あろは あひあひ~ひ~ぃ。
あ!
大事なことを言い忘れてました・・・
いつもたえちゃんに温かいコメントやメッセージをくださるひろちゃんさんが、今週の月曜日に鈴鹿セブンマウンテンを制覇しましたっ!
おめでとう!!
その時の記事はコチラ。
セブンサミッターですな、ひろちゃんさん。
これからもお互い、山を楽しみましょ♪
そしてぇ~、先週末のハイクネタスタートですよー。
早くアップしないと、次のハイクが待ってるねん(焦)
12月9日(金)雨
この日は、朝からつべたーい雨。
山間部はみぞれ、もしくは降雪なのが頷けるさぶさ・・・でございました。
翌土曜日、たえちゃんは・・・

西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる・一番左)@1601mの頂を目指す予定でおりました。
(真ん中が神奈川県最高峰の蛭ヶ岳、右が丹沢山ね。)
でもこの悪天。
登山道はどんな状況なのだろうと気になり、西丹沢の山々の情報を発信している「西丹沢自然教室」に問い合わせてみると・・・
『明日の悪路時に登るなんて信じられませんっ!トラブルがあったら困るし、できれば来ないでください。』
的なニュアンスをたっぷり含んだお返事に加え、
『こんな悪天の後にわざわざ西丹沢まで来ることないですよ。それなら、東丹沢や大倉尾根(下山家たえちゃん専用ルート、バカ尾根です。)の方が楽しく登れると思いますので、是非そちらをおススメします!』
と、思いっ切り拒否られてしまった・・・
アレ・・・何かコレって、フラレた感じにも似てるよう・・・な?
アレレ。
まぁ、勢いで行って、登山届を出す際、職員の方にリアルに拒否られたり、門前払いを食うより、今回は大人しく行き先を変更した方が良さそうだな・・・と思い断念。
行けないと分かると益々行きたくなる性分ではあるが、ココはグッとガマンの子。
檜洞丸よー、しばし待ってておくれ~。
(だから、誰も待ってないって・・・)
そんなこんなで、行き先変更でどこの山にするか前夜に散々悩み・・・
・前回、登山口に辿り着く前から迷走しちゃったので復習、リベンジ
・頂上から富士山がキレイに見えそう
・今度こそ水歩荷しなくちゃ
・・・ということで、「鍋割山」にまた登ってきました~。
同じ山なのでアップしないつもりでいたのですが、思いの他雪景色が楽しめたので、津軽海峡冬景色に対抗し、『丹沢山塊冬景色』でアップですっ!
前回のハイクから2週間。
一気に冬色に染まった景色を楽しんで頂けたらと思いまーす。
お付き合いよろしくです。
【メンバー】
たえちゃん
山爺のパーティがたーくさんおった。
※実はのぶりんと行きの電車内で遭遇したのだが、この日はお互い一人ハイクを楽しもう♪がテーマだったので、大倉まで一緒に来た後は別行動。
のぶりんは、鍋割山のお隣り、塔ノ岳をバカ尾根ピストンで登りましたー。
たまにこういうことをする私達です(笑)
【歩行距離】
16.4km
【ルート:往路・大倉~二俣、後沢乗越~鍋割山、復路・鍋割山~大倉馬鹿尾根~大倉】
6:57小田急渋沢駅7:12 ~ 7:16秦野駅7:27 ~ 7:31小田急渋沢駅(バス) ~ 7:45大倉バス停(秦野ビジターセンター)8:10 ~ 9:30二俣9:45 ~ 10:30後沢乗越10:35 ~ 11:35鍋割山13:00 ~ 小丸 ~ 大丸 ~ 13:55金冷シノ頭 ~ 15:15観音茶屋15:40 ~ 16:10大倉

