カナダのロックバンドParabelle | Tahichi from GiNkS Official Blog

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タヒチのブログ。

最近音楽といえばヒップホップの事しか書いてなかったので、たまにはロックの事も。

知ってる人には今更事しか無いですが、僕が好きなので。

今回はカナダのロックバンドParabelle。


<Parabelle>


僕が最も好きなバンドの1つにあげたいぐらい心酔していたEvans Blue、その元ボーカルKevin Matisynを中心に結成されたバンドです。

バンドの始まりはKevinと、Framing HanleyのKenneth Nixonが共にアコースティックライブをやる事になったのがきっかけ。

後にKenneth NixonはFraming Hanleyに集中する為Parabelleを去り、実質的にKevin Matisynのサイドプロジェクトとして当初は活動を始める。


2008年にKevin MatisynがEvans Blueを脱退しバンドが本格始動。

バンドメンバーは割りと流動的で、2015年現在の正式メンバーはKevin Matisyn(Vo.)と、2009年から固定のAaron Burton(Gt.)とKyle Mathis(Gt.)の3人となっている。

ちなみに2013年からはサポートドラマーとして、スクリーモバンドSaosinからAlex Rodriguezが参加している。

<参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Parabelle

他詳しいバンドの推移やリリース情報はhttp://hitchord.com/index.php/artist/parabelle/でチェックするといいと思います。




この手のバンドはポストグランジだったりオルタナティブロックだったりだのと言われて、いきなりの人にはその音楽性が文字列からはいまいち結びつきにくいかもしれません。

オルタナティブロックは広義になるともう僕には何がなにやら。

とりあえずは冷静と情熱の間、激しさと切なさと心強さを奏でるロックみたいなものだと思えば大丈夫だと思います。


2000年代USオルタナ系の代表的バンドの一つBreaking Benjaminを筆頭に10 YearsやTaproot、Redなどが好きな人におすすめのバンドです。


Breaking Benjamin, 10 Years


Taproot, Red



さて、Parabelleの魅力はやはりなんと言ってもKevin Matisyn(Vo.)のその歌声。

文脈的に彼らの先輩にあたるベンジャミンメイナードらともまた違った女々しさ、と言ったら変だけどより女性的なボーカルアプローチと豊かなメロディラインは界隈の似た系統のバンドやハイトーンマッチョ系とも一線を画している。

Parabelle - Kiss the Flag: The Widow




2枚組仕様のデビューアルバムは1枚目はややハードで曲展開もアグレッシブ、2枚目はよりEvans Blueのサウンドを踏襲した作りになっている。


<Parabelle / A Summit Borderline/A Drop Oceanic>

美麗かつダークな音世界、変わらず鬱屈さと艶を合わせもったKevinのボーカル、そして胸に差し迫るフックのカタルシスは「あぁ、きたきたこの感じ」とCDを再生させながら思わず頷きたくなった。

惜しむらくは個人的にEvans Blueの屋台骨と思っているVlad Tanaskovic(Gt.)程のサウンドメーカーがParabelleにはいなかったことぐらい。

初期のEvans Blueにあった「この上モノ1つで1曲いけるでしょ」ぐらい華のある叙情的リードがあれば文句無しに「大丈夫、ボーカルKevinのアルバム」だよと太鼓判を押せる出来だった。

逆に言うとそう重箱の隅をつつくぐらいしかケチの付ける所は無い。

というかその辺は好みの問題だし。



アコースティックアルバムも出したりしていて、これがなかなかすごく良い。


<Parabelle / These Electric Pages Have Been Unplugged>

Parabelle - Us (Walk Away) (Acoustic)


Parabelle - Are You Alarmed? (Acoustic)



もしかしたらEvans Blueを含めてどのアルバムよりも好きかもしれない。

ハードさがグンと抑えられた分、よりボーカルのメロディが際立って耳が幸せどころじゃない。

入門編にもピッタリなんじゃないかなとか思います。








前所属バンドだったEvans Blue脱退はなんとか耳に入ってきたものの、情報弱者な僕はてっきりKevinはもう音楽やらないものだと思っていました。

それが去年のくれに、Parabelleというバンドで活動をしていてなんとコンスタントにアルバムも出していると知った時にはもう。

出す出す詐欺から十余年跨いだDr.Dreのアルバムリリース並に嬉しかったです。


最近は耳がビルボードtop50好きになって、ますます以前に比べてロックを能動的に追いかけることがなかなか無くなったけれど、僕が常にリリースを気にしているバンドの一つが今回粗雑ながら紹介させてもらったParabelleでした。


他のアルバムやおすすめの曲とかはhttp://hitchord.com/index.php/artist/parabelle/さんに丁寧に載っているのでそこからチェックして気に入ったらアルバム買ったりすると、僕が喜ぶしParabelleも喜ぶと思います。




バンドの現在はというと、9月末にキックスターターっぽいクラウドファンディングサイトを立ち上げ、来たるニューアルバム制作のサポート支援を呼びかけてたみたいですけど、無事目標額を達成したそうです。

やったね。

アルバム制作も終盤に入ったみたいです。

http://www.thekillplan.com/








僕が今日見たドル為替が約122円だったから、ざっと470万円くらい集まったということですね、すごい。


Parabelle - Remarkable Lies (HD)


Parabelle - Kill Plan (HD)



期待期待。






ところで、Kevin Matisyn(Vo.)なきEvans Blueがどうなったかというと、ボーカルにマッチョなナイスハゲを迎え入れ、ドラマーの入脱退や喧嘩を繰り返しながらも活動してるみたいです。


<Evans Blue>


EVANS BLUE Erase My Scars | OFFICIAL MUSIC VIDEO


これはこれで好きです。

それとドレッドヘアーのミュージシャンってかっこいいですね。

ドラムのHoward Davis最高やで。


<Howard Davis(2007–2011)>

なのにこんなかっこいいドラマーを手放すなんて...。

バンドのFaceookによると5thアルバム制作に入っているとかいないとか。






今回のブログを書くにあたってエキサイトやヤフーよりもWeblioのほうが長文だと文章崩壊しないことに気付けました。


ちょっとだけ効率的な英文の読み方がわかってきたような気がしました。


これからも時々自分の好きなロックバンドについて書けたら個人的に楽しいのでまたそのうち書きます。







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