今日は18時から伊藤沙恵女流三段対室田女流二段、20時からは里見女流四冠対中村真梨花女流三段の2局の放送がありました。どちらも順当勝ちと言っていいんじゃないかと思いますが、それぞれ、伊藤さんと里見さんが勝ちました。まだ先のことは分かりませんが、おそらくこの両者が決勝で激突するのではないかと予想されます。来週9/5から準決勝の放送が始まりますが、たぶん既に収録済ではないかと・・・。
私事ですが、今日の日中は実家に帰って荷物整理の用事があり、家に帰ってきたら既に中盤戦まで進んでいました。相振り飛車戦で、この対局の解説は所司七段でした。先手の室田さんが上手く指していたようにも見えましたが、伊藤さんが飛車を切って、その後は馬を切ってと力づくで無理やり攻めを繋げてしまったような感じも。室田さんも二枚角で後手の壁銀の泣き所を突くような布陣を組みましたが、最後はうまく伊藤さんにいなされてしまったようです。
緩急自在。一枚上手というところでしたが、早指し戦でもあり少し乱暴な感じもしました？（棋譜が出たらソフト使って確認してみたいです・・・。追記：形勢は僅差で逆転逆転の大接戦だったようで、112△６五桂が一発入って勝負あり。その直前までは互角だったらしいです。） 伊藤さん、見た目はかわいいけど、おっかないなぁ。
20時からは里見さん登場。対局日が7/9ということですが、清麗戦の第2局が7/10でしたから、その前日だったんですね！大阪から東京に出てきて連戦はちょうどいいってこと？事務的にはそうでしょうが、ちょっときついなぁ。でも、いったん大阪に帰ってまた出てきてとかになれば移動が増えて余計に大変かもしれないので、そこのところは微妙ですね。
こちらの解説/聞き手は田村七段と本田女流三段でした。さすが親方、でかいです。
こちらの対局も相振り飛車でした。中盤戦に入ってからは、ずっと中村さんが攻め続け、里見さんが受ける展開に。攻めが繋がるか、受け切るかという戦いになりました。
見ていて受けているのは、一つ間違えたら持ってかれるんじゃないかという恐さがありますが、里見さんは堂々と落ち着いたものでした。次第に中村さんの攻めが細くなり駒損が拡大し、里見さんが最後まで面倒を見て受け切って投了させる（いわゆる友達を失くす）展開もあったのかもしれませんが、そこまではやらずに2枚飛車で美濃囲いを横から攻めてぴったり詰ませてしまいました。
お相撲でぶつかり稽古とかありますが、まさにあんな感じで中村さんがドンとぶつかり、手を変え品を変え攻め込みましたが、完全に受け止められ最後は土俵に転がされてしまいました。感想戦とかの放送がなかったので、その後どうなったのかは不明ですが、終局後しばらくは両者まったく声を出さず。特に中村さんのほうは茫然自失というか、里見さん、やっぱりちょっと怖い感じなんですよね。まぁ、物理的にではないけれど、人を斬ってさあどうだってことだから、当然ではあるんですけど。
次局に向けてのインタビュー。
最後の最後、この後、「次も頑張ります」と言うところでは、ちょっとだけ頬が緩んでたかな？
