[将棋]GWもあと2日 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日終わったコンピューター選手権でPonaを2次予選、決勝リーグと2回負かしてのelmoというソフトの優勝には驚きました。評価関数を決める機械学習のところに工夫が有ったのかなと解釈しているのですが、よく分からず。そろそろBonanza以降の進展を解説したコンピューター将棋の進歩7を是非出版してもらいたいところ。

 千田六段が前から、コンピューター将棋を勉強に取り入れるのはプロ棋士として必然であるという旨の発言をされていましたが、今となっては当然の勉強方法の一つとして定着しつつあるのではないかと。優秀な無償ソフトも沢山公開されているので、そんなに不公平感もない気もしますし。もしも、これが何百万円もする一部の人しか手が出せないような高価なものだったとしたら、情報格差というより所得格差の問題になって後味悪いですが。ソフトを利用する効果と自分の頭で考える訓練の調和と言うか協調と言うか、上達プロセスも整備されて体系化されていくのでしょうね。巷の将棋道場の在り方とかにも関わってくるでしょうし。また現在、藤井四段が破竹のプロデビュー16連勝を飾りなお継続中ということで多くのメディアに取り上げられ、子供たちに将棋ブームが起きつつ有るようですが、藤井さんの場合は、もともと天才だったとしても、13歳?くらいまでは詰将棋を軸とした従来通りの勉強方法で基礎が出来上がり、そこにソフトによる勉強を導入して飛躍した。これが、ひょっとすると逆の順番だとうまくいかなかったのか(いわゆる器用貧乏になる?)、それとも関係ないのか、逆にもっと良かったのか?5年後10年後に登場してくる未来の新進気鋭のプロ棋士は現在、幼稚園児?か小学生ということになるのでしょうから、そういうリスクも将棋連盟には考えておいて欲しい気がします。もちろん、なるようになる、なるようにしかならないという見切り方もあるでしょうが。

https://www.pga.or.jp/blshare/pdf/proposal.pdf

 そんなことを思ったりするのも、たまたまですが上のURLにあるような日本プロゴルフ協会の経営戦略会議の提言書を見たりしていたからです。ゴルフと将棋は各々が個人競技者であるという点から組織運営面で参考になるのではないかと思うのですが、日本将棋連盟の活動はイベントなどのファンサービスや小学生などへの普及活動など素晴らしいと感じるものの、中長期ビジョンの提示が弱い気がします。そういう運営パワーにも純粋に人手不足となっている感が有りますが、佐藤会長以下の新体制で、頑張って欲しいと思います。将棋は文化であって経営ではない、と言われてしまえばそれまでですが。

 

 さて私はと言えば(急に話が小っちゃくなってスイマセン。もうミクロというかナノと言うか。。。)、ようやく詰将棋地獄から解放され13~17手詰めの20問は11問のみ正解で終了。当たり前のことですが、初手が見えないとどうしようも無いですね。。本当は繰り返しで、さぁ第2旬に突入といきたいところですが、他の本を優先。時間は限られているし。

 GWは昨日までで7日間が過ぎてしまいましたが、将棋以外でやれたことと言えば、便所掃除と庭の雑草むしりくらいか。今日は日帰りで実家に顔を出し、明日は流石に仕事再開の準備に取り掛かろう(気持ちの準備だけですが(-_-;))

 

 明日は三段リーグの戦いが有るようで(関西。関東は5/3に終了している?)、里見さん頑張って勝ってね。

(追記:三段リーグは関東/関西が混ざってのリーグなので、関東に来て対局することも有るのでしょうか?とすると5/3に終わっている可能性も有るのかな。。。と気付きました。)