普段何気なく見ている映画にも、作り手や
役者さん達のエネルギーが込められています。
当然のことながら、込められたエネルギーは
映画ごとに違います。そしてスクリーンを通して
伝わってくるエネルギーが、見ている人の
チャクラを活性化させることがあります。![]()
私が最近見た映画で、「このエネルギーはスゴイ」と
感じたのは『ファッションが教えてくれること』。
アメリカ版タイトルは『The September Issue』、
アメリカ女性の10人に1人、1300万人が読むという
ファッション誌『VOGUE』アメリカ版編集長、
アナ・ウインターさんや
敏腕編集者グレイス・コディントンさん達が、
1年で最大のページ数となる9月号を制作する
過程を実写したドキュメンタリーです。
何がスゴイかというと、まずこの編集部の方々は
アナ編集長を筆頭に皆さんグラウンディングがガッツリ強い! ![]()
編集長のグラウンディングが強いというのは、
売れる雑誌を世の中に送り出す上での
必須条件なんだと実感しました。
さらに、編集長には「このラインを超える
クオリティでなければNG」という基準が明確にあり、
超えられない編集者は「ここがダメ。あそこもダメ」と
冷静に指摘されます。この「冷静で的確なダメ出し」に
耐えるには、編集者の皆さんもグラウンディングを強く
持っている必要があるので、鍛えられ強くなって行くんですね。![]()
そんな皆さんが9月号の入稿〆に向かって
第三チャクラ全開で記事を作っていくので、
パワーが伝わってきてこちらの第三チャクラも
活性化(笑)していくのが分かりました。ちなみに、
ここのチャクラは「物事を現実化するときのパワー」に
関するエネルギーセンターです。確かに、
頭の中にある誌面イメージを現実のものに
形作っていくわけですから、第三チャクラフル稼働ですよね。![]()
また、アナ編集長はエネルギーの使いわけが
とても上手な方なので、あれだけの仕事量をこなすことが
できるのだと感心しました。オフィスに着くと、
男性的なエネルギーのスイッチを入れてバリバリと![]()
仕事をこなす。ところが家では、女性的エネルギーの
スイッチを入れ優しいママの顔になります。
アメリカでも、女性が企業で活躍するには
大変なことがいろいろあると聞いたことがあります。
アナ編集長は、こうやって仕事と家庭を
両立してきたんだ、と勉強になりました。
特筆すべきは、やはり編集者だけあって
皆さん第五チャクラ(表現、コミュニケーションに関するところ)、
そして第六チャクラ(第三の眼、インスピレーション)が
発達している点。オーラの様子を見ても、
それぞれ個性は違うけれど似ているところもありました。
感性と実行力、両方のエネルギーをバランスよく使って
クリエイティビティを発揮しているんですね。
それを支えているのは「この仕事が好き。続けたい」![]()
という強い思い。なるほど~と納得しました。
面白かったのは、『プラダを着た悪魔』のDVDを
見直した時のこと。もともと小説『プラダを着た悪魔』の作家は
アナ編集長のアシスタントをしていたことがあり、
「あの鬼編集長のモデルはもしかしてアナ編集長?
」という噂が立ち、作家が否定したことでも話題になりました。
そんなことを思い出して、『プラダを着た悪魔』も
見てみたのです。すると当然といえば当然なのですが、
『プラダを着た悪魔』に出てくる役者さん達は、
皆さんやっぱり演技者のオーラでした。
色に例えると編集者は紫系、役者さんはオレンジ系
という風に私には見えて、やっぱり違うんだな~と興味深かったです。![]()
こんな風に、映画もエネルギーの観点から見てみると
いろんな発見があり面白いです。
『ファッションが教えてくれること』は昨年11月から
公開されていますが超ロングランとなり、
東京では劇場を変えて、4月2日まで早稲田松竹で
上映されていました。今後DVDも発売されるかも
知れませんが、「最近なんだかやる気がでない」
という時に見ると、元気になれるかも知れません。
ただ、編集長が部下にダメ出しするシーンで、
自分が部下になったつもりで観ていると
へこんでしまう可能性があるので(笑)、
そこはしっかり客観的に見てくださいね!![]()