↑急きょ行き先変更により、iPhoneのGPSアプリの設定ができなかったので、秦野市観光協会のサイトに出ている地図をペタッ。
見やすいので、ハイクに行く時はコースタイムや情報を参考にしてますー。
12月10日(土)あっ晴れ
いつもの始発電車に乗り込み、車内からご来光を拝む。ナームゥ~。
あっ晴れー。
今日は富士山がキレイに拝めそうだなー、丹沢の山々の頂がうっすら白くて萌えるぞ~と、車内で一人ワクワク。
すると・・・
『今日はどちらの山に行かれるのですか?』
おぉぉぉぉぉー!なんと!
(折りたたみ)ロードバイクを担いだ(多分)青年が、たえちゃんに声を掛けてきたのである!
私:『鍋割山です。』
青年:『鍋焼きうどんの山ですね。僕も以前、丹沢の山はいくつか登ったのですが、どこの山も結構キツかったのでもう登りたくないんですよねぇ。』
私:『・・・』
青年よ、見るも無残な原形のたえちゃんに声を掛けてきてくれた勇気は大いに称えるよ・・・
でもこれから登るのに、モチベーション下がるようなこと言わないでくださいよ・・・トホホ。
6:57
渋沢駅着~。
7:31
トラブル発生により、隣の秦野駅まで引き返し、渋沢駅再着。
※翌日の副業に備え、山道具と共に抱えて来た仕事道具を大ロッカーに入れようとしたら、渋沢駅にはなかったので、仕方なく秦野駅まで戻ったのである。
何でこういつも、何かしらトラブルと言うかハプニングと言うか・・・が起こるかなぁ。
一回で良いから、ビシッとバシッと決めてみたいもんだよ。

7:45
予定より30分近く遅れて大倉着ぅ。
今朝も臨時バスが出ていて、車内は混み混み。
8時前の時点で、大倉バカ尾根から塔ノ岳に向かった人は既に200人いたそうですわ。
塔ノ岳って、ホントに人気あるんだなぁ。
それより!
6時の大倉の気温が-6℃だったとな?!
ひょ~、1時間前はそんなに寒かったのか・・・
温度計を見なかったから何度か分からなかったけど、風がなかったし、日が当たっていたので寒く感じなかったよ~。
たえちゃん、すぐに暑くなることを想定し、出発前からダウンを脱ぐ。
8:10
のぶりんと別れ、出発~♪

鍋割山への登山口は、バス停の目の前のラーメン屋が目印!
今日は間違える訳にはいかん!!
ってか、普通は間違えない。

ニャンコ、行って来るね~。
(お店の軒先で日向ぼっこをしていたネコ)

ラーメン屋の向かいにある看板確認!
よし!
あっきー、間違えなかったよー(笑)

↑2週間前に撮った山。

↑この日の山。
頂の辺りがうっすら白くなっているのがお分かり頂けるかしら?
それにしても電線が邪魔だぁー。

畑の脇に立派な霜柱発見。
おいおい!こんなん、見たことないぞ。
高さ?長さ?は10cm近くあったと思われます。

ヒャヒャヒャッ。
サクサクサクっっと霜柱を踏みながら登山口に向かうのだ~。

この前も見た、のぶりん専用避難所。
ちょっと不思議な穴・・・

登山口から林道へ~。
頂上まで7km・・・
一人だし、距離だけ聞くと気が遠くなる・・・
出発してから15分。
たえちゃん、既に汗だくにつき、フリースを脱ぎ、インナーとTシャツ、首からタオルでいつものおっさんスタイルに変身。
手袋?してません。素手です。
今思えば、夏と変わらぬ格好。
何人かいた、ニット帽にダウンorアウター、可愛いゲイター・・・なオサレ山ガール達の引き立て役にもなったさ!
ほとんどの山爺達も、ダウンやアウターを着て歩いているというのに、たえちゃんは爺以上のおっさんっぷり。

前日の悪天も何のその♪
林道なので、思っていたより道は全然フトゥ。
1~2箇所水溜りがあった程度。
霜も降りていなかったし、スタスタ歩けちゃう~。

時折、右側斜面から流れ落ちてるプチ滝の水が山道を横断してます。
せせらぎチャプン~。
楽しい・・・

ココだけは前日の雨の影響なのか、斜面から流れ落ちる水量が多く、チャプン度高め。
んー、さすがにスニーカーで越えるのはちょっとキツイかも・・・
この辺りで今度は・・・
『歩くのが凄く速いですね~。ガンガン行きますね~。今日は鍋割山ですか?』
何と!
林道に入った辺りから、追い越したり追い抜かされたりしていた単独山メンが、たえちゃんに声を掛けてきたのである!!
でもな・・・メンか爺か微妙な雰囲気の殿方・・・
私:『鍋割山です。登るのが相当ヘタレなのと、写真ばかり撮っているので、こういうフラットな道はガンガン歩かないと、いつまで経っても頂上に辿り着けないんですよ。』
殿方よ、見るも無残な原形な上に、首からタオルをかけたおっさんスタイルなたえちゃんに声を掛けてきてくだすった、勇気ある行動は表彰もんです!

