師走~皺すー。
嗚呼、しわす・・・
12月ですねぇ。
「師走」とは、お坊さんお経をあげるために、あちこち走り回る月・・・というのが語源なのだと、笑点で歌丸師匠が申しておりました。
(笑点好きなたえちゃん。談志師匠のご冥福を・・・)
最近、山のことばかり書いていたので、ちょっと海ネタなど。

八重山に里帰りする際、いつもお世話になっているりんぱなのあきらさんが、先日写ツイをされていた石垣島の米原ビーチ。(あきらさんの許可を頂いてます。)

こちらは5か月前に撮った、同じ石垣島の底地(すくじ)ビーチ。
小さくあきらさんが写ってます(笑)
八重山の海は相変わらずキレイだけど、この時期になると佇まいが夏とは違うよなぁ。
当たり前か・・・
冬でも八重山は内地より気温が高いし、西表島では元旦からセミが鳴いてることもあってちょいとクレイジーなんですが、それでも北風が強いと海が時化て、ハブ港である石垣島から出港する船が欠航したり・・・
南国には南国の「冬」があるんですよね。
今回も順調に、神様仏様マイル様は貯まってる。
後は来年いつ行くか・・・
夏に海でカッパの如く素潜りまくりたいし、晩冬~初春に西表島縦走(夏は無理)もしたいしなぁ。
年に2回帰れれば文句ナシ・・・求むスポンサー。(切実)
んでんで、ハイクネタ参りますかね。
11月26(土)晴れ。
この日のハイクは、丹沢の鍋割山山頂名物、鍋焼きうどんを食す!が最大の目的でありますー。
張り切って行っちゃうぞ~。
この週は2回もハイクできてルンルン♪
【メンバー】
のぶりん
たえちゃん
【歩行距離】
16.4km
【ルート:往路・大倉~二俣、後沢乗越~鍋割山、復路・鍋割山~大倉馬鹿尾根~大倉
7:12小田急渋沢駅(バス)7:18 ~ 7:30大倉バス停(秦野ビジターセンター)7:45 ~ 迷走 ~ 8:00登山口 ~ 9:15黒竜の滝9:20 ~ 9:50二俣10:00 ~ ミズヒの大滝(途中断念)~ 10:50後沢乗越10:55 ~ 11:55鍋割山14:15 ~ 小丸 ~ 大丸 ~ 15:00金冷シノ頭 ~ 15:10花立15:25 ~ 16:10堀山の家 ~ 17:20大倉】
7:12
小田急渋沢駅着~。
7:18
もう11月も終わりやし、そんなに登山者はおらんだろう・・・と思っていたのが大間違い。
乗り込んだバスは予想以上の人で寿司詰め状態・・・えー。
なんでぇ~。

7:30
標高290mの大倉着なりっ。
良い天気だー!
晴れ女のぶりんよ、ありがとう(涙)
しかも寒くないし、サイコーじゃ。

7:45
通信係のぶりんに友人達へ呟いてもらったり、準備をして出発~。
たえちゃん、この日は身の丈に合わない登山靴で参上。
バカ丸出し。

「のぶりん、ココの自販機は¥100だから、帰りに買って大倉で飲もうね~。」
などと呑気なことを言ってる場合ではなかった・・・
この先は・・・

大倉(バカ)尾根から塔ノ岳や丹沢山に行く登山口なんである。
丹沢山に登った時に来たのに、何やってんだよ!たえちゃん!
でも長女のぶりんは優しいので怒らないんである。
すまんのぅ、のぶりんよ・・・
いささか呆れた様子のあっきーにツイッターでナビをしてもらい、来た道600mを大倉まで戻る。
あっきー、ありがとう。
ココまで車道で良かった・・・いや、良くない!
しょっぱなから迷走してもーた。
大倉から鍋割山に行くのに、こんな間違いする人って他におらんだろ!
あまりに方向音痴な自分を恨む。
もう方向音痴とか言ってるレベルではない気がするが・・・
後日、おかんに「あんたはバカだし、そのうちスノボーやハイクでケガか遭難しそうだから、その類の保険に入りなさいよ!」と言われちゃったよ、テヘ。
んー、これを機に考えよう・・・

8:00
大倉まで戻り、気を取り直して再出発!
迷いようのない進路を何故に迷ったのか、全くもって不思議・・・
やっぱたえちゃんておかしい。
山に萌えるよ~萌えー。
ちょっと電線邪魔だわさー。

畑の脇に咲いていた木立ダリアも見送ってくれたよ♪
大倉から鍋割方面に来る人は少ないねぇ。
塔ノ岳に行く人の方が圧倒的に多いです。

パンパンと音がするので何かと思ったら、射撃練習場があるのか!
射撃も面白そうだよな。
気になるあの人(って誰?実のところはおらん)のハートを狙い打ちしてみたい。
手前の男性、グラサンマジックでカッコ良く見えるね~と、上から目線の発言をしながら進む。

畑の脇道、射撃練習場を過ぎるとこんなんが現れます。

よし!今度こそホントに間違えてないぞ!

