D-SHADE 【定期】
ディシェイド
思春期頃から、
自分のライフスタイルの中で、
音楽というものが、
切っても切り離せないものになっていました。
そんな人生の途中で、出会ったバンドです。
ヴィジュアル系バンドの、
四天王が存在した時代。
ちょうどヴィジュアル系バンドというものが、
流行っていた頃でした。
ヴィジュアル系バンドを多く取り扱う、
テレビ朝日系列で深夜に放送されていた、
Breakoutという番組が好きで、
よく観ていました。
ボーカルのハスキーな歌声、
メロディアスでキャッチーで、
疾走感のある曲調。
エッジの効いたギターのソロ演奏、
鳴り響く低音が心地良いベースとドラム。
どれもがバランス良く響いてきて、
聴いた瞬間に心を鷲掴みにされ、
音源や映像を全部買い集め、
数多くのV系バンドが掲載されていた音楽雑誌、
Viciousなど買いあさって読み、
記事は、全部きちんとファイルに収集。
部屋にポスターも貼り、
テレビ出演は、要チェックし、
ファンクラブにも入り、ライブにも行きました。
ハマったら、とことんハマる。
当時の私は、行動力全開、
アクティブな乙女でした。
彼らの音楽に夢中になる日々。
熱量が違っていました。
そんな中、ある日突然、
ボーカルが、
音楽以外にも追い続けたい夢があると、
音楽とは別に、
やりたいことがあるから…と宣言され、
他のメンバー曰く、
他のボーカルを入れてまで、
バンドを続行させるのも難しかったらしく、
そのまま、バンドは、
解散という形になりました。
ボーカルの、
音楽以外の夢を追いたい気持ちを、
応援したいと思う一方で、
どんな形でもいいから、
音楽は、続けてほしかったなぁ…。
という気持ちもあり、
あぁ、もう、音楽でさえも、
止めてしまうんだなぁ…と思ったら、
複雑な気持ちでした。
他にも、好きなバンドがありましたが、
同じタイミングで相次いだ、
活動休止やメンバー脱退のお知らせ。
日々のライフスタイルにおける楽しみが、
同時に一気に終わりを迎え、
激変したことによる、
ショックと衝撃が大きすぎたのか、
涙が止まらなかったことを覚えています。
何か、ホント、
病みつきになるくらい、
ずっと聴いていました。
毎日聴いても全然飽きない、
バンドでした。
ヴィジュアル系バンドか??と聞かれれば、
決して、華美で派手なメイクや、
妖艶なヴィジュアルを、
しているわけではないので、
ヴィジュアル系バンドのカテゴリーに入れるのも、
違うのかもしれませんが…。
