昨日行われた挑決戦では加藤桃子女流四段が伊藤沙恵女流四段を熱戦の末に下し、福間香奈女流王位と五番勝負を戦うことになりました。駒得をして中終盤はリードしていたようですが、伊藤玉をどう寄せるのか、どこに手を付ければ良いのか（素人目には）よく分からない局面が続き、持ち時間もぎりぎりで使い切って、おそらく最後秒読みになった時点では勝ちを確信していたものと思いますが、なかなか勝ち切るというのは大変です。終局後、体調不良でインタビューも感想戦もキャンセルとのことだったので、なおさら気力で頑張ったという感じでしょうか。
五番勝負の日程は以下の通りに発表されました。
第１局 ４月25日（水）徳島県
第２局 ５月９日（木）札幌市
第３局 ５月23日（木）福岡県飯塚市
第４局 ６月12日（水）姫路市
第５局 ６月19日（水）東京将棋会館
主催の三社連合の地方新聞社との関係で毎年開催都市はほぼ同じですし、ウイークデーの対局も恒例のことかと。
福間女流五冠の女流棋戦の対局はそれまで、おそらく白玲A級順位戦だけだと思いますが、次のような日程が決まっています。
3/22、4/8、5/7、6/14、7/1
石本、－、加藤圭、加藤桃、伊藤
来週22日（金）に石本女流二段と5回戦があり、24日（日）は録画放映でしょうがNHK杯の女流棋士出場決定戦を挟み、4月抜け番となった後、5月7日に7回戦となります。これは女流王位戦の第2局の直前となりますが、この日程のまま強行するのでしょうかね？これだけ対局間隔が開いてる状況で、たまたまそうなったとは言え、対局が少ない4月の白玲戦が抜け番で、2か月間かけて行う女流王位戦の第2局を白玲順位戦の2日後に設定しなくても...と、まぁ普通は思うんじゃないかと。また第4戦の6月12日の2日後には白玲A級で再度、福間vs加藤の対局に。両者条件は一緒なので仕方ないとも言えますが、それは挑戦者が加藤桃子さんになったから言えることなので、やっぱりどうかなぁとは思いますが...。
100歩譲って両対局者の対局数が多いので日程調整しきれないというのならやむを得ないかなという気もしますが、春の福間女流五冠は逆に対局数が少ない状況下なので、単にスポンサーが従来の仕来り通りやってるだけなのかなと。お互いにちょっと気を使ってせめて1日ずらそうとか、そういうふうに提案したり段取りできないものですかね？
と、なんだか愚痴ばかりになってしまいましたが、いずれにしても加藤さんが相当気合が入っていると思うので、熱いタイトル戦になることが予想され、初戦が大事かなと。
福間さん
、頑張れ～
