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自分不器用ですから

下手の横好き、へっぽこモデラーの工作&料理Tips。
手先の不器用なオッサンの、どうにかして器用な人と渡り合おうと健さんもとい研鑽を積む過程の記録。
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板金工作をやろうと思うと、必要になるのがケガキ針。

金属板の上はつんつるてんなので、マジックや鉛筆では基本的にケガキはできない。

使う素材は大概真鍮・洋白・鉄板(ブリキ?)・燐青銅になるはずであるが、ケガキ作業自体はどれでも同じ要領である。


ただ、肝心のケガキ針がない。

ホームセンターに立ち寄ったついでに見繕って買ってきた。


ただし、買ってきたのは「ケガキ針」という名前ではなく「コンクリート針」の名前で売られていた。

同じ棚のすぐ隣だったか下だったかに、世間一般で「ケガキ針」と認識されているそれもちゃんとあった。

軸の真ん中が3条くらいねじってあって、反対の尻がもんじゃ焼きのヘラのようになっているそれが。


ただしそれは「コンクリート針」の3倍ほどの値段なうえ、サビッサビで、とても「買いたい」と思えるようなものではなかった。


コンクリート針は包装フィルムでくるまれていて、「金属のケガキ作業に」と書いてあったから、「あ、一応使えるのか」と分かったのだ。

対するケガキ針。名前通りケガキに使えるのは当たり前・・・なのかむき出しで、それゆえ店内の空気の湿気で錆びたのかもしれない。


帰宅後「コンクリート針」を試しに持ってみると、尻にヘラがない分、余計に振られることはないように思える。肝心の尻は、安全の為丸く仕上げられている。


対するケガキ針。むき出しで販売ゆえ、店でためしに実際に持つ要領で握ってみたが、尻のヘラの分だけ上に重心が行っているようである。


ま、いろいろな模型雑誌に載っている金工作品の工程だと、ケガキ針が当たり前に出ているから、「気分」は出るのかもしれないが。

ノートPCの液晶画面がオシャカになってしまった。

調べると「割とよくある話」らしいのだが、マウスをキーボードと画面(=フタ)の間に挟み込んだところへ荷重がかかってしまい画面を割った、というもの。


これには前説がある。

昔のデスクトップ機に比べ大幅に静かではある(ネットラジオを掛けたまま就寝してもコンピューター自体の騒音が睡眠の妨げにはならない)ものの、薄い本体の中に基盤を押し込んだノートPCは熱がこもりやすく、時どき熱暴走の兆しがあった。夏場に入りしばしばフリーズすることもあった。

最近はそのためだろうか、PCの下に敷く冷却ファンボードなるものも出回っているようだが、次善の策として本体を卓上面から少し浮かして使っていた。(日本より冷涼な気候であるヨーロッパで市販されるノートは、そもそも冷却ファンすらないという。気候の差は結構重要なファクターである)


壊したときはまあバカみたいな話で、膝の上で使っていてDVDを鑑賞していたのだ。


盤を替える→落としそうになる→あわてて身を乗り出す→たまたまキーボード上にあったマウスが本体と画面の間に挟まって少し体重がかかってパリン・・・なんかのコメディかこれは。


壊れた直後は画面制御チップも不具合になっていたようで、画面の同期すら狂いまくってしまい、そのままではシャットダウンすら不可能になってしまった。カーソルが定まらないので指示が出来ないからだ。


が、ここで慌てては画面以外も壊しかねない。次善の策を考える。


以前使っていた旧型パソコン(デスクトップ)のモニターが部屋に転がっている。

既に本体はOSが期限切れしているのでスタンドアローンであり、ノートに入っていないソフトの練習にたまに組み立てて使う程度になっている。


少し前外出先で、講演の際スクリーンに投影する画像を制御するのにノートを使っている光景を見かけた。

となると市販のノートにもどこかに画像出力信号を出す場所があるはず・・・と思ってガワを探ってみたら、

モニターやデスク機の本体にあるのとほぼ同じ端子が見つかった。固定ネジはないが。


試しに挿してみて、ノート側の画面を設定で切ってしまうと、何事もなかったかのように使えるではないか。

まあ、画面が液晶とはいうものの昔の4:3画面なので、しばらく16:9に慣れた目にはずいぶん縦長に見えるのだが。(4:3でも横の方が一応長いのだが、不思議なもので慣れによりむしろ縦長が強調されて見えるのだ)

