[将棋]女流Abemaトーナメント~来週はNHK杯女流棋士出場決定戦 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 3日前の18日(土)に放映された女流Abemaトーナメントで、チーム里見はチーム加藤に3勝5敗で敗れてしまいました。結果は残念ですが、19時放送開始~24時頃まで最後の最後まで手に汗握る熱戦を楽しみました。
 収録がいつなのか分かりませんが、敵チーム大将の加藤桃子女流三段が個人としても絶好調でしたし、チーム全体の結束力も高かったように見えました。

 チーム里見は前回と同じチーム構成で、もはや家族。胸に付けている刺繍のブローチ?は、里見さんのお母様が作ったものだそうです。
 初戦、咲紀さんが中村真梨花女流三段に快勝。中村さんの方が格上なのでしょうが、初出場ということもあって駒を持つ手が震えていました。中村さんは(たぶん)めちゃくちゃ性格良い人のように思われますが、こういう度胸がものを言うような場面ではその真面目な性格がややマイナスになるのかなと。チーム戦としては、まずは大きな1勝。皮算用はいけませんが、お姉さんの香奈さんが3勝、咲紀さんと清水先生が1勝ずつというのがこのチームが勝つ星勘定のベースになりそうなので...。
 
 第2戦がいきなり大将戦となりました。この日の8局のなかでもやはり一番緊迫した勝負だったと思います。里見さんに序盤見落としがあったそうで、中終盤しのいで逆転を狙いましたがこの日の加藤さんは強過ぎました。それにしても先手番で四間飛車を採用。勝つために中飛車以外を選択するというのは、相手の読みを外す意図があったと思いますが...。勝つために自分の得意戦法である中飛車を使わないというのは、たぶん公式戦では無い発想で、フィッシャールールの超短時間対局で意表を突くといったゲーム要素的な部分があるのかなと。

 

 (ちょっと変な表情の写真になってしまいましたが)第5戦で、中盤辺りで不利になった清水女流七段が対戦相手の渡部愛女流三段のミスを見逃さずに、綺麗な背負い投げ一本という鮮やかな逆転勝ち。続く第6戦も里見さんが勝って対戦成績は3勝3敗の五分となりましたが、チーム里見は大将の香奈さんの登場があと1回になっているのに対し、加藤さんはあと2回出場機会を残しており、咲紀さんか清水さんのどちらかがもう1勝しないといけない状況。
 
 この日のハイライトは第8局のこの場面でした。解説の高見七段曰く、現局面は先手優勢で、ここは攻める一手で、後手の伸ばしてきた△4六歩を受ける▲4八歩は手が延びないので指してはいけないとのこと...でしたが、咲紀さんはその一手を選んでしまいました。(この理屈がなかなか理解できませんでしたが、▲4八歩と打っても、△4七歩成と成り捨てられ、▲同歩なら△4八歩が痛いと。家のソフトによると評価値は現局面で+2000くらいだったのが、▲4八歩でほぼ互角に。)その後は渡部さんのペースとなってしまいました。
 本局でも咲紀さんは中盤まで好調な展開。対する渡部さんは若干硬さがあったようで、ここを落として最終局の大将決戦に持ち込まれると結果がどうなるか分からないところでしたし。それと、これは邪推かもしれませんが第6戦で中村真梨花さんが王手放置の反則負けをしてしまい(ご自身の2戦目は勝ったものの一日ずっと相当緊張が続いていたのかと)、チームが負けて真梨花さんの傷を深めるようなことがあってはならないと、そういう気持ちだったかもしれません。
 
 戦い終わったあとの6人、全員最低1勝は上げましたし、それぞれに持ち味を出されたのではないでしょうか?
 なんのシーンだったか忘れましたが、清水先生もノリノリで終始仲の良い3人でした。

 

 

 

 

 

 今週末の3/25はチーム伊藤vsチーム加藤の決勝戦となりましたが、どちらが優勝するのか?楽しみです。

 

 

 

 話は変わって、来週3月26日(日)にはNHK杯出場女流棋士決定戦があります。写真構成を見るとタイトル保持者(対局当時)による変則トーナメントで、西山女流三冠と伊藤女流三段が先に戦って勝った方が里見女流五冠と戦うものと思われます。西山さんも伊藤さんも強敵ですが、里見さん雷、頑張れ~将棋しっぽフリフリ!! 放送は午前10:30~です。

 

(※22時頃追記:お昼に書いた文章にいくつか間違いがありましたので訂正しました。まだ残ってるかもしれませんが...。)