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自分不器用ですから

下手の横好き、へっぽこモデラーの工作&料理Tips。
手先の不器用なオッサンの、どうにかして器用な人と渡り合おうと健さんもとい研鑽を積む過程の記録。
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Nゲージですら小半径で走らせるのだから、Oならよりその必要がある。

20年位前のTMSには、メーカーの記念品で売られたOJゲージ(1/45、24mm)の8620形蒸気機関車を、なんと半径460mm(実物だと半径20.7m)で走れるよう自力で改造された方の記事がある。

勿論その方の技術力は半端ないからそういうことができるのだが。

OJは狭軌、Oは標準軌というわけだが、実はカーブを制約するのは軌間ではなく軸距だという。

だから箱根の登山電車は標準軌で半径30mを回るし、逆に狭軌のJR電車は急曲線にはあまり向かないし、小田急ロマンスカーも勾配がなくとも箱根湯本の先へは入りようがない。

8620の実物は、動輪の第1軸が先輪とリンクして横動し、規格で決められた半径100mより数段急な半径80mをクリアする。しかし模型としてはこれではまだ足りないのだ。

手持ちのNゲージの9600とC56は、いずれも半径177mmの線路を通る。これはOゲージなら590mm、実物の26.55mにあたる。

C56はメーカーの思い入れが強いのであろう、具体的手法は違うが、先の8620と結果似た技法を使って、急カーブに対応できるように作ってあるのだ。

どちらも動輪3軸の機関車だが、真ん中の第2軸が横へ逃げられるようにできている。

OJでは特殊なリンクまで作って対処されたと記事にあるが、Nでそんなリンクなど入れるのは無理(まるでスイスの時計になる)。

単純に、一定程度横道を許すようにしてあるだけである。

しかしどちらの方法をとっても、バーサインという、高等数学の算式が使えないと、ロッドの寸法が決められない。ただし雑誌にはその算式があるので、三角関数を応用すればできる。

具体的な計算自体はPCの関数電卓機能を使い、算式を起こせばとりあえず何とかなる。


湘南電車マスク然り、この急曲線SL然り、サインコサインタンジェント、の少し先が必要なようである。

だから復習(というより再履修)が要るのである。

手持ち図面の中に、旧国鉄のキハ05を改作した模型の1/80規格図面がある。

「キハ05」というのは改造や改番に次ぐ改番の結果なので、元の「キハ41000」のほうが適当かもしれない。

これが装着している「TR26 」なる台車だが、これが今回のお題。

大元は日本車両が各私鉄向けに作っていたガソリンカー・ディーゼルカー用の軽量台車である。

少し厚めの板材を折り曲げてリベットで組んだだけ(軸箱守は鋳物だと思うが)という、至って軽快・簡素なつくりなのだが、きちんとばね材を使っているので、戦後の本格的なディーゼル時代の「DT19 」よりむしろ乗り心地がよかったという。それゆえDT19が存在してもなおTR26系列を発注する鉄道があったという。


さて、今回想定しているのはこれをOゲージ模型の旧型軽量客車に仕立てるのだが、戦前~戦後しばらくの私鉄は大手私鉄でも線路が貧弱なところがかなり多く、戦後の混乱期に急場しのぎで割り当てられた国電が走ると、即座に線路を傷めてしまったほどだという。多分そのままでは今の通勤ラッシュなど耐えられようはずがない。今では関東の大手私鉄はどこも頑丈な線路を持っている。


それに加えた材料だが、戦前の朝鮮総督府鉄道では、日本本土の狭軌国鉄客車より進んだ軽量化設計の客車が走り回っていた。(日本式なだけでも標準軌用としては相当軽いほうになるらしいが)

通常は機関車の力が十分なので重量記号の類がない標準軌車両だが(ざっくり1両50tで計算してそう差異がないらしい)、これは特別軽いので「ラ(lightのラ)」が付けられ、小型機関車の牽く快速列車に充てあられていたという。これが三等車(今の普通車)だったので「ラハ」というわけ。


