本日、無事退院しました。今回は心筋梗塞での入院で、血管にまつわる病気はまさにサイレントキラーとのことで、少し反省をしてみることに。先のことは分からないけど、普通にやって80歳くらいまでは生きていたいかなと。
・ここ10年くらだか、基本的には太り過ぎが原因で中性脂肪が高い
・(悪性)コレステロールも高め
・血圧は上が常に130越え
・太ったのは30代で結婚してから2年間の内に+15kg、その後はほぼ横ばい
・昔はよくジョギングをしていたが、30歳くらいで膝を怪我をしてから長距離を走れなくなった
・結婚して子供が出来た後は、スポーツなどやらずに無趣味になった
・加齢、喫煙、早食い
そんなこんなで、血の流れは良くない状態がたぶん続いていたのに、それを直視せずに適当に考えていた。今にして思えば(知っていればですが)、数分と短時間ながら背中痛などの前兆があった。おそらく狭心症の範疇に既に入っていたことに気づいてなかった。
退院にあたり、病院からは、野菜から食べる、塩分控えめ、ゆっくり食べる、糖分控え目、肉より魚などの食事の注意を受ける。それと、やっぱり可能なら煙草を止めなさいと。
誰も関心が無いかもしれないけど、私のこれまでの喫煙/禁煙状況のおさらいを。
・生まれて初めて煙草を口にしたのは、大学1年の時に高校時代の同級生から勧められ。ふかしてみたが上手いとは思わず。ひとのせいにしてもキリが無いけど、最初に吸わせた奴は罪が深い。大人になれば誰でも吸うし、いきがって高校生(なかには小中学生?)くらいでかっこつけてタバコ吸うなんて時代だったかもしれませんが。
・大学の途中から普通に煙草を吸うようになっていたので、特にいつからという記憶は有りませんが、ざっくりで言えば二十歳から喫煙ライフ開始。
・大学の2年か3年の時、選択科目で受けた西洋建築(の歴史だったか)の教授が変わっていて、授業内容はもう忘れましたが、いろんなネタ話を突っ込んできた。その中で、無意識かどうかインプットされた気がしますが、その先生は10年おきに喫煙/禁煙のサイクルを繰り返したと。。順番は忘れましたが、20代:喫煙、30代:禁煙、40代:喫煙、50代:禁煙で60になったら、また喫煙開始するとか言ってたような・・・。
・上の先生の言葉をそんな後生大事に覚えていても仕方なかんべとは思うものの、何故か記憶に定着した。それで自分も30くらいになって、ほぼ10年喫煙したし、止めようかと。その頃、電車の駅のホームで喫煙できなくなったり、なんだか少し不便になり始めたころ。あと姉のところの姪と遊んだりしてタバコはあんま良くないよね、と自分自身で止めたい気持ちが、止められないという不安というか誘惑に打ち克った。その時、禁煙の山場は最初の24時間でとにかく一日我慢できれば禁煙は可能ということ。ただ自分で止めたいと思っていなければ無理ですが。最終的に止める決意を確実にしたのは街中でたまたま見かけた浮浪者のような格好の老婆がすぱすぱとタバコの煙まみれになっていて、あんな人間になりたいのか?という強烈な負のイメージを植え付けられたから。その方も、自分がそんな役回りを果たしたとは思いもしなかったでしょうが、ある意味、私の恩人にはなった訳です。
・その後、飲みに行ったりして、たまにひとから煙草をもらったりして、厳密に言えば100%禁煙では有りませんでしたが、3か月、半年と禁煙ライフが続くと、たまに吸っても翌日には残らない、すなわち生活習慣からタバコが消えた状態になっていたので。禁煙直後に喫茶店なんかに行くと、手持無沙汰というのはありました。それでも慣れでなんともなくなったような気がします。
