昨日靴買いました、やっほう。
1996年生まれの若き香港出身のラッパー、Young Queenzが今月YouTubeにアップした新曲聴いていました。
<Young Queenz>
タイトルはずばり「水原希子」
水原希子。
KOHHが自身の適当ぶりを高田純次になぞらえて歌った「JUNJI TAKADA」がまさにそうなように、HIP HOPでは非実問わず有名人の名前を曲名や歌詞に入れることがままあるそうで。
「俺のラップはまるでNBA界のキングことレブロン級だ」と豪語する「Yo Gotti - LeBron James」とか。
そんなHIP HOP特有の慣習に良くも悪くも徐々に順応してきた僕ですら目を引くタイトルなのが今回の「水原希子」。
水原希子 KIKO MIZUHARA / 御宅 - OTAKU MOBB (YoungQueenz)【MV】
動画開始1秒からエヴァの綾波さんを引き連れたアイキャッチを披露。
こういう自由さもたぶんHIP HOP。
彼のインスタの投稿画像を見ましたが水原希子が好きすぎるみたいです。
芸能事情に疎い僕には映画「進撃の巨人」に出ていること以外にあんまり彼女のことを知らないのですが、わざわざ曲タイトルにするぐらいですから海外(アジア)人気も存外に高いのかもしれません。
正直中国のHIP HOP事情は全くといっていいほど知らないので、この曲で初めて触れたレベルです。
かっこいい。
「ASAP ROCKY - L$D」を意識していそうな、曲後半のドラッギーなまどろむ世界観と、そこに挟まれる絶対に許可とってないであろう水原希子本人の映像、それに呼応するような約20秒にも及ぶ「KIKO MIZUHARA」連呼。
なんて書くとシュールですが曲の方も中毒性高くて良い感じです。
「水原希子」以外にも「ポケモン」や「ソニックザヘッジホッグ」など日本のゲーム・アニメ文化の固有名詞を度々ネームドロップしたり1バース目には「人類補完計画」とエヴァ好きをここでもアピール。
詳しい歌詞が気になる。
水原希子大好きですね。
ちなみに、女性誌も後ろの三国志大戦のポスターも日本語だけれど日本で撮影したのかな。
日本のゲーセンですね。
ということはすでに日本の人達ともパイプありそうですね。
コラボ期待してます。
OTAKU MOBBと名乗るクルー(?)を率いているくらいなのでYung Leanのようなタイプのナードラッパーなのでしょうか。
<Yung Lean>
【ヨンリーン】謎のスウェーデン人ラッパー、Yung Leanがヤバすぎて大変なことにw【やり手ww】
http://www.minp-matome.jp/
日本でもpunpeeやtofubeatsは言うに及ばず、他にはニコニコ動画を中心としたネットラップから一般層やヒップシーンの最前線に躍り出た電波少女やJinmenusagi、更にHIP HOP・萌えアニメ・アイドルの三種の神器を内包し2つの血を有するYellow NiggaことCherry Brownを始めとしたナード系に属するラッパーやクリエイター達が目を見張る活躍を見せています。
HIP HOPと、オタクあるいはナード。
一見相容れないようで実はかなり親和性の高い両者を有するハイブリッドなラッパー達がここ数年で一気に市民権を得てきましたね。
昨年「Asian Trap」なる言葉まで生み出すほどに話題を呼んだ日韓共作の曲「It G Ma」で、日本でもにわかに韓国のHIP HOPシーンが注目されるようになったわけですが、今年は中国の方にも耳を向けてみようと個人的に思っています。
曲名が「水原希子」じゃ無かったら絶対クリックしなかったと思うし、完全にしてやられた。
これで中国のHIP HOPシーンももっと話題になったら面白いなぁと思いました。
GiNkS - Number 211
GiNkS LIVE 15.07.24
↓他 MV
GiNkS「alchemistory」SHORT MOVIE
GiNkS - waiting for you (short ver.)
GIMMICK NOISE STORE "MUSIC = MUSIC"
Follow @Tahichi_ib