西山林道と呼ばれているこの道は、緩やかでとても歩きやすい~。
森の中をハイキングしてる感じで楽しい~。
気分は森ガールさ♪
でも標高を上げるにはちょっと緩すぎかな?
一般車両は進入禁止になってるのに、何台か車が通ってたのがなぁ・・・うーん。
石投げるぞ、コラーッ!

黒竜の滝の看板発見!
滝フェチなのぶりんとたえちゃんが立ち寄らないはずがない。

行っちゃうよ~、行っちゃうよ~。
滝までは階段を下って10分ほど。
往復でも30分かからないし、行っちゃうよ~。

9:15
黒竜の滝着。
落差15mなので、そんなに大きな滝ではないけど、涸れることがないんだって。

丹沢の「丹」は谷を意味し、そこに「沢」が付く・・・
うん、確かに沢が多いし、水が豊富なのも頷けるねとのぶりんと語る。

(↑「(主要)奥多摩三大急登制覇?!鷹ノ巣山」より。)
でも水のキレイさから言ったら、奥多摩の方が上かな?

それにしても良い天気だ・・・

次のポイント、二俣はもうすぐ!

二俣の手前には、昭和時代の登山家で全日本山岳連盟会長でもあった尾関廣さんの銅像があります。
立派な人であったのは石碑を読んで分かるのだけど、この帽子が何とも・・・

向こうに目をやると、ヨーデルヨーデルハイホーハイホー(イミフ)風な建物が見えてきます~。
廃屋チックに見えたんやけど・・・

9:50
二俣着。

沢を渡って休憩~。

お決まりのバナナとアミノバイタル。
これ食べると途端に元気になるんよねぇ・・・
気のせい?

(のぶりん、いつの間にかセルフでボケショット撮ってたよ。)
ここまで、緩やかな林道をルンラルンラ~と歩いてきただけだというのに、たえちゃんものすごーく汗だく。暑い。
どんだけ暑がり、汗っかきなのだ・・・
まぁ、暑いのも寒いのも全然平気なんですけどね。
そして、ここ最近のハイクで気付いたことがある。
何故、たえちゃんだけが伊吹山で山爺に写真を撮られなかったのか、下界はもちろんのこと、山でもモテないのか?
答えはこの、かなーりぼかした写真にあった。
そう、暑がり汗っかきなたえちゃんは、山でいつも首にタオルをかけて登っているからである。
女性でそんな人あんまりいないよねぇ・・・
顔だって汗だくだもー。
化粧してハイクしようもんなら、瞬時にデロンデロン、ぐでんぐでんになって、妖怪人間ベムもビックリ、原形より見るも無残な姿になる。
原形も相当酷いのは重々承知だが、化粧崩れした化け物顔よりまだ少しはマシかも・・・ということで、すっぴんで山に行ってるのです。
(自然を嗜むのに化粧は不要というのもあるが・・・)
のぶりん含む、顔に汗をかかない人がいと羨ましい。
夏はさ、首にタオルをかけてる山爺が結構いたさー。
でもこの時期にそんな姿の山爺は、何人かに一人しかいなかった・・・
山爺と同様の姿だもん、山でもモテるはずがない・・・よな。
いつまでこの姿で登るのやら・・・
もう老いる一方だし、山爺と同様である以前に、男子の心をわしづかみにできるらしい「料理」と言う女子力の高い最大武器も兼ね備えていないので、死ぬまでモテ期などないでしょう、ヤレヤレ。
料理か・・・料理ねぇ・・・
全くできない訳ではないのだが、あまりの下手さ、センスのなさに、やればやるほど気が滅入ってしまう・・・
何でも美味しいと思えるのは、私の場合、実は味オンチなだけなのかも?
あ~ぁ。
東京登山さん、アドバイスありがとうございました~(笑)