・40歳の頃、仕事で頻繁に中国に行くようになりました。年間120日前後の出張生活が3~4年続いたので、その見返りとして片言の中国語は覚えました。10年以上前ですが、中国では仕事の打ち合わせの場とか、昼食、宴会の席など、歓迎の意を表するために煙草を振る舞うという習慣がありました。今でもある?中国もその辺の道端でポイ捨てとかマナーに関して厳しくなっているかもしれませんが。。それで、そういう機会が沢山あったのですが、なんとなく断るのも面倒だし(本当に嫌なら断っても良い。酒と同じで中途半端はだめ)、もらってふかしてみたいなことをやってました。それが何か月も続きましたが、日本に帰ってくればタバコのタの字もない生活に普通に戻れたという。ところが、ある出張の時、やたらとストレスの溜まることが多く、ついつい中国現地で自分で煙草を一箱買ってしまいました。そこからは、もう歯止めが利かなくなり、例の建築の先生の話とも奇妙に一致するとこともあり、まぁ仕方ないかという感じで喫煙ライフに戻ってしまったのです。
・日本に居る時も、当時は娘たちが、幼稚園か小学校の低学年だったりしたので、ママ抜きで3人で遊園地に行ったりしたことも有りましたが、そういう時は、喫煙所から少し離れて見える範囲の場所に二人を待たせて一服したりしましたが、少しせつない。子供もまだ、お父さんの真似をしたりする年頃だったので、ポッキーで煙草を吸う真似なんかしたりするので、止めなさいと怒るもののこれまた切ない。
・例の先生のセオリーで行くと、50歳の誕生日に禁煙しないといけなかったのですが、そのポイントを通り過ぎてしまい、今日に至ります。何と言っても、タバコはそれなりにストレス解消になるし、今時は会社でも喫煙スペースが決められているので、仕事の合間にそこ行って、気分転換になりました。ただ世の中全般では喫煙できない場所も多いし、知らない町や建物では喫煙所が有るのか無いのかも分からないしなんてことがざらにあります。また、そもそも一箱480円とか高いし!1か月で25箱ペースだったので、軽く1万円は超えてしまうという・・・もったいない。
・今年になって、5月の盲腸での入院明けが禁煙のチャンスだったわけですが、盲腸の原因は不明なものの消化器官系の話ですし、直接タバコは関係なく、止めたいとも思っていなかったので、普通に再開してしまいました。ただ今思えば、結構、体にガタが来てたような感じはします。ここ2,3年の仕事っぷりで特別ストレスが高い職場な~んていうのとは程遠いのですけど、それとは別に、普段運動しない(できない)、太ってる等々、長年のツケがたまっていたのかなと。それと両親の介護は、明るい話題に乏しいのでそこはストレスになってたのかなと。いずれにせよ、食事制限とか(有酸素)運動を増やすとか、出来そうでも基準が曖昧だし思い切って禁煙しようと決意した次第です。入院中に会社で唯一?仲の良い同期の奴から、そろそろ禁煙しなよなんてメールも来たことだし。
・今日、家に戻ってきて、入院直前に買ったメビウスプレミアムオプションパープルの5mg、ほぼ一箱残ってましたが、水道の水でジャアーと濡らしておしゃかに。あと携帯灰皿も処分し、最後にもう使わないのだからとタスポのカードを粉砕して、以上全部をまとめてゴミ箱に。たまたま見たら、タスポの有効期限が年明けの2月?頃まででした。
・今日から禁煙スタート。入院中は強制禁煙で、今日は吸うことは可能だけど自分の意思で止めようと思った初日。前回の10年禁煙の経験があるので、完全な未知の世界ではありませんが、途中何度もいろいろな誘惑が、ひとからあるいは昔の映画や自分自身の記憶からとやってくるでしょうから、まだ自信があるという訳ではないのですが、お金がもったいないし、不便だし、あんまり意味ないし、と直接ひとえに健康のためとか思わず、他の思考回路の外堀も埋めつつ、なんとか成し遂げたいと思っています。件の先生の10年理論と既に離れているので、今日から死ぬまで禁煙でいいんじゃない?