これを組み合わせて、「戦前から戦後しばらくの間に、線路の貧弱な路線または小型機関車が対応する列車用の旧型客車の一群の軽量客車」を作ろうというわけである。


TR26は国鉄向けだけで2通りの傍系台車がある。

より小型な車向けの「TR27・28」と、20mクラス向けの「TR29」とに分かれる。

違うのは軸距(1800mm/1600mm/2000mm)だけなので、枕ばねと軸箱の間を伸縮させ、斜材の寸法を直せば出来上がる。


これに加えるのが、同じ趣味誌に載っていた、同じく日本車両製の電車向け台車に使われた台車の端。

客車用にするので、ブレーキを片押しから両抱きに変えるのだ。同じく板材(もしくは鋳物?)の斜材を組んだ台形ブロックを台車の端に付け足す。


TR26の図面からTR29を起こし、それにブレーキ座を附けて軽量客車台車に仕立てる。


車体は私鉄程度の少し小さめを想定。名鉄電車のイラストより断面は割り出せているので、これを20m客車に援用する。


多分、同じ定員88人でも、オハ35の30t弱よりはかなり軽く作れたろう。戦後のナハ10(23t)までは届かなくとも。

TR29付のキハ42000がエンジン込みで29.95tだったから。


追記:図面を改めて見直したら軸距は25mm(1/80で)となっており、TR29そのものずばりだった。

図面の引き直しなど、端から不要だった。

拝読しているあるサイトの方から、お誘いを頂いた。「Oゲージャーにならないか」と。

非常にうれしい話ではあるが、今の手持ちでは「はい、やります」とは言えないのが残念なところ。

とはいえ、多少の準備はしたい。

まずは、図面をどう調達するか。

例によって他の縮尺からの換算になる。

HOでだいたい家庭用プリンターの限度を超えてしまうので、コピーは外のコンビニとかでやらねばならない。

手持ちの図面の縮尺は、1/80、1/87、1/120(1/80のものを雑誌掲載用に2/3縮小)、1/125、

1/150、1/160(日本型なのになぜかこの縮尺で掲載されているが、やはり紙面の都合であろう)、

1/200(これはあくまで大まかな形式図)。

Oゲージ、もしくは0番(零番=れいばん)は基本的には1/45、アメリカは雑誌社の図面に由来して1/48(フィート・インチ制なので、1フィート=12インチを1インチで換算すれば1/12になり、4フィートを1インチにすれば1/48となる。ただし線路幅の32mmというのは1/45の時1435mmの近似値になるが、再換算も大変なのでそのままらしい)。

基本的に日本型愛好者なので、手持ちの図面をどう1/45に換算するか計算してみた。

また、モデラーとしてはへそ曲がりだと思うが、あえて、「日本の蒸気機関車が標準軌で設計されたらどうなるか」を考えたので、車輪廻りはどのみちアレンジが入る。

これが実物でも考慮されていることが分かったのは、ある雑誌で大戦中旧陸軍からD51を容易に標準軌に改造できるよう準備が内示された旨記述があり(残念ながら誌名は忘れた)、手持ちの図を見るとデゴイチだけシリンダバイパス弁の位置が二通り書かれている(片方は破線で内側に引かれ、計画図と分かる)。

C51は微妙だが(運転台まで2600mm幅だから。近代機は2800mmなので、歩み板を2600→2800mmとして幅を稼ぐ)、昭和期の機関車の大半はこの手法で乗り切れるようだ。

天賞堂などの模型は大概実物より広い線路に合わせながらも印象を崩さず仕立ててしまっている。

実は実物も可能だったのだ。あるいは天賞堂設計陣はこのことを前から知っていたのか。


45=3×3×5なので、1mは基本的に割り切れない。

近似値として、22.2mmを取ることにした。

元図面の縮尺により多少前後するが、以下のようになる。


元図面

1/87(1m≒11.5mm)→×193%(1m→22.195mm)

1/80(1m=12.5mm)→×92%×193%(同上)

                  家庭用プリンタで対処できれば×1.776(ぴったり1m→22.2mm)

これは図面寸法(実物)×2.22%でも出せる。

1/120(1m≒8.33mm)→×266%(概ね1m→22.211mm)

1/125(1m=8mm)→×125%×115%×193%(1/80、1/87に同じ)

1/150(1m=6.6666・・・mm)

三通り考えられる。

ぴったり1/150(1m=6.666・・・mm)→×333%(1m→22.1999・・・mm)

1m→6.65mmの図(1/150.38)なら×334%(1m→22.211mm)

1m→6.67mmの図(1/149.93)なら×333%(1m→22.1445mm:334%拡大なら1m→22.278mm)