ずっとこんな感じの道を歩いて来たのよ。ゆるゆる道。

休憩を終え、今度は後沢乗越(うしろざわのっこし)のポイントを目指す~。
途中、こんな小さなチョロ滝もあったり。

ホントにもう、好天に感謝でございます。

また沢を渡ってっと。
どの沢にも橋が架かっているので、渡るのに困ることはないです。
でもなぁ、この辺に山小屋に水歩荷する為のペットボトル置き場があるはず。
なかった・・・よね?
見落としたかなぁ・・・
この日は水歩荷するのも目的だったから、ザックを空けてきたのになぁ。
次回は家からペットボトルを持って来て、大倉の水道で水を入れて運ぶとしよう。
今回はお役に立てずすみません・・・
この沢を登っていくと、ミズヒの大滝なるものがあるというので行ってみる!
が、倒木が多すぎてなかなか先に進めず、ルートが分かりにくかったので断念・・・

山道脇のせせらぎチョロ滝も良いよね。

今までの林道より斜度はあれど、ここも登りやすいよ~。
たえちゃん、登りはヘタレなので、休み休み登ったが・・・

するとどうでしょう。
あれ?この景色、どっかで見たことのあるやうな・・・
金剛山のカトラ谷に似てるね~。

金剛山のカトラ谷。
うむ、似てるかも。

10:50
後沢乗越~。
一息ついてっと。
ここからが結構大変だと聞いたので気合入れ。

来い!急登!

次、カモン!
ヘタレでも、このくらいならまだ大丈夫だぜー!(嘘)
のぶりんなんて、鍋焼きうどんー!と叫びながらガンガン登ってるぜー。
のぶりん、はえーよー!
食べ物の執念は凄まじい。

のぶりんの前を歩く、ピンクのザックとグリーンのザックを背負った殿方。
なんと!この方達のザックの中身が水だったんですお!
だってチャップンチャップン音を立ててるんだもん、すぐ分かったわよ。
ちょいとよろめいた足取り・・・だ、大丈夫ですか?
だから水置き場にペットボトルがなかったのかなぁ。
でも頂上まであと少しじゃ!

11:50
よっしゃ!
頂上着じゃ!
コースタイムが3時間50分やから、滝に寄ったり休んだことも考えると早かったね。
登りが相当ヘタレなたえちゃんでも、少しは進歩してるのかな。

景色の良い場所にザックを放り、鍋焼きうどん食うどー!!!
と、山小屋に入ると・・・
嘘やろ?
え・・・
な、なんと、鍋焼きうどん待ちの大行列。
あっきーが、混んでたら1時間くらい待つかもよと言っていたのはこのことだったのか・・・
それにしてもココのうどんって、ミシュランのグルメガイドにでも載ってるんか?
大倉では少なかった登山者は、途中からやけに多いなぁとは思ったけどさぁ、すれ違った山爺が、今日は登る人が多いねぇと言ってたけどさぁ、いつの間にこんなにいたん?
でもまぁ、並んで待つ。
こと1時間10分・・・
アンビリバボ。
下山大丈夫か・・・と一抹の不安が・・・

13:15
やっとできたー!
山の景色を入れて撮りたかったので、6つ割れしてるたえちゃんの腹上にお盆を乗せ、腹筋状態でパチリ。
おばさん邪魔だよぅー。
いつまで経ってもどいてくれないし、このポジションから動けないし、冷めちゃうから諦めた・・・

6つ割れ腹筋なんてどうでもよい。
これが鍋焼きうどんの全貌。
1272mの頂で頂きますー!!
かぼちゃの天ぷら、きのこ類とうどんが見えないほど具沢山♪
食材を運んだりと言った諸経費を考えても、¥1,000で果たして儲けがあるのか?と頭の中でそろばんを弾いてしまった。
味は言うまでもなし!
山で食べる物は何だって美味しい!
しかも温かい~。
ありがたやありがたや。

山頂に着くなり曇ってきたのだけど、食べてる最中に一瞬富士山が姿を現してくださった!
写真だと分からないのが歯痒い・・・
とにかくデカイんですよ!
うひょ~ってなくらいデカイ!
雲で見え隠れする富士山を見ながらうどん完食~。
ご馳走さまでした。

14:15
おいおい!
もうこんな時間だー!
下山ルートのコースタイムは、どう見積もっても3時間・・・
のんびりし過ぎた!
急げ急げ~。

空も

(雪はまだないけれど)山も冬の佇まいだなぁ。
とパー子をしている場合ではない。
先を急がねば。
下山ルートで通った小丸、大丸という、この写真を撮った辺りの標高は1300mで、鍋割山よりちょっと高いところにあります。
15:00
塔ノ岳からのルートと合流する、金冷シノ頭通過~。
よし、コースタイムより15分早く着けた!
のぶりん、ココから馬鹿尾根だよ~ん。

