[将棋]第2回女流Abemaトーナメントの結末ほか | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨晩は第2回女流Abemaトーナメント団体戦の決勝があり、前評判を覆してチーム加藤が5勝4敗のスリリングな戦いの末、チーム西山を破り見事に優勝しました。

 出だしで、チーム西山の上田女流四段が香川女流四段、野原女流初段と撃破して2連勝。第3局が大将同士の一騎打ちで西山女流三冠対加藤清麗(放映時点では女流三段)。ここで、西山さんが勝てばほぼ勝負は決まりで、予選の時も5勝2敗とかなり一方的だったので、盛り上がらない決勝戦になるかというギリギリのところ、加藤さんが踏みとどまり流れを変えました。対局直前のインタビューで加藤さんが「怒り」をぶつけるとのコメント。何に対しての怒りなのかは言葉では表現が難しいですが、切羽詰まった状況でやるしかないみたいな気合が伝わってきました。変な例えですが、昔の新日本プロレスで、猪木が試合前にチームの藤波にビンタして喝を入れたのとなんか似たようなものを感じたのは僕だけか?一方の西山さんは、予選を含めて若干勝ちすぎているのかという自己不安が出てしまったのかも。

 

 監督の渡辺名人は映像で見える範囲では、作戦室でも壁に寄りかかって物憂げそうな態度でぞんざいな口っぷりでしたが、ツイッターとかいろいろな状況からして、それは照れ隠し?結構、準備段階を含めてアドバイスしたりしていたのかなぁと思われます。また、今回のフィッシャー戦だけでなく、その後の清麗戦の最終局の勝利に、加藤さん自身の頑張りが前提とは言え、やっぱりなんかあったのかなと。それは清麗戦後のインタビューで加藤さん自身が言葉を濁しながら言われてたりしてましたし、心構えなのか、作戦の立て方なのか、局面の考え方・・・。具体的にはどういうアドバイスがどのように作用するかは分かりませんが、少なからずプラスの要素はあったのかなと。それと、Abemaでの優勝の勢いを(それは自分たちで作り上げたものですが)上手く持ち込んだのかなと。そういう意味では、第3局の西山戦に勝ったのは、加藤さん自身にとっても、いろんな意味で大きかったのかもしれないですね。

 

 

 加藤清麗と西山初代白玲の就位式が先週立て続けに行われました。