9:30
休憩ポイント、二俣着ー。
鍋割山はこの日が初めてだというメン爺な殿方と、数100m程の距離を共に歩きながら、山頂山小屋の鍋焼きうどんや水歩荷のことなどを教えてあげ、たえちゃんはココで朝ご飯休憩。
メン爺は休まずに行くと言うのでお別れ。
キラキラ~な沢の流れを見ながら、バナナとアミノバイタルをモグモグぅ~。
水量は2週間前より多かったなー。

名もなきプチ滝がちょいちょいあるのねん。
この日は、黒竜の滝には寄らなかったっす。

嗚呼、いと良い天気ぃ~♪
この景色、伊吹山を思い出すなー。
のぶりんも順調にバカ尾根を登ってるかな・・・

伊吹山~。

あれ、本沢・・・
水歩荷置き場はこの辺のはずなのだが・・・

本沢を過ぎてちょっと進んだ道標のすぐ先に

水置き場があった!
のぶりん、あったよ~!
この前は見落としてたのかも・・・

ココに置いてある、山小屋で使う水は水道水。
沢の水は衛生面で問題があるので使わないのだそう。
水置き場の目の前まで車が入れるので、車で運んでるんでしょうね。
前回運べなかったので、4L上げるにょー!
女に二言はない!
たえちゃん、赤子を背負うのだ!
うりゃー!

水置き場先は金剛山のカトラ谷風なガレた所があったり、ちょっと斜度がキツくなる・・・
でも頂上まで2.4km。
トレーニングじゃ!
ホントは・・・

赤子を背負ってるというより、背中で妊娠してる気分・・・
たまにふんぞり返りそうになった(苦笑)
ペースが落ちて、汗だく~。
でも標高800mを過ぎた辺りから、ちらほら雪が!

今シーズン、初めて見たー!
萌えるー!
ひゃっは~♪
ホントに前日、降ったんやなー。

あの稜線に出れば・・・

後沢(うしろざわ)乗越!
この辺りは雪がなかったなぁ・・・
融けちゃったのかな。

かかって来いっ!急登!
ヒーヒー・・・

ヘリが何回も往来していたので、遭難者が出たのかな?はたまたたえちゃん、実は遭難してるんか?と一瞬不安に・・・
これだけ周りにハイカーがおったら、遭難ってことはなかろう。

日差し強し。
後沢乗越でアウターを着出している人が結構いたけど、たえちゃんはおっさんスタイルのまま。
益々汗だく・・・

雪再び・・・
丹沢の山々はこうした木道が至る所にあり、整備が行き届いているなぁというのが分かります。
ヘリはどうやら、山道整備工事用の資材を運んでいるようでした。ホッ。

左側から何やら視線を感じる・・・
まさか、マルがこんなおっさんスタイルのたえちゃんを見て笑ってる・・・
ちゃうちゃう!
富士山が見えてきたー!
萌えー!
マル、ごめん。
今のたえちゃんはマルよりこの富士山に萌えてるの。

ほら~、頂上まであと少しやーん!
周りも雪一面で更に萌えるぜー!

山頂手前で富士山が全貌をお見せくださった・・・
ひょ~!

積雪量が一気に増えてるぞぉ。
アイゼンを出そうか悩んだけど、ギリ歩けたわん。
あー、こんな所で冬ソナごっこでもしてぇなーと妄想しながら、山頂直下の雪が融けたデロンデロンぐでんぐでんの泥道、階段を登ると

11:35
おっさんスタイルのまま、山頂着なりー!
1273m、アゲイン~。
一面雪だぜぃ!

富士様~、たえちゃんはあなた様を拝みたく、再びこの頂にやって参りました。
やはりお美しいお姿・・・うっとりでございます。
この後すぐ、ココは人で溢れ返ってしまったので、人のいないショットが撮れたのは一瞬・・・
のぶりんも頂上に着いた頃かな、富士山見られたかな~。

塔ノ岳ほどではないだろうが、この日も人はそれなりに多かったす。
頂上は雪がほとんどないところもあったりで・・・

そして、小屋から出てきた誰かがたえちゃんを見ている。
誰だ?
『あ、着いたかー。僕は11時に着いたよ。さっき、鍋焼きうどんの話を聞いたら食べたくなって、30分待って今出来たよ。寒いし、連絡が取れれば、君の分も頼んでおいたのになぁと思ってたところ。水も2L歩荷したよ。君も歩荷したの?』
は?あー!!!
あの勇気ある山メン爺だ!
そう広くはない山頂だから、また会うだろうなとは思ったけどさ・・・
私:『4L歩荷しました。』
『体育会系だねぇ。』
私(心中):『ちゃう、おバカ系』
ご親切にありがとうございますー。
でもたえちゃん、一人でぼんやり富士山を眺めながら昼ご飯を食べたかったので、そこで会話終了。