ただ、昔の4:3フォーマットのDVD作品はむしろこちらの方が画面いっぱいに表現されるうえ、このモニターは17型(今の16:9なら23型相当)なのでより大画面で楽しめるのだ(その代わり16:9は14型相当に小さくなるが)。

勿論いつまでもこのままというわけにはいかないので、修理方法は既に調べてある。

同様のトラブルはままある(上述)ためか、対応している業者も複数存在しているようだ。


データの保全手段を講じてから、発注しようと思う。

廊下に置いている電気スタンド。


3枚の花柄のガラスが光源を覆った意匠のもので、元々は電球式だった。


既に買ってから20年近く経っているというが、頻繁に使うようになったのはここ15年ほど。


電球型蛍光灯のいいものが出回るようになり、消費電力を抑えられるから一度に3つ点いてしまう天井灯の代わりに点けていた。


が、今年に入ったあたりから、点灯の時なぜかスパーク音があり、点灯が遅れる、という事がまれに起きるようになった。


ついにスイッチを入れても電球が反応しなくなり、どこかで回路の異常が起きたようだ。




電球型蛍光灯そのものは異常がない。


なぜって、他のソケットに挿したら点いたから。




多分バチバチというスパーク音の出所は、スイッチだろう。




一度分解してみた。シェードの花柄ガラスもろとも。




何故だかソケットの絶縁材(多分素焼き)と外の覆いの間に無数の羽虫。


光に群がって焼けて入った?




多少口金が錆というか、くすんでいたが、これだけでは接触不良にはならないだろう。


スイッチやプラグは樹脂で固めてあり、点検のための分解すらできない。


多分これのどちらか、あるいは途中のコードに動作不良の原因があると思う。




先日ステレオ用にFMアンテナとして使うために電気配線用コードを10mほど買っていて、半分ほど残していたので、これを流用してスイッチとコンセントだけ買い足し、修理した。




本当はソケットもこの際替えてしまおうかと考えていたが、E17口金で、かつ電気スタンド用、というのは近場の店にはどこにもなかった。


ネット通販ならあったかもしれないが、正確に寸法を測って吟味して、使えるかどうかは一か八かで、かつ送料込みで、というのは割に合わない。




半田ごてでハンダを溶かして配線を剥いで再利用した。


電気配線用40Wでは溶けず、板金用80Wでようやく取れた。


ROHS規制はまだ関係なかった時代のものの筈だが、何故だろう?




最終的に中の配線はソケット以外総とっかえで組み直し、素焼きのソケットにはハンダ付けのあと念押しで絶縁用ビニールテープも巻いた。


ソケットへの電線の接合もまた、80Wのコテを使った。


ヤニ入りハンダなので、洗わねばならない板金用フラックスは要らない(そもそも電気配線で水洗いはムリというかやっちゃダメ)。




新しいスイッチ・プラグの類は中の導電部が全て真鍮でできており、メーカーの警告文では「ハンダ付けするな」とある。


多分真鍮よりハンダの方が電気抵抗が高いので、発熱を危惧しているのだろう。


市販の電線は大概銅線なので、じかに接触させてネジ(これも真鍮製)で締めこめば(接続が確実なら)電気抵抗は最小限になる・・・というのがメーカーの理屈であろう。


とはいえ使う先は消費電力10W(=0.1A)と僅少な物だから発熱など無視できるし(確か耐容量はプラグが10Aでスイッチが3A)、よじってない線のばらけた先が悪さする方が怖いから、本当はハンダめっきして固めたい部分だが、おとなしくよじってネジの周りを1周させてからねじ止め。




