[将棋]倉敷藤花第二局 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 女流王将戦の第二局(だったはず)と似た出だしで、先手の里見さんと後手の伊藤さんが互いに牽制しあうような序盤戦でした。伊藤さんは対抗型を好まず相居飛車か相振り飛車が良いとのこと。相撲の差し手争いみたいな感じですね。本局も両者が9筋、1筋の歩を突き合うことに。結局、伊藤さんの向かい飛車に里見さんは2筋の歩を伸ばさずに居飛車とし、すぐ3筋に寄せて銀を進出させてからの早仕掛け。序中盤戦では互角か少し伊藤さんが良いというような話も有りましたが、▲8五歩と左美濃対銀冠で薄い方から玉頭戦に持ち込むのは危険な香りがしますが(解説の菅井王位も驚いていた)、その後の数手のやりとりで先手が指しやすい形となりそのまま持って行った感じでした。菅井さんは里見さんと幼馴染なはずなので、少し里見さんに厳しめのコメントが多かったようです。例えば両者一分将棋になったら伊藤さんの方が正確だとのこと。ただ練習将棋を指すことがあるそうで、最近は1勝2敗(つまり里見さんが勝ち越し)で、それは喜んでいたなぁとのこと。菅井王位自身も自分のことに関して、タイトルを取った後は無難な手を選ぶことが多く、それで負けているとのことで、自分でも調子を落としているという認識を示していました。将棋は気合が大事だそうです。。

 これで女流王将戦、倉敷藤花戦が終わり、年内は再び女流王座戦と三段リーグとなります。マイナビの本戦トーナメント準々決勝がいつ頃になるのか分かりませんが。

 女流王位戦では少し苦しめられましたが、伊藤さんとの対局の呼吸みたいなものも掴んで苦にしてなさそうに感じます。逆に女流名人戦で伊藤さんがどんな作戦を持ってくるかということになりますが、三段リーグとの兼ね合いから言えば、変に力が入るような戦いはしたくないと、ついつい思っちゃいますが、僕がそんなこと気にしてもどうしようもないしネ。前回(今年)は上田女流三段が里見さんに女流棋戦の方にも振り向かせてみせると、かなり気合が入ってましたので。。でも結果として、あの2敗からの3連勝は大いにプラスとなる貴重な経験だったかもしれませんし。

 あと前から気になっていたのですが、島根の地元の方に里見さん後援会というのが有るのですが(ネットでも分かりますが)、入会申込しちゃいました。どういう仕組みというかメリットとか分かりませんが、なんらかプラスになればそれで良しと思って。