山頂の気温5℃。
ほとんど風がなかったし、フリースとダウンを着ていれば寒くなかったさ~。
小屋に水を運んだし、

富士山や

(見えにくいけど)南アを眺めながら

ようやくおにぎりにかぶりつき、スープパスタをすする。
100均に売ってるウレタンの袋にスープを入れておくと、寒くても冷めにくいよん。
カップヌードルくらいの大きさのインスタントモノなら充分入るよ~。
持ちにくいのが難点ではあるが・・・
あー、それにしても北岳まで見えて、ホントにステキな眺めだよぅ~。
すぬこ!
来夏、我々が目指すのはあそこだ!

残念ながら、相模湾方面の眺めは霞み気味・・・

13:00
おっと!鍋焼きうどんを頼んだ訳でもないのにもうこんな時間だー!
ぼんやりしすぎた・・・
下山はやっぱりバカ尾根でしょー。
そうなると3時間はかかる・・・急がねば。

バイバ~イ、富士山、鍋割山~。
また来るねー。

どんなにデロンデロンぐでんぐでんの道だろうが

雪が積もっていようが、下山家たるもの、コケたり滑ったりしてはならんのである!
気合いを入れて下山だー!
前回の記事にも書いた、鍋割山からバカ尾根に行く途中のポイント、丹沢で有数のブナ林の中にある


小丸や


大丸は、鍋割山の標高より高いので雪多め。
ココでも何とか、アイゼンなしで歩いたにょ。

わわわ・・・ガスってきた・・・
人はいても、静寂でピンと張りつめた空気は、雪があってこそのもの。
この感じ、たまらなく好きだ~。

13:55
人が多くて多少ペースが乱れてしまったものの、何とかコースタイム内で、塔ノ岳からの下山道との合流点、金冷シノ頭着。
さー、ココからバカ尾根、たえちゃんの本領発揮じゃ!

バカ尾根の途中までは、道の一部がデロデロぐでんぐでん。
でもたえちゃんに任せろ!(何を?)
いつものペースでガンガン下るー。

れれれ?
気が付けば、一面落ち葉のパサパサ道。
一日でこんなに道って乾いちゃうもん?
人が多いから?
太陽が当たってたからかな?
ま、更に歩きやすいのでよろしい。


登山口まであと少し~の所に現れる雑事場の道標。
左右にルートが分かれるのですが、地図を見れば一目瞭然、ココは左を行った方が断然近い。
左右とも700mではないので騙されぬよう・・・
右はテン場があるところです。


下から登って来た時はこの道標が目印。
右側を行く方が近いということです。
ご参考までに・・・

そして、大倉まで1マイルの道標が見るとすぐ

15:15
一番下にある山小屋、観音茶屋~。
ここまで来れば、もう下山したも同然。
ホッとするのら~。
のぶりんはたえちゃんより30分早く、ココで休憩を取ったようだ。
無事で良かった~。

観音茶屋の名物、牛乳プリンを初めて食す!
たえちゃん、ホントは牛乳が大嫌いなのだが、まんまの味がせず、甘くもなく、中にフルーツが入ってて美味し!
しばしまったりし、おばちゃん、ごちそうさま!
マドラーでコーヒー混ぜるの忘れてた(苦笑)
ぽてぽて歩き出して間もなく・・・
『あー!また会った!』
ま、また・・・
私:『あ、どうも・・・』
そう、またしても山メン爺に会ったのである。
途中、他の山爺と休憩がてらビールを飲んでいたらしく、やけにハイテンションだ。
そしてあーだこーだと話している。
適当に相槌を打ってる間に・・・
16:10
大倉着いたー!
ふぅ。
山メン爺と社交辞令を交わし別れる。
さよーならー。
愛想が悪くてすみませんでした。

