最初に、この記事は大分端折っておりますので、
将棋ファン以外は判らないと思います。
将棋ファン(ぼくも)が今一番気を揉んでいるのが、
将棋棋士・三浦九段の対局中の将棋ソフト使用疑惑です。
これは真摯にショックで、びっくりポンの出来事でした。
三浦九段は個人的には好きな棋士で、
何年か前に当時の羽生名人に挑戦した時のことが思い浮かぶ。
フィギアの浅田真央さんが1日の練習の時間が9時間と聞いたので、
三浦九段はそれ以上の研究をしないといけない。
と、云って研究をしていたそうで、
エピソードとしてそれを聞き、
凄く感動をした思い出がある。
だから今回の事件も絶対にあり得ない出来事として、
無実だと思っている。
将棋の棋戦では、
対局中に何をしようが何処に行こうが「性善説」により暗黙の了解があった(ようです)
でも、ここ数年のAIの驚異的な進歩で、
将棋ソフトがプロ棋士との対戦で凌駕している状況が出てきた。
疑惑の出る環境が整っていた。
連盟はもっと早くにスマホ等の対局中の持込を禁止すれば防げた事です。
チエスではIBMのディープブルーが1996年に人間に勝っている。
囲碁は今年人工知能「AlphaGo」に敗れた。
さて今回の事件はいろんな情報を読んでいるが、
白黒はつかないと言う意見が多い。
最初にこの話を将棋連盟に持ち込んだ棋士と連盟は数人の棋士と検討をした。
羽生三冠も出席されたようですが、
後日発表された連盟から出されたコメントが、
羽生三冠の真意伝えていなかったので、
羽生三冠は奥様(羽生理恵さん)のツイッターで
「疑わしきは罰せず」との意見を発表された。
この事件は今もまだファンも巻き込んで喧々囂々の模様を呈している。
昨日、将棋・竜王戦第三局のリアル映像を観た。
棋戦の放映はリアルで「ニコ生」「FC2」でやっつている。
連盟も棋譜をリアルでネットで観られる。
昨日は夕飯の後「FC2」で棋戦を観たが、
「FC2」は将棋ソフトを使っての放送だからとても面白い。
昨日の対戦は特に面白かった。
この放送ではアンチ竜王がいっぱいで、
今回一番男を上げた挑戦者・丸山九段への応援メッセージが凄かった。
(もともと、三浦九段が今回の竜王戦の挑戦者でしたが、将棋ソフト使用疑惑が起こり、
丸山九段に変わった)
『丸山九段は、「発端から経緯に至るまで(連盟の対応は)疑問だらけです」とし、一致率を処分の根拠としていることについても触れ「僕はコンピューターに支配される世界なんてまっぴらごめんです」と強い口調で言っていた。』そうです。
この発言が丸山九段の男を上げたようです。
笑い話
丸山九段が一日目の竜王戦のおやつに頼んだもの。
このネーミングに笑った。
その名も「パイパイナッポーアッポーパイ」だそうです。(将棋連盟のブログより)
天童市「ほほえみの宿 滝の湯」のスイーツです。
今回の事件は声をあげた人も、
あげられた人も無傷ではいられないと思いますが、
傷が酷くならずに解決するように祈っております。
人間の将棋はミスをするから面白い
追記
でも、ソフトもまだミスをします。
人間の方が良い手を指す場合も結構あります。
人間は疲れるが機械は疲れない。
これも勝敗の一要因となり得る。