1/160:単純に1/80の半分なので×184%×193%、家庭用プリンタでできれば355.2%

1/200 算式としては444%だが、大抵はマイクロフィルムが出所の図なので、あてにできない。

昔必要になったことから、26穴(B5/A4は30穴)のパンチャーを持っている。


穴あけ器2種

普通は家庭用や簡易な事務用といったら2穴だが、テキストを組み直すのにいるという事で買ったのだった。

とはいうものの、あくまで簡便に作ってあるので、コピー紙は3枚が限度というなんともしょぼい代物で、メリットを言うならばガイドラインがあるので穴がずれにくいこと、穴数が多いので荷重が分散して破れにくい、ということだろうか。

しばらくは必要もなくなり、所在自体半分忘れていたのだった。

つい最近、数学の復習やら趣味のメモやらまとめるのに、普段使用頻度の低いB5の紙とファイルを使い始めたので、散逸防止のために穴あけをすることから引っ張り出したのである。

26穴パンチャー

本来の使い方であればこの向きに使う。

溝は中央から端まで祖語の無い様刻まれていて、これに従って鋏めば自然と26(B5)/30(A4)の穴が開くというもの。

他方、家庭でも1台くらいはどこかにある事が多い2穴パンチャー。町内会の会報やら広報誌、勉強のルーズリーフの代用・・・使い方はいろいろある。

何より昔からあるので十分安く、また一度に10枚は開けられるというメリットもある。

が、業務用の上位機種でない限りガイドはなく、代替手段として最初の1枚を軽く半折りにして溝をつけ、それと他の9枚を穴開けしてきたが、正直言って最初の1枚はどうしても見苦しくなる。

どうせ26穴は遊んでるし何かいい方法はないか・・・と考えて小細工した。

実はすぐ上の写真のガイドは既に小細工してある物であり、真ん中とB5の合わせ溝に沿って油性マジックの細い線を引いてある。


治具の応用

そして本来とは逆向きの側で2穴パンチャーを噛ませ穴開けする。この時真ん中の線がセンタリングの役を果たす。

折り線を入れることなく、ほぼ同じ位置で穴をそろえられる。



高校数学参考書



模型を工作するにあたって、高校数学を勉強しなおさなければ何ともならなそうな部分が出てきた。


客車や一部の蒸気機関車にある「折妻」の処理は方眼紙で何とかなる。


が、いわゆる「湘南電車マスク(今では亜流が西武鉄道に残存)」は図面がそろっても、それだけでは作図できず、特に三角関数が必要になる。


なんでかというと、正面は鼻筋の通った二枚窓が傾斜して取り付けられ、上から見ても横から見ても三角形の要素を含む立体になっているのだが、どうやら窓のある面が長方形で、傾きは下の腰板で吸収しているようなのだ。


ただこれは平面図ではなかなか分かりづらくできていて(なぜわかりにくいかというと、側との接合面が丸く仕上げられていて、境目が不明瞭な図しかないから)、たっかい原図の本を買う以外の方法としては、数学的に割り出すしかないのだ。




ちなみに高校ではこの基礎解析の、「数列の和」で大コケし、理系の道は絶たれたのであった。理科好きなのに。




そのまま数学系がダメなままではくやしいので、大人になってから簿記で日商1級は取ったが、勿論工作には全然使えない。




基本的に「素質」でスラスラやれる人以外は、高校レベル以上の勉強では「理解」を全面に押し出した勉強法はあまりお勧めしない。


簿記も数学の一種なのでそうなのだが、「とりあえず使いこなすには」を考えたほうが数段はかどる。




まあ、ちまちまやるか。

Nゲージ。今現在の日本の鉄道模型の大半がこのサイズで、販売される商品は基本的には買ってきたら即走らせられる、“Ready to run”になっている。一応は。


売価などの兼ね合いで、室内灯、カプラーなどはオプションで、自分で取り替えるわけだが、設計思想としては、はめ込み式の固定具を外して車体を軽く分解した後ユニットを組み込み、逆順で組み立てればお終い、というのがメーカー側の考え方・・・らしい。


