シカゴ旅行記:移動交通編 | 福間香奈さんを応援するブログ!

福間香奈さんを応援するブログ!

女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 約1週間前のアメリカ滞在中に1本ブログを上げましたが、その続編です。シカゴ旅行の参考にここのブログを読む人は少ないかもしれないし、シャンバーグ(Schuamburg)へ行く人となると相当珍しいと思いますが現地で日本人(の若い夫婦)を見かけたりしましたので...。外国に行くときは、飛行機+タクシーが移動の基本で、あとどれだけ電車や地下鉄が使えるか?バスはかなり難しいかな?徒歩圏内(Walking distance)って地図上でどのあたりまで?なんてことを出国前に調べたりするかと思いますが、そんなことを振り返ってみることに。

 

Ⅰ.マップ俯瞰(シカゴ、シャンバーグ、オヘア空港)

 今回ざっくりとはシカゴに行ったと言ってますが、実際に仕事したのは左上のピンクで囲ったシャンバーグという街中のホテルでした。シャンバーグが市なのか村なのかよく分かりませんが、住所はイリノイ州シャンバーグとなりシカゴそのものではない。シカゴは右端の赤丸で囲った部分です。中央のクリーム色で塗った部分がシカゴのオヘア(O'hare)国際空港。空港からシカゴへの青で描いた線はCTA(Chicago Transit Authority)が運営する短距離鉄道で、シカゴ付近では地下鉄になるそうです。シカゴを中心に、その他にも放射状にいくつかの路線が広がっており、値段も安心価格だと思います。

 空港からシャンバーグへは道なりで10~15km。シカゴから左上に抜けていく黄色の線はMetraという鉄道(の路線の一つ)で、緑の小さい楕円でプロットした所がアーリントン・パーク駅。そこからピンクの矢印の先が宿泊したホテルの所在地でしたが、直線距離で約4km、歩行すると道なりで6kmとなるので、到着した日は空港からホテルまでタクシーを使いました。感覚的には5,6千円かなと思いつつ、ホテルを予約したbooking.comの情報では空港からのタクシー料金は割引価格で79$(140円/$レートだと約1万1千円)と書いてあったものの、そんなに高いのか?と半信半疑の状態でした。

 結論から言うと、到着時の空港→ホテルのタクシー代は79$、帰国時のホテル→空港のタクシー代は40$弱。加えて、どちらも運転手からチップをくれと要求されたのでもう少し払いました。行きはボラれた可能性が高いですが、空港タクシーは正規の列の車なので、旅行客の足元を見て割高ということもありそう。ただメーターの数字が40$くらいだったのにエクストラチャージだとか言ってたので、結局はボラれたのかなぁ?帰りのタクシーは、ホテルの人が電話を掛けてはくれたんですが、自分で話してくれとのことで、それはそれで冷たいというか緊張して嫌なんですけど、向こうもまぁまぁ心得たもので旅行者相手にイージー・イングリッシュで話してくれました。American Taxiという会社でした。そのオペレーターさんが、派遣する車の番号とか想定運賃とかを教えてくれたので、会社として運転手が客にふっかけさせない仕組みにしている様子でした。

 

 シャンバーグの拡大地図。紺の丸が私の泊まったホテルで、黄緑の丸が学会と会議が行われたホテル。さらに下の方にモールがあって、これは道なりで2km弱なので、30分弱で歩いて行きました。このモールの中にMacy'sがあり、この少し左にHooter'sがあり(前のブログに記載)。モールとルネッサンス…間は無料シャトルバスが走っていて、モールからの帰りは流石に疲れたので乗って帰ろうかと10分ほど待ってましたが、なかなか来ないので面倒になってエイもういいやと諦めて2,3分歩き出したらバスが来るというタイミングの悪さでした。ショッピングはさておき、宿泊ホテルと会議場となったホテル間は目と鼻の先ですが、これを歩いていくとどうなるか・・・?

 

 これも渡米前にGoogleマップの地上写真でさんざんシミュレーションをしていたのですが、いわゆる歩道っぽいところだけを歩くと、黄色の軌跡となってちょっとウネウネと遠回り。ちなみに朱色の★はガチョウの写真を撮った場所。さて、この両ホテル間を何度か往復してる内に青色の線の最短コースが分かりました。水色の丸で囲った部分は芝生を横断することになり、若干バツは悪いのですが、「芝生入るな!」みたいな雰囲気でもなかったし、そもそもそういう人も少ないんだろうけど...。

先に書いた水色の丸で囲った芝生の辺りを、突破した後に振り返って撮った1枚。

 

Ⅱ.ホテル~シカゴ・ダウンタウン、Metra鉄道の旅

 行きの空港~ホテルのタクシー代が1万円を超えてしまいゲンナリ(会社持ちだけど...)。5日(土)にシカゴ散策を計画し、最初は空港までタクシーを使い、そこからCTAに乗ってシカゴに出ようと思いましたが、自腹でこのタクシー代はちょっとどうかな?と思い、ホテルからアーリントン・パーク駅に移動して、そこからMetra鉄道に乗る方針としました。1時間に1本くらいしか走っていないことは日本を出る前に時刻表をダウンロードして知ってました(現地でスマホで落としても問題ないでしょうが)。シカゴまでは約50分、途中の駅を止まらない急行だと35分ほどで、運賃は6$くらい。