それより!
今日は初雪の山をケガなく、また下山家を発揮することができて楽しかったでございます。
丹沢の山神様、大好きです!
ありがとうございました。
んー、雪山も良いね~。
え?山メン爺?
一日に3回も遭遇したとは言え、運命の出会いではなかった・・・のは確か(笑)
またどこかの山で会ったら運命かも?!
見るも無残な原形のたえちゃんに、一日に2名もの勇気ある殿方が声を掛けてきてくだすった・・・なーんて、今までなかったよなぁ。
たえちゃん、一生分のモテ期がたった一日で・・・だったのか?
あ~ぁ。
そんな初雪堪能ハイクでごじゃりましたー。
筋肉痛?
そう言えば最近、ならなくなったでござる。
あ!
大事なことを言い忘れてました・・・
いつもたえちゃんに温かいコメントやメッセージをくださるひろちゃんさんが、今週の月曜日に鈴鹿セブンマウンテンを制覇しましたっ!
おめでとう!!
その時の記事はコチラ。
セブンサミッターですな、ひろちゃんさん。
これからもお互い、山を楽しみましょ♪
そしてぇ~、先週末のハイクネタスタートですよー。
早くアップしないと、次のハイクが待ってるねん(焦)
12月9日(金)雨
この日は、朝からつべたーい雨。
山間部はみぞれ、もしくは降雪なのが頷けるさぶさ・・・でございました。
翌土曜日、たえちゃんは・・・

西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる・一番左)@1601mの頂を目指す予定でおりました。
(真ん中が神奈川県最高峰の蛭ヶ岳、右が丹沢山ね。)
でもこの悪天。
登山道はどんな状況なのだろうと気になり、西丹沢の山々の情報を発信している「西丹沢自然教室」に問い合わせてみると・・・
『明日の悪路時に登るなんて信じられませんっ!トラブルがあったら困るし、できれば来ないでください。』
的なニュアンスをたっぷり含んだお返事に加え、
『こんな悪天の後にわざわざ西丹沢まで来ることないですよ。それなら、東丹沢や大倉尾根(下山家たえちゃん専用ルート、バカ尾根です。)の方が楽しく登れると思いますので、是非そちらをおススメします!』
と、思いっ切り拒否られてしまった・・・
アレ・・・何かコレって、フラレた感じにも似てるよう・・・な?
アレレ。
まぁ、勢いで行って、登山届を出す際、職員の方にリアルに拒否られたり、門前払いを食うより、今回は大人しく行き先を変更した方が良さそうだな・・・と思い断念。
行けないと分かると益々行きたくなる性分ではあるが、ココはグッとガマンの子。
檜洞丸よー、しばし待ってておくれ~。
(だから、誰も待ってないって・・・)
そんなこんなで、行き先変更でどこの山にするか前夜に散々悩み・・・
・前回、登山口に辿り着く前から迷走しちゃったので復習、リベンジ
・頂上から富士山がキレイに見えそう
・今度こそ水歩荷しなくちゃ
・・・ということで、「鍋割山」にまた登ってきました~。
同じ山なのでアップしないつもりでいたのですが、思いの他雪景色が楽しめたので、津軽海峡冬景色に対抗し、『丹沢山塊冬景色』でアップですっ!
前回のハイクから2週間。
一気に冬色に染まった景色を楽しんで頂けたらと思いまーす。
お付き合いよろしくです。
【メンバー】
たえちゃん
山爺のパーティがたーくさんおった。
※実はのぶりんと行きの電車内で遭遇したのだが、この日はお互い一人ハイクを楽しもう♪がテーマだったので、大倉まで一緒に来た後は別行動。
のぶりんは、鍋割山のお隣り、塔ノ岳をバカ尾根ピストンで登りましたー。
たまにこういうことをする私達です(笑)
【歩行距離】
16.4km
【ルート:往路・大倉~二俣、後沢乗越~鍋割山、復路・鍋割山~大倉馬鹿尾根~大倉】
6:57小田急渋沢駅7:12 ~ 7:16秦野駅7:27 ~ 7:31小田急渋沢駅(バス) ~ 7:45大倉バス停(秦野ビジターセンター)8:10 ~ 9:30二俣9:45 ~ 10:30後沢乗越10:35 ~ 11:35鍋割山13:00 ~ 小丸 ~ 大丸 ~ 13:55金冷シノ頭 ~ 15:15観音茶屋15:40 ~ 16:10大倉

