本日奨励会を退会との記事（朝日、毎日等）が出ています。その中でご本人が日本将棋連盟を通じて、「今は何も申し上げられません。これからのことはゆっくり考えたい」とコメントされていますので、当方のブログでも本当のファンならば何も書かないで静観するというのが正しいのかもしれませんが、一言二言だけ敢えて書くことにしました。里見さんが何も言えないというのは、しばらく考える時間が欲しいということと、奨励会の他の方への配慮も有ってのことかと。
初めて里見さんにお会いしたのは、去年の箱根の女流名人戦の前夜祭の時でしたが、明日の女流名人戦を頑張ってくださいというのに加えて三段リーグも頑張ってくださいと伝えたところ、それをすごく嬉しがってくれたように感じました。
時々、ここのブログで書いてきた気もしますが、私の将棋ファン歴は２年足らずです。ですから非常に短いのではありますが、何かを好きになるのはたぶんに偶発的で突発的なことのように思っています。2016年の夏頃からニコ生で将棋を見るようになりましたが、横歩取りと角換りが多かった記憶が有り、それらの戦法は昔から有ったとは思いますが、なんとなく子供の頃に見ていた将棋とは違うように感じてました。そんな時にたまたま女流王座戦の棋譜中継を見て、中飛車から切り込んでいく里見さんの将棋を見て、もちろんそれも昔の中飛車とは違うのでしょうが、ワクワクし、その後、「好きな道なら楽しく歩け」というエッセイをAmazonで買って読み、それ以来すっかり虜になってしまいました。
後付け感は有りますが、うちは娘が２人というのと姉のところも今は大きくなりましたが姪が２人で、血のつながった男の子供を身近で見たことが無いので親近感が湧かないところが有って、１０代、２０代くらいの若い人でも女性の方に頑張ってねという気持ちが無きにしも非ずです。ただ香奈さんはお兄さんが大好きで、男の子っぽい女の子だった（今も？）かもしれませんが。。。
気の利いたことは書けませんが、ゆっくり考えて、元気な姿をまた見せてもらえたら、それ以上は何も有りません。この前の女流王座就位式でもらった扇子には「感謝」と書いてありましたが、感謝すべきなのはファンである我々の方です。ありがとう。