昨日は終局間際からニコ生で見ていましたが、凄かったですね。私は正直なところ、どちらかと言えば豊島名人よりで応援していましたが、最後はどちらでもいいといったら表現が不適当かもしれませんが、木村九段のタイトル奪取の歴史的瞬間を見ていようと思ってました。(家に帰ってから続きを書く予定…)
－－－－以下↓9/28追記－－－－
タイトル戦決着局の終局間際は何とも言えない空気になりますね。当日ニコ生解説の中村太地七段も（終局後の大盤解説会では）敗者に気遣ってほしいと、意外な一言でも結構傷つくことがあると言われていました。そういう意味で敗れた豊島名人は雰囲気的には完全アウェイの波に飲み込まれた形に...。先の王将リーグでのインタビューとも合わせて察するに、最後は投げるに投げられない、そんな感じには見えました。それでも最後、飛車合い以外は詰むってプロの勝負は紙一重なんですね。負けた方は当然悔しいと思うのですが、あんまり感情がないと言ったら変ですが、じっと悔しさを押し殺して淡々と振る舞っているように、だんだんそうなってくるものなのか、豊島さんに限らずですがプロ棋士のそういう姿に惹かれます。豊島さんは特に普段から大人しい感じなので、なおさらかもしれませんが。
勝った木村新王位もインタビューでは淡々と答えてましたが、ご家族のことを聞かれた時に感極まってましたね。既にもうありとあらゆることが？報じられているので、にわかファンの私が付け加えることとかは無いのですが、個人的な体験と無理矢理？こじつけると、生まれて初めて現地に見に行った大盤解説会が陣屋で行われた3年前の王位戦第6局の羽生vs木村戦でした。その時は3勝2敗でタイトルに王手を掛けた状態ながら負けてしまいました。この話には若干続きがあって、去年の叡王戦第3局のニコ生で解説が木村新王位、聞き手が里見女流六冠という組み合わせで、その時に私が送った質問メールを取り上げてもらえました。質問内容は、その陣屋に見に行った時のエピソードも盛り込みつつ、（金井さんから見て）0勝2敗の状況ではどんなことを考えるべきでしょうかというようなことでした。木村新王位の回答は特別変わったことをしても・・・だったか。今回も0勝2敗になったときは豊島さんの防衛かなとか勝手に想像していましたが、1局1局の積み重ねなんですね。先のインタビューでもどの一局でも簡単に負けてはいけないというようなことを言われていたかと。見ているファンの人に申し訳ないという感覚も含みつつかもしれませんが、負けるにしてもそこでのひと踏ん張りが次へとつながっていくのでしょうか。
早いもので、そろそろ9月も終わり、来週の土曜日10月5日には第41期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負第1局が始まります。生放送があるので、テレビの前でガチ見で応援するぞ～！
里見さん必勝祈願