↑急きょ行き先変更により、iPhoneのGPSアプリの設定ができなかったので、秦野市観光協会のサイトに出ている地図をペタッ。
見やすいので、ハイクに行く時はコースタイムや情報を参考にしてますー。
12月10日(土)あっ晴れ
いつもの始発電車に乗り込み、車内からご来光を拝む。ナームゥ~。
あっ晴れー。
今日は富士山がキレイに拝めそうだなー、丹沢の山々の頂がうっすら白くて萌えるぞ~と、車内で一人ワクワク。
すると・・・
『今日はどちらの山に行かれるのですか?』
おぉぉぉぉぉー!なんと!
(折りたたみ)ロードバイクを担いだ(多分)青年が、たえちゃんに声を掛けてきたのである!
私:『鍋割山です。』
青年:『鍋焼きうどんの山ですね。僕も以前、丹沢の山はいくつか登ったのですが、どこの山も結構キツかったのでもう登りたくないんですよねぇ。』
私:『・・・』
青年よ、見るも無残な原形のたえちゃんに声を掛けてきてくれた勇気は大いに称えるよ・・・
でもこれから登るのに、モチベーション下がるようなこと言わないでくださいよ・・・トホホ。
6:57
渋沢駅着~。
7:31
トラブル発生により、隣の秦野駅まで引き返し、渋沢駅再着。
※翌日の副業に備え、山道具と共に抱えて来た仕事道具を大ロッカーに入れようとしたら、渋沢駅にはなかったので、仕方なく秦野駅まで戻ったのである。
何でこういつも、何かしらトラブルと言うかハプニングと言うか・・・が起こるかなぁ。
一回で良いから、ビシッとバシッと決めてみたいもんだよ。

7:45
予定より30分近く遅れて大倉着ぅ。
今朝も臨時バスが出ていて、車内は混み混み。
8時前の時点で、大倉バカ尾根から塔ノ岳に向かった人は既に200人いたそうですわ。
塔ノ岳って、ホントに人気あるんだなぁ。
それより!
6時の大倉の気温が-6℃だったとな?!
ひょ~、1時間前はそんなに寒かったのか・・・
温度計を見なかったから何度か分からなかったけど、風がなかったし、日が当たっていたので寒く感じなかったよ~。
たえちゃん、すぐに暑くなることを想定し、出発前からダウンを脱ぐ。
8:10
のぶりんと別れ、出発~♪

鍋割山への登山口は、バス停の目の前のラーメン屋が目印!
今日は間違える訳にはいかん!!
ってか、普通は間違えない。

ニャンコ、行って来るね~。
(お店の軒先で日向ぼっこをしていたネコ)

ラーメン屋の向かいにある看板確認!
よし!
あっきー、間違えなかったよー(笑)

↑2週間前に撮った山。

↑この日の山。
頂の辺りがうっすら白くなっているのがお分かり頂けるかしら?
それにしても電線が邪魔だぁー。

畑の脇に立派な霜柱発見。
おいおい!こんなん、見たことないぞ。
高さ?長さ?は10cm近くあったと思われます。

ヒャヒャヒャッ。
サクサクサクっっと霜柱を踏みながら登山口に向かうのだ~。

この前も見た、のぶりん専用避難所。
ちょっと不思議な穴・・・

登山口から林道へ~。
頂上まで7km・・・
一人だし、距離だけ聞くと気が遠くなる・・・
出発してから15分。
たえちゃん、既に汗だくにつき、フリースを脱ぎ、インナーとTシャツ、首からタオルでいつものおっさんスタイルに変身。
手袋?してません。素手です。
今思えば、夏と変わらぬ格好。
何人かいた、ニット帽にダウンorアウター、可愛いゲイター・・・なオサレ山ガール達の引き立て役にもなったさ!
ほとんどの山爺達も、ダウンやアウターを着て歩いているというのに、たえちゃんは爺以上のおっさんっぷり。

前日の悪天も何のその♪
林道なので、思っていたより道は全然フトゥ。
1~2箇所水溜りがあった程度。
霜も降りていなかったし、スタスタ歩けちゃう~。

時折、右側斜面から流れ落ちてるプチ滝の水が山道を横断してます。
せせらぎチャプン~。
楽しい・・・

ココだけは前日の雨の影響なのか、斜面から流れ落ちる水量が多く、チャプン度高め。
んー、さすがにスニーカーで越えるのはちょっとキツイかも・・・
この辺りで今度は・・・
『歩くのが凄く速いですね~。ガンガン行きますね~。今日は鍋割山ですか?』
何と!
林道に入った辺りから、追い越したり追い抜かされたりしていた単独山メンが、たえちゃんに声を掛けてきたのである!!
でもな・・・メンか爺か微妙な雰囲気の殿方・・・
私:『鍋割山です。登るのが相当ヘタレなのと、写真ばかり撮っているので、こういうフラットな道はガンガン歩かないと、いつまで経っても頂上に辿り着けないんですよ。』
殿方よ、見るも無残な原形な上に、首からタオルをかけたおっさんスタイルなたえちゃんに声を掛けてきてくだすった、勇気ある行動は表彰もんです!