15:10
花立の山小屋からの眺めが良かったので、ちょっとトイレ休憩。
前にも書きましたが、馬鹿尾根にはたくさんの山小屋があって、トイレはどこも¥50。
便利ですお。
空との境界が分からん相模湾が向こうに見えます。

手前が塔ノ岳の表尾根ルート、奥が大山ね。
表尾根ルートの塔ノ岳は一人だったのもあってか、ちょいとヘビーだったっけなぁ・・・

あなたと~ぉ、越えたい・・・天城越えぇぇぇな、天城山が遠くに見えます。
歌ってる場合でもないだろ!
あんなに日が傾いてるじゃないかー!
と、馬鹿尾根をガシガシ下る。

コレ、9月に行った塔ノ岳から馬鹿尾根を下った時のショット。

こっちが今回ね。
ここでもまた、移ろいゆく季節を感じたねぇ。
夕日で赤く染まった燃える山に萌えー。
先を急がねばならぬのに、たえちゃんは馬鹿尾根下山が得意なのを良いことに、のぶりんにとあるお願いをした。
「のぶりん、金剛山の下山時にうっかり捻挫して剥奪された下山家の汚名を挽回すべく、ココで下山家を再び名乗りたい、その為の試験官をしてくれー!」と。
そしてたえちゃんの下山家っぷりを、のぶりんに見せつける。
今日、たえちゃんが場違いな登山靴を履いて来たのはこの為だったのである!
「もちろん下山家復活でしょ!」とのぶりん。
あー、あなた様の心の広さと優しさにはいつも救われます。
ありがとう、ありがとう、のぶりん。
これでまた下山家が名乗れる訳だが、他の山でまた捻挫したらカッコ悪いので、今後は馬鹿尾根限定下山家にしておこう。
馬鹿尾根でバカなことやってないで先急げよ・・・

下山家復活で順調に下り、馬鹿尾根ルートの中間地点、堀山の家でプチ休憩。
また富士山が見えたよー。
キレイやなぁ。
日が暮れて行くなぁ・・・
暮れちゃうよ・・・
こりゃもう、日没までに下山できないことが確定したので、ヘッデン準備。
他にも下山する人がたくさんいたのだけど、さすがにこの時間に下っているだけあって・・・なのか、下山家たえちゃんも驚く強者揃い。
皆、はえーよ!

街の灯りがとてもキレイね~はだのぉ~ブルーライトはだのぉ~。
見晴小屋から見えた秦野の街灯り。
夜景がキレイだろうなぁ・・・

16:57
チーン。
はい、限界~。
このままでは歩けませぬー。
あと少しなのにヘッデンの刑・・・
他の強者下山者達もヘッデンを点けていたので、問題なく下れたのが幸い。
鍋割山から下山して来た人は、私達同様、鍋焼きうどんの待ち時間にヤラレてこの時間になっちゃったのかな(苦笑)
17:20
大倉着!!!
あー、無事に着いたー。着けたー。
良かったー。
真っ暗でも下山してる人多数だったので、大倉はまだそれなりに人がおったわ。
ふぅ。
一番最後の下山者にならなくて良かった。
この日はしょっぱなから迷走したり、鍋焼きうどん待ちにヤラレたり、ヘッデンの刑に遭ったけど(苦笑)、晩秋?初冬?の山を満喫できたし、鍋焼きうどんは美味しかったし、下山家復活できたし、ケガなく無事にハイクできたことに感謝!
丹沢の山神様、ありがとうございました。
今後ものぶりんとアホなたえちゃんが参る際には、よろしくお願い致します。
あー、楽しかったな。
のぶりん、馬鹿尾根はいかがでしたか?
【番外編】

鍋割山ハイクの翌、11月27日(日)。
たえちゃんは、学生時代の友人女子5人で都内のマラソン大会に出ましたー。
昨年も出場したので2回目。
スカイツリーを見ながら走ったよ~。
5人共無事、制限時間内に完走したなりよ!
と言っても10kmだけど・・・
さすがにこの日はユンケルを飲んで出た(苦笑)
マラソン後のBBQで、飲めや食えや~してしまった為、摂取カロリー > 消費カロリー。
ダイエットにはならんのであった・・・
嗚呼、しわす・・・
12月ですねぇ。
「師走」とは、お坊さんお経をあげるために、あちこち走り回る月・・・というのが語源なのだと、笑点で歌丸師匠が申しておりました。
(笑点好きなたえちゃん。談志師匠のご冥福を・・・)
最近、山のことばかり書いていたので、ちょっと海ネタなど。