 ホテル~アーリントン・パーク駅間を行きも帰りも歩くと、これは流石に疲れるかなぁと思って、行きはホテルからタクシー(American Taxi)を予約しました。この時に、フロントの人に依頼すると、電話は掛けてあげるけど自分で話してくれとか、冷たいなぁと。(トラブルになった時に間に入って責任を負わないためかと思いますが、外国人にはきついよなぁ。) ただ、これで練習になったので、次の日に空港までのタクシーを依頼する時は、同じ会社に同じ要領で話ができたので焦らずに済みました。ちなみに、この日に来た運転手さんも、次の日に空港まで送ってくれた運転手さんも同じ人(痩せた黒人で優しい初老のおじいちゃん)でした。アーリントン・パーク駅までの料金は10$くらいで、5$チップを渡したら、お金もっとくれたらもっと嬉しい、みたいなことを言われたので、あと3$追加しました。

 

これがアーリントン・パーク駅です。たしか午前9時過ぎで、電車が来るまで20分以上あったとはいえ、完全な無人駅。

 

プラットホームの反対端まで歩いていくと駅舎がありました。ちなみに踏切とかはありません。1時間に1本くらいしか走らないから、電車が来たら線路に入るなという了解だけで成り立っているようです。

 

駅舎のガラス越しにチケット売り場が見えましたが、電車の運行が始まっているのに駅舎はcloseしたまま。たぶん、一日中無人駅だと思われます。

で、これも渡米前から一応把握はしていましたが、駅で切符が買えなくても電車の中で5$余計に払えば、切符は買えると。ですから、自分の場合は空港に着いた日とかに(空港で)買っておかないといけなかったのですが、そこまで計画してないし。それにボッタくり1万円タクシーのことを考えると5$の手数料は安いもんだって感じだし...。

アーリントン・パークの競馬場は、オグリキャップ参戦計画があったりした場所ですが、現在は閉鎖されて撤去工事中でした。後ろの写真はメインスタンドかなぁ?”Welcome to Arlington”の看板が切ないです。ダービースタリオンのゲームの中に存在するので、日本人で知っている人が多いそうです。競馬が行われていた時は、駅員さんも居たりしたのかなぁと想像します。

 

電車が来ました。この駅からの乗客は自分を含めて5人くらいだったか。

2階建ての車両です。2階席から1階が見える構造。ちなみに車掌さんは1階を歩いてました。車掌さんに切符を買いたいと言ったら、後で行くからいいよみたいに言われ、とうとうシカゴ駅に到着してしまったので、お金を払おうとこちらから話しかけたら、”Don't worry!”と言われました。外国の旅行客にはサービスするよって、そんな感じでしたかね。車掌さんの性格やその時の気分によるのかもしれませんが...。(最初から無賃乗車を狙っていると罰金取られる可能性もあると思うので、そこは要注意かと。)

 

2階席の窓は黄緑色のスモークガラスで、外の景色が鮮明には見えませんでしたが、街並みは味がある。

ほぼシカゴに到着。車内で近くのアメリカ人が会話していたので気づきましたが、シカゴ・トリビューン(新聞社)のビル。

 

Ⅲ.シカゴ到着以後

シカゴは大火事があって、その後有名な建築家が沢山入って街を再建したので、ビル街そのものが観光名所とのこと。

こんなガラスっぽいシルバーの多面体?ビルもありました。私は、その後、そんなにガッツリとビルを見て回るでなく、Macy'sに行ってお土産用にシカゴ名物のFRANGOのミントチョコを買い、シカゴ美術館へ行って、延べ5時間くらい滞在してホテルに戻りました。この日は小雨だったのと、ロラパルーザという結構大きな音楽祭があったようで街が雑然としていたこともあり、あと正直に言えばやっぱり疲れたので、自然博物館のティラノは諦めました。ただ、シカゴ美術館がヤバかったので、それでほぼ満足しました(次のブログに)。

 

ということで、夕方16時頃にアーリントン・パーク駅に帰ってきました。

 

さらば、アーリントン。

 さて、午前中に駅に送ってもらった時にAmerican Taxiの電話番号でも聞いておけば別だったかもしれませんが、駅の周囲には駐車場しかない。残された駅からの交通手段は、ヒッチハイク(一緒に電車から降りた人狙い?)か徒歩しかない。お土産とかでバッグの重さは2kgくらいはあったと思いますが、雨も小雨か止んだかぐらいで、一応最初の計画通り歩いてホテルまで帰ることにしました。たぶん1時間20分くらいなので、人によるけど私の場合は十分徒歩圏内ではある。途中、地元のスーパーマーケットで買い物したり寄り道したので、最終的には2時間以上かかったけど。

 

帰り道で、いかにもアメリカの住宅街ってこんな感じだよなぁ(と勝手に思っているのですが...)。

前庭も広いし、家の裏にはバックヤードもあるし。

 

Ⅳ.空港編(おまけ)

 最後、これはおまけでオヘア空港で撮った写真です。行く前に聞いていましたが、恐竜の骨の巨大レプリカがあるとか。現地の人は見慣れているのか、あんまり撮影スポットだみたいな盛り上がりはありませんでした。第3ターミナルでしたが、United(ANAシェア便?)だったりして、たぶんですがターミナルが国際便よりアメリカ国内便の方が多いので、初めて見る人が少ないのかなぁという感じはありました。それと、恐竜の骨よりもっと大事なことですが、オヘア空港には大型免税店がほとんどない!ここで日本帰国前、最後のショッピングをと張り切っていると空振り三振します。定番のシカゴ土産とかも、キーホルダーとTシャツくらいが関の山。繰り返しますが、ここでショッピングは期待ゼロなので観光旅行で行く人は要注意です。