9:30
休憩ポイント、二俣着ー。
鍋割山はこの日が初めてだというメン爺な殿方と、数100m程の距離を共に歩きながら、山頂山小屋の鍋焼きうどんや水歩荷のことなどを教えてあげ、たえちゃんはココで朝ご飯休憩。
メン爺は休まずに行くと言うのでお別れ。
キラキラ~な沢の流れを見ながら、バナナとアミノバイタルをモグモグぅ~。
水量は2週間前より多かったなー。

名もなきプチ滝がちょいちょいあるのねん。
この日は、黒竜の滝には寄らなかったっす。

嗚呼、いと良い天気ぃ~♪
この景色、伊吹山を思い出すなー。
のぶりんも順調にバカ尾根を登ってるかな・・・

伊吹山~。

あれ、本沢・・・
水歩荷置き場はこの辺のはずなのだが・・・

本沢を過ぎてちょっと進んだ道標のすぐ先に

水置き場があった!
のぶりん、あったよ~!
この前は見落としてたのかも・・・

ココに置いてある、山小屋で使う水は水道水。
沢の水は衛生面で問題があるので使わないのだそう。
水置き場の目の前まで車が入れるので、車で運んでるんでしょうね。
前回運べなかったので、4L上げるにょー!
女に二言はない!
たえちゃん、赤子を背負うのだ!
うりゃー!

水置き場先は金剛山のカトラ谷風なガレた所があったり、ちょっと斜度がキツくなる・・・
でも頂上まで2.4km。
トレーニングじゃ!
ホントは・・・

赤子を背負ってるというより、背中で妊娠してる気分・・・
たまにふんぞり返りそうになった(苦笑)
ペースが落ちて、汗だく~。
でも標高800mを過ぎた辺りから、ちらほら雪が!

今シーズン、初めて見たー!
萌えるー!
ひゃっは~♪
ホントに前日、降ったんやなー。

あの稜線に出れば・・・

後沢(うしろざわ)乗越!
この辺りは雪がなかったなぁ・・・
融けちゃったのかな。

かかって来いっ!急登!
ヒーヒー・・・

ヘリが何回も往来していたので、遭難者が出たのかな?はたまたたえちゃん、実は遭難してるんか?と一瞬不安に・・・
これだけ周りにハイカーがおったら、遭難ってことはなかろう。

日差し強し。
後沢乗越でアウターを着出している人が結構いたけど、たえちゃんはおっさんスタイルのまま。
益々汗だく・・・

雪再び・・・
丹沢の山々はこうした木道が至る所にあり、整備が行き届いているなぁというのが分かります。
ヘリはどうやら、山道整備工事用の資材を運んでいるようでした。ホッ。

左側から何やら視線を感じる・・・
まさか、マルがこんなおっさんスタイルのたえちゃんを見て笑ってる・・・
ちゃうちゃう!
富士山が見えてきたー!
萌えー!
マル、ごめん。
今のたえちゃんはマルよりこの富士山に萌えてるの。

ほら~、頂上まであと少しやーん!
周りも雪一面で更に萌えるぜー!

山頂手前で富士山が全貌をお見せくださった・・・
ひょ~!

積雪量が一気に増えてるぞぉ。
アイゼンを出そうか悩んだけど、ギリ歩けたわん。
あー、こんな所で冬ソナごっこでもしてぇなーと妄想しながら、山頂直下の雪が融けたデロンデロンぐでんぐでんの泥道、階段を登ると

11:35
おっさんスタイルのまま、山頂着なりー!
1273m、アゲイン~。
一面雪だぜぃ!

富士様~、たえちゃんはあなた様を拝みたく、再びこの頂にやって参りました。
やはりお美しいお姿・・・うっとりでございます。
この後すぐ、ココは人で溢れ返ってしまったので、人のいないショットが撮れたのは一瞬・・・
のぶりんも頂上に着いた頃かな、富士山見られたかな~。

塔ノ岳ほどではないだろうが、この日も人はそれなりに多かったす。
頂上は雪がほとんどないところもあったりで・・・

そして、小屋から出てきた誰かがたえちゃんを見ている。
誰だ?
『あ、着いたかー。僕は11時に着いたよ。さっき、鍋焼きうどんの話を聞いたら食べたくなって、30分待って今出来たよ。寒いし、連絡が取れれば、君の分も頼んでおいたのになぁと思ってたところ。水も2L歩荷したよ。君も歩荷したの?』
は?あー!!!
あの勇気ある山メン爺だ!
そう広くはない山頂だから、また会うだろうなとは思ったけどさ・・・
私:『4L歩荷しました。』
『体育会系だねぇ。』
私(心中):『ちゃう、おバカ系』
ご親切にありがとうございますー。
でもたえちゃん、一人でぼんやり富士山を眺めながら昼ご飯を食べたかったので、そこで会話終了。

