大震災の後、首都圏では節電のため
どの駅でもエスカレーターが止まっていました。
その期間、私がよく出会ったのが
赤ちゃん連れのお母さん。
のぼりの階段の前で、
ベビーカーをとめて困っている
様子のお母さんに
「もしよければ、何かお手伝いしましょうか」
と声をかけると、
とっても喜んでくれて、
荷物をもったり
ベビーカーの片側を持って一緒に階段を上りました。
とっても喜んでいただけて、
私もとっても嬉しかったのですが
何件か続いたので、
この出来事がおきている理由を
自分でリーディングしてみました。
すると、浮かんできたのは
頭に自分の赤ちゃんを乗せて、
洪水で、大人の胸のあたりまで
冠水した道を歩いている
過去世の自分の姿でした。
足元をすくわれそうで
とても大変だったのですが、
赤ちゃんはどうしても守りたい。
そう思っていると、
前後左右から見知らぬ人が寄ってきて
支えてくれ、無事に
道をわたりきることができたのです。
お礼を、と思っていると
その人達は笑顔で、どこかへ
行ってしまいました。
「いつか恩返ししたい」
と思っていたのですが
どうやら、その思いがかなったと
いうことのようです。
助けたり、助けられたりしながら
人は、輪廻転生を
繰り返していくんですね。