八重山に里帰りする際、いつもお世話になっているりんぱなのあきらさんが、先日写ツイをされていた石垣島の米原ビーチ。(あきらさんの許可を頂いてます。)

こちらは5か月前に撮った、同じ石垣島の底地(すくじ)ビーチ。
小さくあきらさんが写ってます(笑)
八重山の海は相変わらずキレイだけど、この時期になると佇まいが夏とは違うよなぁ。
当たり前か・・・
冬でも八重山は内地より気温が高いし、西表島では元旦からセミが鳴いてることもあってちょいとクレイジーなんですが、それでも北風が強いと海が時化て、ハブ港である石垣島から出港する船が欠航したり・・・
南国には南国の「冬」があるんですよね。
今回も順調に、神様仏様マイル様は貯まってる。
後は来年いつ行くか・・・
夏に海でカッパの如く素潜りまくりたいし、晩冬~初春に西表島縦走(夏は無理)もしたいしなぁ。
年に2回帰れれば文句ナシ・・・求むスポンサー。(切実)
んでんで、ハイクネタ参りますかね。
11月26(土)晴れ。
この日のハイクは、丹沢の鍋割山山頂名物、鍋焼きうどんを食す!が最大の目的でありますー。
張り切って行っちゃうぞ~。
この週は2回もハイクできてルンルン♪
【メンバー】
のぶりん
たえちゃん
【歩行距離】
16.4km
【ルート:往路・大倉~二俣、後沢乗越~鍋割山、復路・鍋割山~大倉馬鹿尾根~大倉
7:12小田急渋沢駅(バス)7:18 ~ 7:30大倉バス停(秦野ビジターセンター)7:45 ~ 迷走 ~ 8:00登山口 ~ 9:15黒竜の滝9:20 ~ 9:50二俣10:00 ~ ミズヒの大滝(途中断念)~ 10:50後沢乗越10:55 ~ 11:55鍋割山14:15 ~ 小丸 ~ 大丸 ~ 15:00金冷シノ頭 ~ 15:10花立15:25 ~ 16:10堀山の家 ~ 17:20大倉】
7:12
小田急渋沢駅着~。
7:18
もう11月も終わりやし、そんなに登山者はおらんだろう・・・と思っていたのが大間違い。
乗り込んだバスは予想以上の人で寿司詰め状態・・・えー。
なんでぇ~。

7:30
標高290mの大倉着なりっ。
良い天気だー!
晴れ女のぶりんよ、ありがとう(涙)
しかも寒くないし、サイコーじゃ。

7:45
通信係のぶりんに友人達へ呟いてもらったり、準備をして出発~。
たえちゃん、この日は身の丈に合わない登山靴で参上。
バカ丸出し。

「のぶりん、ココの自販機は¥100だから、帰りに買って大倉で飲もうね~。」
などと呑気なことを言ってる場合ではなかった・・・
この先は・・・

大倉(バカ)尾根から塔ノ岳や丹沢山に行く登山口なんである。
丹沢山に登った時に来たのに、何やってんだよ!たえちゃん!
でも長女のぶりんは優しいので怒らないんである。
すまんのぅ、のぶりんよ・・・
いささか呆れた様子のあっきーにツイッターでナビをしてもらい、来た道600mを大倉まで戻る。
あっきー、ありがとう。
ココまで車道で良かった・・・いや、良くない!
しょっぱなから迷走してもーた。
大倉から鍋割山に行くのに、こんな間違いする人って他におらんだろ!
あまりに方向音痴な自分を恨む。
もう方向音痴とか言ってるレベルではない気がするが・・・
後日、おかんに「あんたはバカだし、そのうちスノボーやハイクでケガか遭難しそうだから、その類の保険に入りなさいよ!」と言われちゃったよ、テヘ。
んー、これを機に考えよう・・・

8:00
大倉まで戻り、気を取り直して再出発!
迷いようのない進路を何故に迷ったのか、全くもって不思議・・・
やっぱたえちゃんておかしい。
山に萌えるよ~萌えー。
ちょっと電線邪魔だわさー。

畑の脇に咲いていた木立ダリアも見送ってくれたよ♪
大倉から鍋割方面に来る人は少ないねぇ。
塔ノ岳に行く人の方が圧倒的に多いです。

パンパンと音がするので何かと思ったら、射撃練習場があるのか!
射撃も面白そうだよな。
気になるあの人(って誰?実のところはおらん)のハートを狙い打ちしてみたい。
手前の男性、グラサンマジックでカッコ良く見えるね~と、上から目線の発言をしながら進む。

畑の脇道、射撃練習場を過ぎるとこんなんが現れます。

よし!今度こそホントに間違えてないぞ!

