【テコンドーの道着についてのアレコレ(ファッション性、実用性、耐久性)】
前回、
という内容の記事をアップしました。
今回は、道着の
ファッション性(単純に見た目のカッコ良さ、好み)
実用性(ルールに合わせた最適化)
耐久性(材質)
などアレコレ(よもやま話)を書いていきます。
・道着のファッション性について
他の武道で例えば空手の場合、伝統空手の場合はズボンの裾は短くて足首のくるぶしが出る長さなのに対して、フルコンタクト空手では足が隠れるぐらいの長さです。
これはスーツでも裾上げでストレート、ワンクッションなど選ぶように実用的な意図はなく完全にファッション性ではないかと思います。
まぁ、もしかしたら合気道の袴は膝の使い方を隠すためというように、足や足首の動きを隠すという目的があるかもしれませんが(^^;
ただなんせよ、個人的には長くて裾を踏んでバランスを崩すリスクを考えますと、かかとが出るぐらいの長さにしておいた方が良いと感じています。
特にテコンドーの場合、フットワークやステップを多用しますので、裾の長さはジャストサイズが良いと思います。
あと、道着といいますか帯についてですが、帯も非常に長く垂らすことを好む方、短くコンパクトに結ぶことを好む方がいますが、これもファッション性なのかなぁ、と思います。
多分憧れの師範、選手、先輩などのスタイルを真似ているのかもしれません。
ネットの意見を見てみますと、帯は長い方がカッコよく見えるという意見もあります。
これは感性の問題だと思いますが、私のようなガチの漫画オタクの目線で見ますとどうしても
長すぎる帯はラーメンマンのナマズ髭を彷彿させます(^^;
また短すぎるのも邪魔にならないのはメリットではありますが、私の目には何となく羽を広げたモスラのように見えてしまいます(^^;
すみません、これは私の感性が変わっているだけかもしれませんね(^^;
でも何かのこだわりがなければ、裾の長さと同様、帯の長さもジャストサイズにしておくのが無難のように思えます^^
・道着の実用性について
実用性については、テコンドーの場合、型用はデザインや材質が異なります。
型がメインの場合は、衣ずれの音が出やすくなっています。
個人的にはこれはアリだな、と思っています。
単純に音がカッコ良いと思いますし、自分の動作の正しさや完成度を音が教えてくれるからです。
私は普段のクラスでよく
「音が先生」
と伝えています。
ミット蹴りなら良い蹴りは良い音が出ます。
型なら良い動作は良い衣ズレの音が出ます。
見た目とともにこうやって音にこだわるのも良いなと思います^ ^
それに対して、組手がメインの場合、昔、組手にセンサー式防具が導入された頃、エプロンのように長い道着を着用する海外選手が多かったように思えます。
これはどうやら道着が捲れ上がってセンサーを反応させないようにするための作戦だったようです。
勝利至上主義だとそういう思考になると思いますが、個人的には姑息だと感じますし、ファッション的にもカッコ良いとは思えません(^^;
まぁ、でも道着の上の長さについても、昔の学ランで例えるなら、ベストのように短い短ランから応援団のような長ランまで人の好みはそれぞれでしたので、好みが分かれるのかなぁ、と思います。
個人的には長いとエプロンのように見えてしまいカッコ良く見えないのですが、これも感性や好みの問題だと思います(^◇^;)
・道着の材質(耐久性)
個人的な話ですが、私は下着など肌に直接触れる素材はできる限り綿100%にしたいというこだわりがあります。
テコンドーの道着も綿100%のものがあり、試しにいくつか購入したのですが、
1回目の洗濯で縮んでしまうは、
汚れは付着しやすいは、
白色はすぐにくすんで灰色になってしまうは、
乾燥機にかけるとすぐに穴があくは、
ですぐにこれはダメだと思いました(^^;
そのため、道着の下に綿100%素材の下着を着用後、ポリエステル100%のこちらの道着を着用するようにしています。
↓
肌ざわりや汗の吸収は完全に綿の下着に任せることになります。
ただその分、ポリエステル100%は、
いくら洗濯しても縮むことなく、
汚れも付着しにくく、
色移りしたり、白色がくすむこともなく、
たまに乾燥機にかけるぐらいでは縮むことも劣化することもなく、
で耐久性も高いです。
ということで今後も綿100の下着とポリエステル100の道着の組み合わせを続ける予定です。
あと道着について2つ注意点をお伝えします。
まず1つ目は道着は屋外や野外での使用には向きません。
汚れは付きやすいですし、擦れるとすぐに破れます。
汚れていたり、擦れて破れていてもそれなりに見えるのはストⅡのリュウ
↓
ぐらいなもので、もしコスプレとかでなく、実際にこういう状態の道着を着用していたら、臭いや細菌とかヤバそう、と思われ人が近づかないような気がします(^^;
2つ目の注意点は、テコンドーの道着は柔道着とは異なり、掴んだり、投げたりの練習には一切耐えられません。
最近は護身術の練習を取り入れ、簡単な関節技や投げ技を練習している所もありますが、テコンドー道着をギュッと掴んだら、それだけ糸が切れほつれて(ほどけて)しまいます。
個人的には護身術の練習をするなら、そういう道着の配慮もして欲しいと思うのですが、そういうことを気にかける指導員は少ない印象です。
実際、護身術の練習で定番の胸倉をつかまれた状態からの返し技ですが、これをするとテコンドー道着の胸元の糸は一発で切れますし、Tシャツは伸びたりよれたりします。
もしそういう護身術のセミナーに参加したり、護身術の練習を取り入れているという所では、自分の身だけでなく、道着や衣類も自衛することをお勧めします。
具体的には破れても困らないような衣類を持参してそれに着替えると良いと思います。
以上、色々雑談のように書いてしまいましたが、何か一つでも役立つ情報があれば良いなと思います^^
追伸
テコンドー道着の材質についての個人的なお勧めを書きましたが、当教室の指定道着は親団体UTC館長からの購入となり、材質の指定はできないです。
申し訳ないですm(__)m
親団体UTCでも、当教室でも黒帯になれば、自分の好みのデザイン、ブランド、材質の道着を自分で購入して着用することができるようになります。
これも黒帯に昇段することのメリット、特典として捉えそれをモチベーションにしていただき、頑張ってきた自分自身へのご褒美として好きな道着を購入するのも良いかもしれません。
あっ、今こうやって書いてて思いつきましたが、当教室で白帯から頑張って黒帯になった生徒さんに道着をプレゼントしたら喜ばれるかな。
何かお祝いを渡したいなとは考えていましたが、生徒さんに要望を聞いてみるようにします♪