しかし実際にやってみた限りとてもそうとは言えず、それより上のゲージ、HOやOのようにハンダ付けやネジ組みへの改作がどうやら必要なようだ。


某社の客車。集電板からLEDチップへはメーカーとしてははめ込めば常に接触が維持され、レールに通電されている限り滞りなく点灯しているものらしい。


ところが組んでみたところでチップは安定して嵌ることはなく、基盤を接着剤で留めても逆に車体側の部品が浸食される始末。ついには折れてしまった。


しかも組み直す度、集電板は歪み、ますます安定した集電など望めなくなってしまっていた。


埒が明かなくなりプラスチック製品相手に一か八かで最終手段を取ることにした。


集電板とチップの電極足をハンダ付けして固着してしまおう、と。


何分プラスチックの部品と近接したところで200℃オーバーの半田ごてを扱わなければならない。

鏝先が触れたらアウトなので、ある程度手順を考えてから手がけることにした。


集電板はあらかじめ車体から少し引き出し、本来の形に近い形に曲げなおし、圧着が多少は期待できる形にする。


集電板のチップ側の面をハンダめっきする。使った鏝は百均の安物であるが(前の税率で税込525円)、Nゲージの工作は板金でも40ワットでいいようなので、板金・電気工作両用で使える前提で買ったもの。

何故か知らないがこの辺の半田ごてを扱う店では、板金用となるといきなり100Wまで出力が上がる。商品点数が少ないため、選択肢がないのだ。

HOならそれくらい要るが、Nだと車体が歪みゃしないか。


ハンダも同じ出所のやに入りハンダ。

後から思うに、ハンダめっきするにはやはりフラックスを買うべきだったか、と思った。いささかボテッとしかつかなかったからだ。しかもこの作業の前、ホームセンターでフラックスを見かけ、買うべきかさんざ迷ったのだ。そして放熱用クリップだけは買っていた。


集電板を差し込み直し、LEDチップを本来の場所に押し込んだのちまず集電板をあぶる形でチップの配線と板を繋ぐ。

ピンセットか何かで押さえていた・・・かもしれない。昨日夜遅くやったことだし、写真も何も撮ってないので何とも言えないが。

トドメとしてハンダを盛り直す。幸いなことにチップ基盤の樹脂は耐熱性だったらしく、半田ごてで一切変性しなかった。


このハンダ付けの工程の間、鏝が接触している時にどういう原理なのか知らないがLEDが点灯する。

鏝は片側の極ずつしかあたっていないし、鏝から漏電しているのなら、印加電圧が100Vになるのでとっくに中の半導体が吹っ飛んでるはずである。


最終試験としてコントローラーにつないだ線路に載せ、所定の直流12Vをかけてみる。

室内灯なので、前後どちらの方向でも同じように点灯する(チップの中はブリッジ回路なので、ひょっとすると交流でも一応点くのかもしれない)。少なくとも先の点灯は漏電電流ではなかったようだ。

でもそれなら何で光った?


ハンダと集電板でガッチリ車体にチップは組み込まれ、これでもう車体からばらけて外れることはない。


あと残る問題。車体が最初の組み付け以来はずれ癖がついてしまっており、もはやNゲージの「お手軽でっせ」感はアテにならない。

車体の隅の部材を切り欠いて、HO同様ネジ組みにするしかなかろう。


「Ready to run」は話半分に取っといたほうがいい。

以前試作した、「スハニ32」(いうまでもなく失敗したのだが・・・)は1/125の図面から換算しては1/150の展開図を描き、その際に丸め処理などで誤差が大分出た。

あれはなんとかなるまいか・・・と考えていた時、古い模型雑誌の16番の模型の部品図を見た。

ああ、あれが流用出来たらなぁ、でも外でコピーすると整数%でしか拡大・縮小できないんだよな・・と。

何の気なしに電卓で「87÷150」と計算したら、きっちり「0.58」と出た。

16番縮尺(1/80)では端数が出るが、HO(1/87)からなら58%の縮小でいいのだ。

じゃあ、1/125で刷られた図面をどう1/150にコンビニコピー機で変換するか。

1/125(1m→8mm)→1/100(125%拡大) →1/80(同左 1m→12.5mm) →約1/87(HO“スケール”1m→11.5mm、92%縮小 115%拡大)→1/150(58%縮小)

この場合、実は1m→6.67mm(厳密には約1/149.93)で、前に換算で使った1/80→1/150.38(家庭用スキャナ利用で53.2%一括縮小)の1m→6.65mmとは微妙にずれが出る。