西山林道と呼ばれているこの道は、緩やかでとても歩きやすい~。
森の中をハイキングしてる感じで楽しい~。
気分は森ガールさ♪
でも標高を上げるにはちょっと緩すぎかな?
一般車両は進入禁止になってるのに、何台か車が通ってたのがなぁ・・・うーん。
石投げるぞ、コラーッ!

黒竜の滝の看板発見!
滝フェチなのぶりんとたえちゃんが立ち寄らないはずがない。

行っちゃうよ~、行っちゃうよ~。
滝までは階段を下って10分ほど。
往復でも30分かからないし、行っちゃうよ~。

9:15
黒竜の滝着。
落差15mなので、そんなに大きな滝ではないけど、涸れることがないんだって。

丹沢の「丹」は谷を意味し、そこに「沢」が付く・・・
うん、確かに沢が多いし、水が豊富なのも頷けるねとのぶりんと語る。

(↑「(主要)奥多摩三大急登制覇?!鷹ノ巣山」より。)
でも水のキレイさから言ったら、奥多摩の方が上かな?

それにしても良い天気だ・・・

次のポイント、二俣はもうすぐ!

二俣の手前には、昭和時代の登山家で全日本山岳連盟会長でもあった尾関廣さんの銅像があります。
立派な人であったのは石碑を読んで分かるのだけど、この帽子が何とも・・・

向こうに目をやると、ヨーデルヨーデルハイホーハイホー(イミフ)風な建物が見えてきます~。
廃屋チックに見えたんやけど・・・

9:50
二俣着。

沢を渡って休憩~。

お決まりのバナナとアミノバイタル。
これ食べると途端に元気になるんよねぇ・・・
気のせい?

(のぶりん、いつの間にかセルフでボケショット撮ってたよ。)
ここまで、緩やかな林道をルンラルンラ~と歩いてきただけだというのに、たえちゃんものすごーく汗だく。暑い。
どんだけ暑がり、汗っかきなのだ・・・
まぁ、暑いのも寒いのも全然平気なんですけどね。
そして、ここ最近のハイクで気付いたことがある。
何故、たえちゃんだけが伊吹山で山爺に写真を撮られなかったのか、下界はもちろんのこと、山でもモテないのか?
答えはこの、かなーりぼかした写真にあった。
そう、暑がり汗っかきなたえちゃんは、山でいつも首にタオルをかけて登っているからである。
女性でそんな人あんまりいないよねぇ・・・
顔だって汗だくだもー。
化粧してハイクしようもんなら、瞬時にデロンデロン、ぐでんぐでんになって、妖怪人間ベムもビックリ、原形より見るも無残な姿になる。
原形も相当酷いのは重々承知だが、化粧崩れした化け物顔よりまだ少しはマシかも・・・ということで、すっぴんで山に行ってるのです。
(自然を嗜むのに化粧は不要というのもあるが・・・)
のぶりん含む、顔に汗をかかない人がいと羨ましい。
夏はさ、首にタオルをかけてる山爺が結構いたさー。
でもこの時期にそんな姿の山爺は、何人かに一人しかいなかった・・・
山爺と同様の姿だもん、山でもモテるはずがない・・・よな。
いつまでこの姿で登るのやら・・・
もう老いる一方だし、山爺と同様である以前に、男子の心をわしづかみにできるらしい「料理」と言う女子力の高い最大武器も兼ね備えていないので、死ぬまでモテ期などないでしょう、ヤレヤレ。
料理か・・・料理ねぇ・・・
全くできない訳ではないのだが、あまりの下手さ、センスのなさに、やればやるほど気が滅入ってしまう・・・
何でも美味しいと思えるのは、私の場合、実は味オンチなだけなのかも?
あ~ぁ。
東京登山さん、アドバイスありがとうございました~(笑)

