いやぁ、これ書いていいのかどうか悩みますが、ご自身（古田龍生奨励会三段）がYouTubeで上げている話なので秘密ではありません・・・。三段リーガーといったら、実力はほぼプロ棋士レベルだと思いますが、水匠Uという駒落ち用にチューンナップされたソフトに二枚落ち下手で負けてしまいました・・・
。ちなみに水匠自体はこのGW中に行われた世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝した強豪ソフト。ただ、そちらは（というか普通ソフトは）平手でベストパフォーマンスを出すことを念頭に作られているはずなので、駒落ちで強い弱いはまた別のチューニングがいるようです。（中終盤は変えようがなさそうなので、たぶん序中盤の構想？駒配置の作り方(学習の仕方)とかじゃないかと思われますが・・・）。GW前にも水匠Uは将棋倶楽部24で流していたようで、角落ちで勝った人がいると、それはそれで逆の意味で衝撃ですが、将棋ライターの松本氏がいろいろ詳しく記事を書かれたりしています。
古田さんが、YouTubeを始められたのは、現在のコロナウイルスの影響による経済的な理由と、三段リーグ自体が延期状態で時間はあるからという感じでしょうか。そういう意味では応援してあげたくなります。（というか、お気持ち程度でも、なんかせにゃならんな
）
YouTube動画用にトークを入れながら、一手30秒の早指しなので、集中して読みを入れて戦った訳ではないでしょうけど、いくらソフト相手とは言え警戒しすぎのようにも見えました。その割には（大変失礼かつ僭越ながら）手が軽い感じで、二枚落ちの駒得状態を膨らませてじっくり指していたらと、普段、僕らが上手の人から教わるようなこと(;^ω^)が、今回の対局では起きていたかも。警戒はしていたけど軽く手を出したら噛まれちゃったって感じでしょうか？腰を据えて本気出せば流石に三段リーガーが勝つものと思いますが・・・。むしろ、そうであって欲しいと思います。
dolphin＋評価関数orqha1018、（うちのボロPCで）一手10秒でざくっと解析。ご本人が動画の中で言われていたように、72▲３二金で優位を吐き出し、90▲４六飛で（やむなくでしたが）飛車取られちゃったあたりでマイナスになったようです。形勢グラフでは上限部分が切れてますが、中盤で3000点を超えており、あともう一押しで潰せる手前くらい（ちなみに初期状態は約2200点）だったのが、70手辺りでは1700点位まで下がってきていましたから、ちょこちょこと小さい損を重ねてしまった感じですか？
これ、続編（リベンジ）があると思いますので、めちゃくちゃ楽しみにしています。
(※追記：事後承諾ですが御本人にブログ掲載許可いただきました。)
（※※追記5月8日：水匠Uが公開されたので、早速ダウンロードして上記と同条件で棋譜解析したところ、最初の数手は定跡でそこから外れた初期値で下手リードは1600点と辛めで、一度も2000点を超えることありませんでした。水匠Uはそれだけ自信ありって感じでしょうか。）
