昔、深夜にテレビで放送されていた、
V系バンド中心の音楽番組、
[Break Out]の視聴者には、おなじみ!?
4人組のロックバンド、
D-SHADE
ボーカルのハスキーボイス
ギター作曲による心地の良い、
キャッチーなメロディーラインと、
曲中に心地良く響く、ギターソロPLAYの音色。
ベースによる低音の心地良いベースの響き
そして、軽快なリズムを叩くドラムの音。
4人が生み出す
バンドサウンドの世界観に惹き込まれ、
爽やかな疾走感あふれる
ロックなバンド演奏に魅了され、
毎日、病みつきのように、
ハマって聴いていた時期が、
ありました。
私にとって、
聴いていて、
とても心地の良い音楽でした。
ある日、届いたFC会報に書かれた、
4人の手書きメッセージ文章による、
突然のバンド解散のお知らせ。
ボーカルが、
音楽以外にやりたいことがある。
という理由で、
音楽以外の夢を追いかけ、
音楽の世界からの引退を決意されました。
それがきっかけとなり、
ベースも、
地元に戻り、実家の家業を継ぐと宣言されて、
音楽の世界からの引退を決め、
離れられました。
残ったメンバーで導かれた
[他のボーカルを新たに迎え入れての
バンド活動続行は、考えられない]
という結論により、
メンバー4人中2人が、
音楽の世界からの引退。
一般人に戻るという、
あまりにも、
ショックと衝撃を受ける
バンド解散の展開だったことを、
覚えています。
茫然自失となったことを、
今でも覚えています。
いえ、確か、
他に好きだったバンドも複数あって、
無期限活動休止やらメンバー脱退やらが、
相次いだ時期だったのです。
本屋で、
V系バンド雑誌を立ち読みしながら、
他に好きだったバンドの、
無期限活動休止の記事も読み、
目に涙があふれてきそうになったことを、
覚えています。
同時期・同タイミングでの、
相次ぐ好きなバンドの事態に、
こらえきれず、
机に突っ伏して、
号泣した記憶があります。
バンドの解散、
無期限活動休止、
メンバー脱退が、
同時期に続き、
突然すぎて、
あまりにも辛すぎて、
V系バンドに夢中になっていた期間が、
私の脳内に刻まれる、
我が人生の音楽史からも消えて、
記憶の奥底に封印してしまうくらいに、
ショックと衝撃を受ける出来事でした。
我が人生の音楽史における、
V系バンドショックでした。
決して、
円満な形のバンド解散では、
ありませんでした。
だからこそ余計に、
辛く苦しく、
切ない気持ちに襲われ、
気持ちが重たくなったことを、
覚えています。
その後、歳月が流れ、
風の噂で、
ボーカルが、
音楽以外の夢を追いかけ、
レーサーに転身後、
そのレーサー業からも引退し、
今は、会社勤めをしているらしいと、
知りました。
確かに、それは、事実でした。
某会社のHPの社員紹介の欄で、
にこやかに微笑む、
元ボーカル君の姿。
その写真を見た時には、
何とも言えない気持ちに、
襲われたのでした。
当時の私としては、
バンド解散してもいいから、
音楽の世界に、
ずっといてほしかった…。
音楽を続けてほしかった…。
歌い続けてほしかった…。
と思う気持ちが、
強かったのです。
好きなバンドのメンバーが、
バンドマンが、
音楽をやめる。
という事実が、現実が、
こんなにもショックなのかと、
こんなにも辛いのかと、
その時、初めて知りました。
まだ、SNSも普及していなかった時代です。
音楽界から離れ、
夢に向かって前に突き進みたい、
ボーカル君の気持ちを、
前向きに応援したい気持ちと、
バンドとしての夢半ばで、志半ばで、
その夢や目標が途絶えてしまった、
ギター君の心境や、
やりきれない悔しい気持ちを思うと、
ファンとして、
とても複雑な気持ちになったことも、
覚えています。
解散後、長い年月が流れ、
久しぶりにバンドの音楽に触れ、
やっぱり私は、
彼らの音楽が大好きだったんだな~と、
しみじみと改めて感じるのでした。
久しぶりに、
バンドの音楽に触れて
懐かしくもあり、
涙が出そうになりました。
自分がハマったバンドに、
立て続けに、同時期、同タイミングで、
解散やメンバー脱退などの出来事が起き、
トラウマになってしまい、