ずっとこんな感じの道を歩いて来たのよ。ゆるゆる道。

休憩を終え、今度は後沢乗越(うしろざわのっこし)のポイントを目指す~。
途中、こんな小さなチョロ滝もあったり。

ホントにもう、好天に感謝でございます。

また沢を渡ってっと。
どの沢にも橋が架かっているので、渡るのに困ることはないです。
でもなぁ、この辺に山小屋に水歩荷する為のペットボトル置き場があるはず。
なかった・・・よね?
見落としたかなぁ・・・
この日は水歩荷するのも目的だったから、ザックを空けてきたのになぁ。
次回は家からペットボトルを持って来て、大倉の水道で水を入れて運ぶとしよう。
今回はお役に立てずすみません・・・
この沢を登っていくと、ミズヒの大滝なるものがあるというので行ってみる!
が、倒木が多すぎてなかなか先に進めず、ルートが分かりにくかったので断念・・・

山道脇のせせらぎチョロ滝も良いよね。

今までの林道より斜度はあれど、ここも登りやすいよ~。
たえちゃん、登りはヘタレなので、休み休み登ったが・・・

するとどうでしょう。
あれ?この景色、どっかで見たことのあるやうな・・・
金剛山のカトラ谷に似てるね~。

金剛山のカトラ谷。
うむ、似てるかも。

10:50
後沢乗越~。
一息ついてっと。
ここからが結構大変だと聞いたので気合入れ。

来い!急登!

次、カモン!
ヘタレでも、このくらいならまだ大丈夫だぜー!(嘘)
のぶりんなんて、鍋焼きうどんー!と叫びながらガンガン登ってるぜー。
のぶりん、はえーよー!
食べ物の執念は凄まじい。

のぶりんの前を歩く、ピンクのザックとグリーンのザックを背負った殿方。
なんと!この方達のザックの中身が水だったんですお!
だってチャップンチャップン音を立ててるんだもん、すぐ分かったわよ。
ちょいとよろめいた足取り・・・だ、大丈夫ですか?
だから水置き場にペットボトルがなかったのかなぁ。
でも頂上まであと少しじゃ!

11:50
よっしゃ!
頂上着じゃ!
コースタイムが3時間50分やから、滝に寄ったり休んだことも考えると早かったね。
登りが相当ヘタレなたえちゃんでも、少しは進歩してるのかな。

景色の良い場所にザックを放り、鍋焼きうどん食うどー!!!
と、山小屋に入ると・・・
嘘やろ?
え・・・
な、なんと、鍋焼きうどん待ちの大行列。
あっきーが、混んでたら1時間くらい待つかもよと言っていたのはこのことだったのか・・・
それにしてもココのうどんって、ミシュランのグルメガイドにでも載ってるんか?
大倉では少なかった登山者は、途中からやけに多いなぁとは思ったけどさぁ、すれ違った山爺が、今日は登る人が多いねぇと言ってたけどさぁ、いつの間にこんなにいたん?
でもまぁ、並んで待つ。
こと1時間10分・・・
アンビリバボ。
下山大丈夫か・・・と一抹の不安が・・・

13:15
やっとできたー!
山の景色を入れて撮りたかったので、6つ割れしてるたえちゃんの腹上にお盆を乗せ、腹筋状態でパチリ。
おばさん邪魔だよぅー。
いつまで経ってもどいてくれないし、このポジションから動けないし、冷めちゃうから諦めた・・・

6つ割れ腹筋なんてどうでもよい。
これが鍋焼きうどんの全貌。
1272mの頂で頂きますー!!
かぼちゃの天ぷら、きのこ類とうどんが見えないほど具沢山♪
食材を運んだりと言った諸経費を考えても、¥1,000で果たして儲けがあるのか?と頭の中でそろばんを弾いてしまった。
味は言うまでもなし!
山で食べる物は何だって美味しい!
しかも温かい~。
ありがたやありがたや。

山頂に着くなり曇ってきたのだけど、食べてる最中に一瞬富士山が姿を現してくださった!
写真だと分からないのが歯痒い・・・
とにかくデカイんですよ!
うひょ~ってなくらいデカイ!
雲で見え隠れする富士山を見ながらうどん完食~。
ご馳走さまでした。

14:15
おいおい!
もうこんな時間だー!
下山ルートのコースタイムは、どう見積もっても3時間・・・
のんびりし過ぎた!
急げ急げ~。

空も

(雪はまだないけれど)山も冬の佇まいだなぁ。
とパー子をしている場合ではない。
先を急がねば。
下山ルートで通った小丸、大丸という、この写真を撮った辺りの標高は1300mで、鍋割山よりちょっと高いところにあります。
15:00
塔ノ岳からのルートと合流する、金冷シノ頭通過~。
よし、コースタイムより15分早く着けた!
のぶりん、ココから馬鹿尾根だよ~ん。