尤も、細かすぎる差異なので、たいていは混用したとてばれない程度であろう。

むろん、PDFやJPEGなどの印刷ファイルとして一旦読み込む手順を取れば、家庭用スキャナでも手間はかかるが上の手順で順々に1/150へ縮小できる。

CADソフトはフリーのものを入手したが使いこなせてないし、自分にとっては図面をディバイダで転記するのが一番妥当だろう。


ただ一つ言えるのは、工作手順用の図面は、原寸図とは別に大スケール(1/80か1/87)で用意したほうがいいだろう、ということ。

実物図面を収録した書籍でさえ、Nスケールは数字がつぶれて用をなさないのだから。

消費税が上げられてからはや3週間が経とうとしている。

元々最終的に10%に上げられる計画で始められているのだから、頭の中は既に10%で計算するようにしている。

なにより簡便である。単純に1割、つまり一桁落とした数字を母数に足せばいいわけだし、今の税率であれば支払いの事前に金を用意して足らない、ということはないからだ。

今の8%という税率自体は、前の5%と将来の10%の中間値の7.5%に近い整数での税率という事で決められたのだろうけれど(個人的には7.5%という小数点付きでも問題ないと思うのだが・・・・日頃の買い物程度のための小型の電卓なら数百円で売ってるし、四捨五入は切り上げで考えておいて店側が切り捨て処理なら過不足なく済むのだから)、逆に考えれば、最短で1年半先に来る10%引き上げまでの間に、どのくらい差額の2%で貯金が出来るか、を試してみるいい機会だと思ったのだ。

むろんレシートは必ず受け取り、その日のうちにいくら何に払ったか記録する。

電車賃のように内税にならざるを得ないものは(代金×0.02÷1.08)でみなし計算し(そもそも一人一人がきっちり2.857%(108/105)増えたわけではないのでそういう概算しか方法がない)、最終的に小数点以下、または日計額の1円単位を切り上げて貯金する。

また、電気代なども5月検針から上がるので(つまり今使ってる電気の支払いは値上げ後の料率なのだ)、こまめに照明を切ったり気を付けるようにしている。

基本的には水道光熱費は単価が上がることはどうしようもないので、使用量をいかに落とすか、を重点にしている。


勿論ただ貯め込むだけでは能がない。何か活かす方法も考えたい。

去年購入したE-Zメイトカプラーは、元々個人輸入のサンプルとして買ったのだが、その時は中(Medium)1種しか買わなかった。

というのも、機構がほぼ同じHOゲージ用のケーディーは、日本国内ではほぼ中くらいの長さの柄のNo.5とその派生形で事足りているからだった。

走らせる線路の半径が、縮尺にほぼ比例して小さくなっているだけであれば、同じ取り付けかた・構造で合致するであろう、と考えたゆえである。

しかし実際に取り付けてみると、それではNゲージの線路では合わないことが分かった。

縮尺比以上に、小半径を回るので(手持ちの線路の最少半径は177mm=HOなら大体325~331mm)、HOの模型雑誌にあるような550mmに比べ数段急なのだ。

大きいほうの半径にしたって317mmなので、583~594mm相当であり、これを最少とするのでなければ同様の構造は取りえない。(どっちにせよ実物に比べれば30m以下~50m前後と恐ろしく急な半径である。登山電車と別にすれば、通常は規格上100m程度、高速で走る本線のカーブは500m~1200m(在来線)はあるのだから)

また、取り付ける車両のメーカーによっては、中の長さでさえ、カプラー(連結器)が前に出過ぎて興ざめな外観を呈してしまうこともあった。

そこで、長短を1組ずつ買って試すことと相成った。


現物・長中短

画像では、正直言ってイナゴのようにしか見えないサイズだが、ちゃんと連結器の態をなしている。

概念図を書くと、概ね下の図のとおり。



EZメイトカプラー概念図

EZメイトカプラー上断面
正直言って、ヘタな絵で申し訳ない。

上の絵で途切れているが、連結器の中心高さは5.5mm、

ナックルの上下幅は3mmある。

アメリカ型の1/160を基準に考えると基準はアメリカの実物で851mm±25mm(1インチ)、日本がそれを丸めて

850~880mmとしているため、中心高は1/150の日本形だと少々低い、ということになるが、上下の基準幅が実物が11”=280mmを標準(当然特殊仕様のものはそれ以上または以下がある)としているのに比べ格段に大きいので(45~48cmあるわけだから)、多少低いのはまずわからない。