以降、
V系バンドに対して、
本気で深入りして、
全力で夢中になることが、
出来なくなったのも、
また事実でした。
V系バンドを好きになるのは、
もう、こりごり。
そんなことを痛感する、
きっかけとなる出来事でした。
懐かしい記憶です。
当時は、
V系バンドを多く扱う、
[Break Out]という深夜の音楽番組を、
いち視聴者として、
いつも楽しんで観ていました。
番組では、
色々なV系バンドが取り上げられていましたが、
彼らもまた、
番組でピックアップされていたバンドの中の、
1組だったことを覚えています。
[NO MUSIC NO LIFE]
といったライフスタイルで、
幅広く音楽を聴くことを楽しむ人は、
音楽人生の中で、
1度は、V系バンドの音源に触れ、
通過する人が多いのではないかと思います
(中には、V系バンドの音楽に触れたことが、
ない人もいるかもしれませんが)
D-SHADEの場合は、
メイクや衣装が華美なわけでもなく、
ダークで暗めの歌詞があるわけでもなく、
いたって爽やかなロックバンド。
という印象で、
V系バンドか??と聞かれれば、
厳密には、違うのかもしれません。
でも、
若かりし頃の私は、
彼らが作り出す、
キャッチーで爽やかで疾走感あふれる、
ロックバンドサウンドに魅了され、
毎日のように聴きまくっていたのも、
また事実でした。
メンバー間での不穏な空気や予兆が
何も無い中での、
突然のバンドの解散劇は、
本当に、
想い出や想い入れが強いほど、
深いほど、
熱心に応援していた想い出が、
たくさんあるほど、
涙が止まらなくなります。
CD、アルバム、映像、FC会報、
テレビ出演などのメディアチェック、
ライブ参戦、掲載雑誌の買い集めなど、
すべてを追いかけ、
夢中になれば、なるほど、
その1つ1つが、
濃ければ濃いほどに、
その形がなくなることに、
その形が終わりを迎えることに、
涙が止まらなくなるのです。
(あくまでも、私の場合)
好きなV系バンドの、
同時期での相次ぐ解散劇などの事態に、
涙が止まらなくなり、
目も心も涙で濡れていた日々を過ごしていた、
そんな若かりし乙女だった頃の自分を、
久しぶりに思い出した、
今日この頃です。
当時のことを思い出せば、
当時の辛かった気持ちが、
よみがえるかのように、
寂しい気持ちに襲われることもあり、
想い出ごと心の中に封印し、
思い出さないように、
思い出さないように、
記憶にフタをして生きていましたが、
解散して、
今はもう活動してはいないバンドとはいえ、
大好きで夢中になって聴いていた彼らの音楽、
彼らの音楽活動に捧げた時間や過去を、
大切にしなきゃいけないよな…と、
思い直した今日でした。
もう活動していないから…と、
解散したことを理由に、
想い出を心の奥にしまうのではなく、
その音楽をたくさん楽しませてもらった分、
記憶から引っ張り出して、
楽しかった時間を思い出して、
その想い出と音楽に、
光をあてることも大事だなと。
私の心の奥で、
ずっと封印していた彼らの音楽を、
復活させることにしました。
逆に考えれば、
音楽活動引退前に、
リアルタイムで音楽活動をされていた時期に、
出会うことが出来、
存在を知ることが出来、
新曲発売を心待ちにして、
新曲のCDを手に入れたり、
ライブ会場で、
そのバンド演奏のカッコ良さを肌で感じたり、
リアルタイムで、
熱心に彼らの音楽を愛でて、
ファン活することが出来たことは、
とても幸せなことだったのだと感じます
4人が別々に何らかの形で、
まだ音楽業界に残り、
音楽に携わっているのであれば、
復活や再結成の夢や希望、可能性も、
あるのかもしれませんが、
メンバー2人が、
新たな人生のスタートを切り、
一般人として生活されているであろう今、
現実的に考えれば、
復活や再始動も難しいのだろうなと、
感じるのでした。
ただ、
今の時代、
彼らの音楽を知っている人も、
少ないのではなかろうか??
彼らの音楽が、
この世に存在したことを、
少しでも多くの人に知ってほしいなと思い、
久しぶりに、閉じていた記憶のフタを開け、
この場に書き記しておきたく、
バンド名を記すことにしました。
