[将棋]白玲戦第1局の前夜祭に行ってきた | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日書いたように、白玲戦の前夜祭に行ってきました。一言で表すと「コロナが終わったぞ~!」と実感。明日からは両対局者による厳しい戦いが始まる訳ですが、今宵は宴。将棋界のイベントにまたお客さんが沢山戻って来てくれて嬉しい限りというムードが会場に溢れていたので、参加した側の気分で言うと、これって歓迎されてるっぽいよなというオモテナシ感を味わってきました。(もちろん参加費は払ってますけど、お金の問題ではなくウインク

 棋士の方は7,8名、女流棋士の方は20名くらい居たように見受けられました。18時スタートで、19:25くらいにお開きの合図が有り、その後しばらくウダウダしていても良かったかもしれませんが、名残惜しいくらいがちょうどよいと思って、割と早めに抜けて私は帰りました。ちょっぴり残念だったのは、思った通りビュッフェで最高のお料理が沢山並んで、沢山残っていたのですが、流石に料理目当てで元を取りたいのでもう少し食ってニコから帰ります・・・は出来ませんでした。そういう人はいないだろうし。

 

スポンサー、西浦会長の挨拶。鉄板の、清水女流に頼まれ女流棋戦の清麗(今は大成さんに移譲)、白玲を作ったという話あり。それと去年は最終局まで行くとも思わず第7局が将棋会館になってしまったので、今年は金沢を入れて全部外部開催。2か月間の七番勝負は日程が厳しいが可能な限りサポートしたい旨。それと昨年まで前夜祭等が出来なかったが、お客さんを迎え入れることが出来て大変良かったと。

続いて羽生会長の挨拶。お二人が普段直接の会話はできないだろうけど、これだけ戦っていると盤を挟んでお互いを知るというような話をされていました。改めて佐藤前会長のことを思い起こすと、佐藤さんは何かと一つ二つは笑いを取りに来ていましたが爆笑、羽生さんのお話は正攻法でした。

花束贈呈。プレゼンターはヒューリックの社員の方だったとか。この写真では両者、まあまあの表情で撮れたと思いますが(ちょっと暗いので画はやや不鮮明ながら)、この日、里見さんはいつも通り自然体で元気だったかなと。最初マスクして入ってきたので心配しましたが特に何でもなさそうでした。対する西山さんですが、始終沈んだ感じに見えました。もうこれ以上負けられないといった切迫感があるからなのか、大袈裟に言えば内面的に苦しんでいるようにも思えましたが、そう見える時の方が強いかもしれないし、そこは何とも言えません。

 

里見白玲。スポンサーへのお礼とともにお客さんがたくさん来てくれて嬉しいというようなことを。そして明日は力を出し切れるように頑張りたいと。

挑戦者の西山女流三冠。話し方もいつもと同じ感じと言えばその通りですが、物静かな語り口でした。

 お二人は、挨拶が終わって退室。前は、前夜祭でもだいたい対局者の方に一言二言声を掛ける時間があってツーショット写真も撮ったり出来たので、そこは少し負担を軽くしてるのかな?

 

清水常務理事の発声で乾杯。

歓談の時間になって最初の10分くらいは大人しくしていましたが、せっかく来たので会場内を徘徊しました。内山女流初段と和田はな女流1級。お二人ともニコニコして明るくて、とってもチャーミングでした。

19時から、立会人の藤井猛九段、記録の和田女流、大盤解説会の中村太地八段と上田女流四段が壇に上がって明日からの展望やもろもろのお話をされました。途中、太地さんがA級順位戦初勝利をあげたことを藤井猛九段が紹介して会場からお祝いの拍手が。白玲戦が創設され順位戦が出来たことに関し、テンテーから、女流棋戦にて棋力が近い人同士の対局が増えたことで棋力向上につながっているとの指摘。ごもっともという感じで、さすが視点が鋭い。明日からの対局は基本的には相振り飛車で、西山さんは三間飛車、里見さんは中飛車か向かい飛車になるだろうというのが基本線。振り飛車戦なので、立ち合いと大盤解説の役割変更した方がいいんじゃない?というこれまた待ってましたの猛節。

 西山さんの方がちょっと緊張気味かという話でしたが、上田さんが今回はかなり気合が入っているはずと。

明日は(お約束で?)大盤解説会にも顔出しますよ!と。

壇上の仕切りを任された上田女流。トークが始まる前、テーブルに居る時に少し話しかけてみました。昔の箱根の女流名人戦で出た▲5一角の話題に触れたら、あれは自分の対局の中でベスト「次の一手」にしても良いとのこと。あと肇先生が、及川七段と上田さんのキューピット役だと吹聴してましたよと伝えたら、まあまあそうなんだけど、いやいやみたいな...。どういう意味だったんだろう?

タイトル戦の記録係は初めてとのことで、ちょっと緊張気味の和田さん。そう言えば、この前の清麗戦第4局の記録は木村女流1級がやられてましたし、どういう仕組みで決まるんでしょうかね?希望者を募るのでしょうか?何にせよ、若くて将来有望な人が記録係をやるのはいいことだと思います。

プリンス。今日も会場で最初にすれ違った際に、こちらからは「今日は」と普通に挨拶しただけなのに、なんだか少しは顔を覚えてもらっているようで、「どうもお久しぶりです」というように返してくれるところは本当に流石なんだよなぁ。

本日のお土産の扇子です。里見さんの「心」は好きな文字の一つだと思います。西山さんの「静」。実のお姉さんの名前にも使われている字ですが、今日の西山さんの様子を振り返ると、このやや細い筆跡で書かれたまさに静を体現していたのかと。具体的にはどういう意味合いを込めているのか?じっくり、冷静にというニュアンスか?

 

あと今日は理事に戻った片上七段とも、昔二枚落ちで教わりましたとか、中1日の対局ってどうなんですか?とか、なんか突然駒テラスとかって出来ましたよね...などのお話を。それから西尾七段とは帰り間際に1,2分。相振り飛車で先後の優劣はあるかとお聞きし、基本的には無いとのことでした。

 

1時間半は、あっという間でした。家に着いてからさっさと書けば良いものを、いったん眠ってしまったためアップするのが遅くなり...。で、とっても楽しかったのですが、大事なことは明日、里見さん雷が勝ちますように将棋しっぽフリフリ!!