山頂の気温5℃。
ほとんど風がなかったし、フリースとダウンを着ていれば寒くなかったさ~。
小屋に水を運んだし、

富士山や

(見えにくいけど)南アを眺めながら

ようやくおにぎりにかぶりつき、スープパスタをすする。
100均に売ってるウレタンの袋にスープを入れておくと、寒くても冷めにくいよん。
カップヌードルくらいの大きさのインスタントモノなら充分入るよ~。
持ちにくいのが難点ではあるが・・・
あー、それにしても北岳まで見えて、ホントにステキな眺めだよぅ~。
すぬこ!
来夏、我々が目指すのはあそこだ!

残念ながら、相模湾方面の眺めは霞み気味・・・

13:00
おっと!鍋焼きうどんを頼んだ訳でもないのにもうこんな時間だー!
ぼんやりしすぎた・・・
下山はやっぱりバカ尾根でしょー。
そうなると3時間はかかる・・・急がねば。

バイバ~イ、富士山、鍋割山~。
また来るねー。

どんなにデロンデロンぐでんぐでんの道だろうが

雪が積もっていようが、下山家たるもの、コケたり滑ったりしてはならんのである!
気合いを入れて下山だー!
前回の記事にも書いた、鍋割山からバカ尾根に行く途中のポイント、丹沢で有数のブナ林の中にある


小丸や


大丸は、鍋割山の標高より高いので雪多め。
ココでも何とか、アイゼンなしで歩いたにょ。

わわわ・・・ガスってきた・・・
人はいても、静寂でピンと張りつめた空気は、雪があってこそのもの。
この感じ、たまらなく好きだ~。

13:55
人が多くて多少ペースが乱れてしまったものの、何とかコースタイム内で、塔ノ岳からの下山道との合流点、金冷シノ頭着。
さー、ココからバカ尾根、たえちゃんの本領発揮じゃ!

バカ尾根の途中までは、道の一部がデロデロぐでんぐでん。
でもたえちゃんに任せろ!(何を?)
いつものペースでガンガン下るー。

れれれ?
気が付けば、一面落ち葉のパサパサ道。
一日でこんなに道って乾いちゃうもん?
人が多いから?
太陽が当たってたからかな?
ま、更に歩きやすいのでよろしい。


登山口まであと少し~の所に現れる雑事場の道標。
左右にルートが分かれるのですが、地図を見れば一目瞭然、ココは左を行った方が断然近い。
左右とも700mではないので騙されぬよう・・・
右はテン場があるところです。


下から登って来た時はこの道標が目印。
右側を行く方が近いということです。
ご参考までに・・・

そして、大倉まで1マイルの道標が見るとすぐ

15:15
一番下にある山小屋、観音茶屋~。
ここまで来れば、もう下山したも同然。
ホッとするのら~。
のぶりんはたえちゃんより30分早く、ココで休憩を取ったようだ。
無事で良かった~。

観音茶屋の名物、牛乳プリンを初めて食す!
たえちゃん、ホントは牛乳が大嫌いなのだが、まんまの味がせず、甘くもなく、中にフルーツが入ってて美味し!
しばしまったりし、おばちゃん、ごちそうさま!
マドラーでコーヒー混ぜるの忘れてた(苦笑)
ぽてぽて歩き出して間もなく・・・
『あー!また会った!』
ま、また・・・
私:『あ、どうも・・・』
そう、またしても山メン爺に会ったのである。
途中、他の山爺と休憩がてらビールを飲んでいたらしく、やけにハイテンションだ。
そしてあーだこーだと話している。
適当に相槌を打ってる間に・・・
16:10
大倉着いたー!
ふぅ。
山メン爺と社交辞令を交わし別れる。
さよーならー。
愛想が悪くてすみませんでした。

それより!
今日は初雪の山をケガなく、また下山家を発揮することができて楽しかったでございます。
丹沢の山神様、大好きです!
ありがとうございました。
んー、雪山も良いね~。
え?山メン爺?
一日に3回も遭遇したとは言え、運命の出会いではなかった・・・のは確か(笑)
またどこかの山で会ったら運命かも?!
見るも無残な原形のたえちゃんに、一日に2名もの勇気ある殿方が声を掛けてきてくだすった・・・なーんて、今までなかったよなぁ。
たえちゃん、一生分のモテ期がたった一日で・・・だったのか?
あ~ぁ。
そんな初雪堪能ハイクでごじゃりましたー。
筋肉痛?
そう言えば最近、ならなくなったでござる。