乾いた風が吹いている
明日は雨が降るのかどうか
屋内で加湿器を稼働させながら過ごすGW(私には関係ないけれど)
世間では混雑して大変な様子
ケンマソウがパカーンと開く
為替がストンと円高方向に落ちた
「為替介入だ!」という見方もあるようだ
わたしは違うような気がしている、日本は休日だし、値動き的にはなんらおかしさを感じない
逆に日銀政策公表であの値幅が動いたことの方がおかしさを感じる、4月はネタで円安ということだったんだろう
5月もそうであるとは言えない
変化があるのかないのか?それが問題だ
EUR/JPY 日足 (わたしが扱っているので)
USD/JPY 日足
月足だと少し違うんだよね波が
さて、きらやか銀行が公的資金返済に行き詰まっているようだ
”赤字は2期連続で、赤字幅は過去最大。注入された公的資金の返済時期の見直しを求めて国と協議する。経営責任を取り、川越浩司頭取と内田巧一常務が辞任する方針。”
頭取と常務が辞任ですな
昨年度は赤字であったが公的資金200億円の目処は立っていたのに
この記事
頭取のコメントを転載
粉飾決算後に破綻されて、資金回収が不能になって赤字
粉飾決算て基本見抜けないよな?大手監査法人も普通に粉飾見逃しているし
帳簿上の数値をチェックするだけでは絶対に無理、でもそれが銀行のお仕事だ
”去年5月にも公的資金の申請を表明していましたが、夏になって大口融資先の産業用ロボットメーカーの粉飾決算が発覚。
メーカーはことし2月に民事再生法の適用を裁判所に申請し、きらやか銀行は23億円の取り立て遅延・不能のおそれがあると発表。
この影響で昨年度の決算は最終赤字に転落しました。
きらやか銀行の経営について、地元の経済界からは「メインバンクで粉飾が見抜けないのはおかしい」「ほかの金融機関と比べて融資の審査の基準が緩い」などという厳しい声があがっています。
6月13日には融資先の部品商社が弁護士に債務整理を一任したことで融資額のうち回収ができないおそれがある3億8000万円について貸倒引当金を計上すると発表。”
銀行の利益が小さい
これは黒田前日銀総裁が長年実施した「異次元の低金利政策」の影響であることは間違いない
銀行は「企業の破綻リスク」に対する「正当な利息」を得ることができない政策だった
そしてその政策のために銀行から預金者が得る利子もとんでもなく小さくなった
さらに現在の円安進行にも大きく寄与していることも間違いない
ダラダラと緩和を継続して、その影響がしばらくはあり続けるだろう
そんな黒田前日銀総裁が瑞宝大綬章を受章したという報道が流れている
本当にそれでいいんか?
きらやか銀行は公的資金返済について国と協議、返せないものは返せないというIRを出している
転載
じもとHD(きらやか+仙台)全体では780億円残高があるようだ
最近は銀行株が勢いよく買われた傾向があったが、最低限の中身の確認は必要だと思う
日銀が稼げないような政策をとって、現実に行き詰まる銀行が出ている
でもインフレ2%のために緩和を止めることはない
そしてインフレに実質賃金は追いついていない
日銀の長きにわたる政策は正しかったのだろうか?
ただ漫然と緩和をし続けて、ある業界を疲弊させ続けているという側面も現実にある
企業にも個人にも低金利で莫大な借金をさせる政策の未来はどうなるんだろう
何かがおかしい気がしてならない
引き継いだ植田現日銀総裁が後始末に困っているよね、やれることが限られている
修正するとしてもいきなり大胆なことは出来ないことも分かる
低金利のぬるま湯に浸かりすぎて常態化してしまった企業や世間も「このままぬるま湯に浸からせてくれ!なんならもっと心地よい状態にしてくれ」なんて望んでいるかもしれない
さらにこのぬるま湯緩和を正当化する人たちも大勢いる、尤もらしく解説するんだな