取付け部の輪がφ1.75mmのため、1.7mmネジが取り付けに丁度具合がよく、またネジ山の溝を考えると下穴は1.3~1.4mmがベスト。
この図では描き忘れているが、各種とも取付け部の輪の両側にヒゲ状の復元ばねがあり(この種のカプラーを製造している米国メーカーは”whisker”(猫のひげみたいなものをいうらしいが)カプラーと呼んで扱っている。


前述のとおり、実物、更にはHOより数段急なカーブを回ること、また直線部では前に正対していなければならないため、このひげをなるべくなら活かしたい。

長尺ものに初めて取り付けたのが、以前ナンバーの基準に使った、古いトミックス製のオハフ33である。


カプラーを交換することは模型を始めたころもやっていたのだが、戻すときに復元ばねをどっかやってしまい(実は今回も2台ほどやらかした。「ぴょいん」と本当にすぐどっか行ってしまう。ちゃぶ台で作業場所を低くしてもダメだった)、強引にも接着剤でアーノルトカプラーをポケットに直付けしてしのいでいたが、そのカプラーが折れてしまい長らく使い物にならないでいたのだ。


今回、そのポケットはハイサヨウナラと切り落としてしまい、車体に取り付け座をつけて長柄のEZメイトカプラーを取り付けた。

予めノギスで測った結果、このオハフで1mm床板下面より下げる必要があり、さらに両脇に厚さ0.5mm程度の復元ばね座が要る。

作ってみたのがこちら。


長軸カプラー装着のオハフ33

まだ両脇のばね座が未完成だが、とりあえず連結器高さは合った。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

ひょんなことからつい最近、KATOのNゲージ用レールを入手した。
これまで、(まだ買ってはいなかったが)ポイントの種類が豊富なこと、電力を送るフィーダ線の自由度が高いということで、TOMIX製品を使ってきた。
中学生当時のものがTOMIXだったこともあるが、その外観にはいまだに満足しきれていない。
HO、N(kato、tomix)レール

たまたま、子供のころ祖父が買ったHOサイズの線路が手元にある。
直線だけしかないが、これはオモチャの地下鉄電車を孫である自分と線路の両端で押し出し合って走らせて遊ぶことを前提に買ったものであるため、曲線がそもそも要らなかったからだ。

こうして手元に3種類並べてみると、せっかく色を現物に近く仕立てても、TOMIXのものがトイライクに見えて仕方がない。

レールを切断面から眺めると、むしろKATOのほうが実物からかけ離れている(レール頭部が大きい―TOMIXではその部分はI型の真ん中の細い縦棒になっている)のだが、レール底部の幅がNゲージの縮尺に合わせてあるため、留め金が異様に膨らんだりすることが避けられているようだ。
横からじっくり見ると確かにレールの頭がでかいのが分かるが、断面を真正面から見るときほどの違和感はない(そして真正面から断面を見ることなど、模型を走らせる場面において実際にはほとんどない)。

対してTOMIX。どうやらHOと同じレールをそのまま9ミリ幅の線路に敷いたらしい。

軽便鉄道(大体2.5フィート=762mmの線路が多い)の模型だと、1/76~1/87で9mmの線路を使い、レールもこれでいいのであろうが、その半分程度の縮尺のNではちとまずい。

実はレールの高さを示す番数(=n/1千 インチ)はどちらも同じ80番程度なのだが、レール底部の幅は実物で大体13cm程度なので、HO(OO、16番とも共通)の1.5mm程度ではNゲージでは具合が悪い。
Nではせいぜい、1mm程度が限度である。

多分、模型から遠ざかっていた前世紀末~今世紀初頭の間にリニューアルしたらしいのだが、前のレールとの互換性からレールそのものの寸法については見直しが出来なかったのかもしれない。

日本の鉄道は単に多くの路線の線路幅が狭いだけではなく枕木の密度や枕木下のバラストの厚さも少ないので、厚みが少ないのは日本に特化する分にはいいのかもしれないが、複線間隔の異様な広さ(実は両者とも実物より数段広く開いている―日本の現物に合わせると直線路では30mmかそれ以下にしたい)やら先の枕木の鋲の異様さやらで大きく損をしてるなー、というのが印象である。