今村昌弘著『明智恭介の奔走』読了 | たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

島田荘司先生の大ファンで、本格ミステリ一筋ン十年。
本格ミステリーブックレビュー&山野草&映画
スポーツ&漫画&音楽&日常を綴っております。

            (横浜・馬車道)

      酒とバラの日々』ではないですが、

       「本と映画とのんの日々」ですニヤリ

 

今村昌弘著『明智恭介の奔走』読了いたしました。

短編集は好きだは無いのですが仕方ありません。

明智恭介の周りで起きる事件?や消失等、

5作品からなる『明智恭介の奔走』。

・最初で最後でもない事件

・とある日常の謎について

・泥酔肌着引き裂き事件

・宗教学試験問題漏洩事件

・手紙ばら撒きハイツ事件

 の5作品。

 

・最初で最後でもない事件

 これってアマソンの『エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件(Kindle版)』で読    

 んだやつでした。

 感想は以下にリブログしました。

・とある日常の謎について

 商店街のボロビルが2000万円で売れた。

 駆け巡る噂。

 その真相はほっこりする話でした。

 この作品の中で『五十円玉二十枚の謎』の話が出てくる。

 本家の若竹七海さんの本は未読ですがが、

 若竹さんの話とはもちろん違うと思いますが面白かった。

 まあまあ面白い

 

・泥酔肌着引き裂き事件

 『体育館の殺人』の1本の傘を短編にした様な話。

 明智恭介の恥ずかしい話。

 普通

 

・宗教学試験問題漏洩事件

 事件の発端は里中教授の猫探しの依頼。

 そんな中金庫が破られてその中に入れてあった期末試験の試験問題が盗まれた。

 明智は直ぐ行動を起こした。

 猫と試験問題の喪失事件は思いがけなく意外な形で解決する。

 普通

 

・手紙ばら撒きハイツ事件

 明智恭介。神紅大学理学部1回生はアルバイトで探偵事務所でアルバイトをする。

 明智を知る人はいつもの調子で探偵をするのだろうと思うが、

 正にそうで本格ミステリに出てくるような探偵として考え行動をする。

 事件は『ハイツ徳呂』の管理人からの依頼で、

 住人に不審な手紙が届くので犯人を見つけてほしいと云う依頼だった。

 手紙の中身はモロストーカーそのものの文面であった。

 だがそこから事件はそう単純ではない方向に進展していく。

 これが一番面白かった。

 

個人的には短編集としては普通ですかね。

やはりぼくには短編は好きではないですね。

長編の方が全てにおいて深く描けるのでその分面白いし好きです叫びニヤリ

 

御手洗潔の短編集

・御手洗潔の挨拶

・御手洗潔のダンス

・御手洗潔のメロディ

・最後のディナー

そして、

・江神二郎の洞察

には遠く及ばない。