では、ブレンディングいきま~す。
ファイルでシェイピング。
ガリガリガり。
ファイルで大まかにブレンディング。
ジャコジャコジャコ。
バッファーで仕上げ。
シャリシャリシャリ。
(すいません、このあたりの写真は全部撮り忘れました)
できたのはこんな感じです。
一応、あんまり境目が目立たないようにはしました。上からカラージェルなどを塗るときには、多少あっても別に田賀さん気にしてません。なぜならこの場合は補強第一なので、境目がなくなってもそれでチップが薄くなってしまうと折れやすくなってしまうからです。
先程、サイドに少し隙間を残してチップを接着しましたね。でも皮膚にめり込むようになっている部分ですから、トップから見るとそれは分かりません。
また、フリーエッジがない爪ですから、チップのウェルエリアのラインとの間に隙間が生じます。離れ過ぎると強度がなくなりますが、あまり離れ過ぎていなければ問題ありません。
サイドから見た図です。
なるべくハイポイントの段差がないようにしましょうね。
大切なのは、チップの厚みを残すことです。いつもならチップの厚みを残しても、チップの下からファイルを入れ、フロントから見て厚みが気にならないようにファイリングするのですが、今回はそれをすると痛いのでやめておきました。
ストレスポイントの上にのっているチップはなるべく削らず厚みを残すようにすると、サイドから折れにくくなります。
そして本来ならチップのフリーエッジの長さはネイルベッドの3分の1くらいなのですが、今回の目的は、爪が剥がれてハイポニキウムのみになっている部分を保護することですから、指ぎりぎりの長さに整えておきます。
では!
いよいよカルジェルのクリアを塗っていきましょう。
サイドルッキングです。
ジェルは皮膚に付かないようにぎりぎりまで塗ります。こうすることで隙間も埋められ、触っても違和感がありません。逆に隙間を残したままにすると、そこから剥がれやすくなりますから注意しましょう。
さて、長持ちしてくれるといいですね。
またしばらくしたら、経過をお見せいたします。
最初はチップオーバーレイがあまり好きではありませんでした。でも何度も行ううちに、爪を噛む癖が直るお客様が出てきたり、爪の形がきれいになっていったりして、だんだん技術に自信が持てるようになりました。フォームをつけなければいけないスカルプチュアだと、ジェルが流れてしまったり、柔軟性が災いしてかえって噛んでしまったりすることもあったのです。
爪を伸ばす方法はスカルプチュアとチップオーバーレイ、両方あっていいのではと思います。フリーエッジがあればフォームがはめれるからスカルプチュア、フリーエッジがないなら上からかぶせることのできるチップオーバーレイ、という風に。
お客様の爪の状態にあった施術ができることが大切ですよね。