[将棋]福間女流四冠、女流名人戦連勝 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 本日、自身の地元出雲市で行われた女流名人戦第2局にて、挑戦者の福間女流四冠が西山女流名人を下し、早くもタイトル奪還に王手を掛けました。次は1週空いて2月4日、千葉県野田市で第3局が行われます。

 今日は出雲の現地大盤解説会があり、YouTubeでは午後1時半からその様子が中継放送されました。上の写真は午後の大盤解説会にモニターが切り替わる直前の局面ですが、序盤からやや福間さんがリードを奪ったのではないかとされたところです。
 簡単に振り返ると、先手福間さんの初手はこの一択という▲5六歩と指したところから、後手の西山さんが向かい飛車に振り、先手が左銀を5七に進めて相振り飛車戦になると思いきや、▲3六歩~▲6八玉と変形居飛車(袖飛車)となって午前中からいきなり3筋で駒がぶつかる激しい展開となりました。午後に入ってからは終始先手ペースで、途中一番激しい手順に斬り込んで行けば午後3時過ぎの終局もあるのではとの予測もありましたが、なかなかそうはならず。西山さんが手を尽くして粘るも、福間さんが逆転は許さずと丁寧に対応してリードを守り切り。最後は金銀5枚の囲いが誕生し、解説の山崎八段がこれは出雲大社囲いと命名。その後はいよいよ収束へと向かい、131手までとなりました。
  見ている方は、リードを奪ったらそのまま一気とか、どう転んでも逆転の綾が付けられないといった安心した局面に早くなって欲しいと思ってしまいます。そういう意味では午後になってからはずっと落ち着かない感じではありましたが、なんか最近はこういう展開でもきっちりリードを保って逃げ切ることが多いかなと。4年前くらいの対戦だと、中終盤で西山さんにまくられることが多かった気がしますが...。


 初戦に続き今日も福間さんが充実ぶりを示し、タイトル奪還まであと一つ。是非、第3局で決めて欲しいですね。