15:10
花立の山小屋からの眺めが良かったので、ちょっとトイレ休憩。
前にも書きましたが、馬鹿尾根にはたくさんの山小屋があって、トイレはどこも¥50。
便利ですお。
空との境界が分からん相模湾が向こうに見えます。

手前が塔ノ岳の表尾根ルート、奥が大山ね。
表尾根ルートの塔ノ岳は一人だったのもあってか、ちょいとヘビーだったっけなぁ・・・

あなたと~ぉ、越えたい・・・天城越えぇぇぇな、天城山が遠くに見えます。
歌ってる場合でもないだろ!
あんなに日が傾いてるじゃないかー!
と、馬鹿尾根をガシガシ下る。

コレ、9月に行った塔ノ岳から馬鹿尾根を下った時のショット。

こっちが今回ね。
ここでもまた、移ろいゆく季節を感じたねぇ。
夕日で赤く染まった燃える山に萌えー。
先を急がねばならぬのに、たえちゃんは馬鹿尾根下山が得意なのを良いことに、のぶりんにとあるお願いをした。
「のぶりん、金剛山の下山時にうっかり捻挫して剥奪された下山家の汚名を挽回すべく、ココで下山家を再び名乗りたい、その為の試験官をしてくれー!」と。
そしてたえちゃんの下山家っぷりを、のぶりんに見せつける。
今日、たえちゃんが場違いな登山靴を履いて来たのはこの為だったのである!
「もちろん下山家復活でしょ!」とのぶりん。
あー、あなた様の心の広さと優しさにはいつも救われます。
ありがとう、ありがとう、のぶりん。
これでまた下山家が名乗れる訳だが、他の山でまた捻挫したらカッコ悪いので、今後は馬鹿尾根限定下山家にしておこう。
馬鹿尾根でバカなことやってないで先急げよ・・・

下山家復活で順調に下り、馬鹿尾根ルートの中間地点、堀山の家でプチ休憩。
また富士山が見えたよー。
キレイやなぁ。
日が暮れて行くなぁ・・・
暮れちゃうよ・・・
こりゃもう、日没までに下山できないことが確定したので、ヘッデン準備。
他にも下山する人がたくさんいたのだけど、さすがにこの時間に下っているだけあって・・・なのか、下山家たえちゃんも驚く強者揃い。
皆、はえーよ!

街の灯りがとてもキレイね~はだのぉ~ブルーライトはだのぉ~。
見晴小屋から見えた秦野の街灯り。
夜景がキレイだろうなぁ・・・

16:57
チーン。
はい、限界~。
このままでは歩けませぬー。
あと少しなのにヘッデンの刑・・・
他の強者下山者達もヘッデンを点けていたので、問題なく下れたのが幸い。
鍋割山から下山して来た人は、私達同様、鍋焼きうどんの待ち時間にヤラレてこの時間になっちゃったのかな(苦笑)
17:20
大倉着!!!
あー、無事に着いたー。着けたー。
良かったー。
真っ暗でも下山してる人多数だったので、大倉はまだそれなりに人がおったわ。
ふぅ。
一番最後の下山者にならなくて良かった。
この日はしょっぱなから迷走したり、鍋焼きうどん待ちにヤラレたり、ヘッデンの刑に遭ったけど(苦笑)、晩秋?初冬?の山を満喫できたし、鍋焼きうどんは美味しかったし、下山家復活できたし、ケガなく無事にハイクできたことに感謝!
丹沢の山神様、ありがとうございました。
今後ものぶりんとアホなたえちゃんが参る際には、よろしくお願い致します。
あー、楽しかったな。
のぶりん、馬鹿尾根はいかがでしたか?
【番外編】

鍋割山ハイクの翌、11月27日(日)。
たえちゃんは、学生時代の友人女子5人で都内のマラソン大会に出ましたー。
昨年も出場したので2回目。
スカイツリーを見ながら走ったよ~。
5人共無事、制限時間内に完走したなりよ!
と言っても10kmだけど・・・
さすがにこの日はユンケルを飲んで出た(苦笑)
マラソン後のBBQで、飲めや食えや~してしまった為、摂取カロリー > 消費カロリー。
ダイエットにはならんのであった・・・