツで本当にこなせんのかと、なるべく視界に入れようとしないでいた不安の種がちらつき出す。
ましてやおまけに初メインボーカルを務めるPICOの心境たるや、僕より更に数倍のプレッシャーだったのだろうと察します。
そんなこんなでいつだかの人生初ライブやワンマンに匹敵する緊張やら不安も抱えつつ時計の短針は確実に19時に近付いていく。
GiNkSの頃にメンバーでやっていた掛け声も無し、目配せをし合い、制御しきれない複雑な感情をそれぞれに秘めながら淡々と本番を迎える。
幕が開く。
ドラムセット越しにチラッと見えたGiNkSの頃から応援してくれていた人達の顔が目に入った瞬間、1秒先の未来にすら焦っていた脳が急にクリアになった。
「あぁ帰ってきたんだなぁ」とそんな感慨に浸り、スティックを握る手も幾分か柔らかくなるのが分かりました。
終わってみれば、僕個人の所感は「楽しかった」
これに尽きる。
久しぶりのライブだったのもそうだけど、もっと根源的な「音楽してるなぁ」にルビ振った「生きてるなぁ」と、ちょっと中二チックなことをヒシヒシと感じました。
上がりっぱなしじゃ生きていけないのが人生、ジェットコースターのように登ったり下ったり。
紆余曲折、自分に真っ直ぐに曲がりくねった人生を歩いていきたい。
MCで言っていた通りPICOは何やらドデカいバンドを始めるそうで今後こっちがどうなるかはちょっとわかりませんが、僕は僕で置いていかれないように色んな事に挑戦しつつ「ストーリーを続けようぜ」と言える相手がPICOだったらそれもいいなぁとゆるゆる思っています。
[PV] SEEDA - Mic Story feat. ILL-BOSSTINO
「心配ねぇ胸張って / 今までより今の俺が一番好きだぜ」
とは言いつつ、GiNkSでの貴重な経験も経て何があるか分からないのが人生と今更知る、だからやりたいことやるやめたいことやめる議論の余地なしお前もだろ~、ということで。
あ、次のライブのお話は頂いているので、今回一回限りってことは多分無いです。
とりあえず自分に依る生き方を目指します。