[将棋]竜王戦第3局 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 大熱戦でしたが、最後の最後に大逆転で豊島竜王が勝ち、対戦成績を2勝1敗としました。

 2日制の将棋で延々と形勢不明、あるいは難しいという局面が続き、最後の1分将棋にもつれ込んでの勝敗決着は非情ですが、そこが見ている人も含めてスリルのあるところかと。ただ推しの棋士が敗れると、長い長い時間をかけての戦いの末の敗北になるので辛いのはありますね。負けた当の本人が一番辛いとしても、プロ棋士は百戦錬磨というのか勝ちの喜びも負けの辛さも味わい尽くし、感情コントロールの面でも通常の人を超えた耐性があるのかもしれませんが。(要するにファンの人の方が辛さに対する耐性がないのかも...。)

 夕方18時頃から、囲碁将棋チャンネルで見ていました。豊島竜王が少しずつ優勢になるのかどうか、羽生九段が持ち直すのかという展開だったようです。その後、ABMEAの方を見始めましたが、だんだん形勢が反転し、羽生九段が優勢から勝勢くらいに変わっていったのではないかとのこと。その途中で、解説の藤井九段が、(自分は)最近は年齢も行ってるので1分将棋では勝てる気がしない。羽生さんは、その辺うまくて2分残すんだ、なんていう話をしていたのですが・・・。豊島竜王も細い攻めを続け、切れるのかどうかとうところで、最後、いったん攻める手順を諦め、4七歩成としてから一転して自陣に手を入れる4二歩。ここで羽生九段に突然というのか攻めのターンが渡されたのですが、既に1分将棋に突入する中で相手に銀を渡し、再度、最終盤で速度が再逆転してしまったとのことでした。本局では、持ち時間を最後2分残していたのは豊島竜王の方でした。

 羽生九段は途中、勝利を確信する予兆で駒を持つ手が震えていましたが、豊島竜王も諦めずに追い込んでの逆転勝ち。羽生九段が投了して一礼した後も、豊島竜王は長々と深くお辞儀をしたままでした。羽生九段は、この竜王戦でタイトル獲得100期の偉業達成がかかっており、世論的にはどちらかというと羽生九段を応援する声が多いのかも。私は、どちらかというと豊島竜王の初防衛する姿を見たいと思っているのですが…。今日は大きな一番であったかもしれませんが、まだまだタイトルの行方は分からない気がします。