みなさまいかがお過ごしですか?
今日は暴風雨🌧️で寒いですー。
教室窓開けてたら濡れちゃうんじゃないのかなぁ、閉めたら密になるし、どうしているんだろうか…。
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さて、ブックカバーチャレンジ、今日はこちら。
急に乙女(笑)
森博嗣氏より前にハマって集め出していた、江國香織さん。
梨果のうちに、別れた恋人の新しい恋人、華子が転がり込んできて、別れた恋人も華子に会うために梨果のもとにやってくる。
もーありえないよね。ありえない。
ふたりとも張り倒したくなる(笑)
でも華子は子供のようにまっすぐで何にも染まらず透明で孤独で、梨果は華子を憎めない。
奇妙かつ稀有な華子の魅力に梨果は引き込まれていく…。
梨果は優しい子。華子も悪い子ではない。
1番腹立つのは元恋人の健吾な💣
これも映画化されていて、梨果は原田知世、華子は菅野美穂、腹立つ健吾は渡部篤郎が演じています。
原田知世はハマり役!
江國さんの文章は本当にすごい。
胸を鷲掴みにされます。
お父様も文学者だったため、正しい日本語を使うようにと育てられたそうで(たしかね)、
言葉がひとつひとつまっすぐで綺麗なの。
無駄に飾らずさらりと素直なのに、胸にぐっとくる。
登場人物みんなに「芯」があり、モブなんか存在せず、みんなの「芯」を感じさせ、みんながみんな、自分の人生を生きていることが分かる。
正しいことも正しくないことも、明るいことも暗いことも、すべてないまぜになっている、現実味のある登場人物たち。
「切り取った一部分」
それが江國さんのお話の特徴。
なにかが起こって、主人公が活躍なりなんなりして、ハッピーエンド、もしくはバッドエンド、という「始まって終わる」感じではなく、
今までも生きてきて、これからも生きていく人々の、たった一部分をお見せします、という感じ。
だから、えーどうなるのー!!と思ってしまうこともあるけど、それが江國さんのよさ。
まだ話は続いていくんだな、という。
あ、でも、落下する夕方は、始まって終わる感があります💦
(゜ロ゜)ハッ、めっちゃ語ってしまった💦💦
江國さんはエッセイもすごくよくて、華子のように稀有な江國ワールドに引き込まれてしまうくらい、本当に好きで仕方ない作家さんなので、ついね。
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《おまけ》
車庫をツバメに乗っ取られまして、
車が泥やワラやフンでやられるため、最初は車庫の戸を閉めて諦めさせようと思ったんですが、立て付けが悪くて私には閉められず、
仕方なく開けたまま畑に行っていたら、やはりせっせと巣作り再開されましたので、
いまから塞ぐのも可哀想になり、車を避難させました😭陥落。
ぐー、毎年くるな、こりゃ…。
(去年もきたけどフン避けにビニールを車にかけたらこなくなった)
我が家の繁栄を祈りつつ…。