点灯試験。


めでたく点灯。


前のスイッチは多分耐圧が125V程度のもので、今度は250Vのものだから(なんでそんな高圧のものに一気に仕様が上がるのだろう)、スイッチ開放時の絶縁離隔は倍になる。

以前試作品として、「ヘンテナ」を作ってみた。


性能は上々であるが、いかんせん日の字型の四角い枠が部屋に鎮座するのは邪魔っちゃあ邪魔。


居間に親戚から譲り受けたステレオがあるが、ラジオアンテナがつながっておらず、ラジオ聴取には使っていなかった。


居間の模様替えと同時に、アンテナ線の先に多少手が届いたので、先日修理した。




買ってきたのは10m程度の電気用コード。


中は線が2本ある。


天井に2mほど横に這わせたのち下におろして、片方をステレオのアンテナ端子につなぎ、もう片方は導電クリップを付けて他のラジオやラジカセがつなげるようにした。


この関係で、コードのステレオ側1m弱は真ん中で割いてあり、別々に使える。




片方だけ繋いで動くのか?というと、ちゃんと動くのだ。


FMラジオのような高周波の信号は、これでちゃんと拾える。




なお、天井は真っ白なボード材なので、電線も白を買ってきており、闇夜に烏、雪に白鷺。


白のステプラー共々同化してくれるのでほとんど目立たない。




2本にアンテナを分けたのは、停電した時の情報対策でもある。


近所で電気工事があっても停電は起こる。そうすると最低でも30分、下手したら2時間くらいは止まる。


まあそれでも子供のころに比べれば滅多なことでは停電しないようになったのではあるが。


全く音なしでは正直わびしいし、災害停電であれば多少なりとも情報は欲しい。


ステレオでは交流電源なので、これには使えないのだ。


電池で動く携帯ラジオとか、ラジカセなら使えるので、任意に差し込めるようにしたらこうなった。




現状生活情報的なものは中波局がメインだが、田舎というのは概して弱電界で、中波局はカーラジオでないと入らない。


この先2年ほどでFMで補完放送をやるそうだから、新聞のラジオ欄の局は一応入るようになるだろう。

昨年から取り掛かっていた「ヤマト2199」のヤマトは、結局なんやかんやで中断しているうちにあちらこちら破損して、部品の調達やら自製やらをしても収集が付かないレベルまで傷んでしまった。
いくら「プレゼントの組み立て」を身内から請け負っただけ、とは言っても、そのレベルで引き渡すのは気が引けた。
週末、量販店で同じ品を買い求め、今度は一気に船体を全て組み立てた。

昼前に店に行き、買って帰って昼食をとり、そのあとからで夕飯の中断を含めトータル7時間程度。
多分正味は5時間くらいだと思う。
代替新造したヤマト
組み立て手順は組み立てながら頭の中で引っ切り無しに計算し続けて作った。

艦載機とエンジン回りは中に入れないので未組立だが、とりあえず「出来た」と言える程度にはなった。

ただこれでも、本体に2点、そのほかに1点ミソが付いた。
艦橋左舷の舷側灯が組み付けのとき撥ねてどっかに行ったので欠品していること(やっぱりこういうのは逆ピンセット必須だわな)、艦橋裏側のガラス表現を上下間違えたので塗りなおさねばならないこと、が本体のミソ。

もう1点は、ガラス着色中にあろうことか絵筆が飛んでズボンを汚してしまったこと。
草刈り用にしている古着のズボンに着替えておくべきだった。
水性塗料とはいうものの、金属板にさえ塗れる塗料だからすぐ処理したとてさあどうだか。

鉄道模型を趣味とする者として、いずれ作りたいのが蒸気機関車の模型。

昨今はNゲージ全盛ゆえ、「模型は買ってくるもの」という方が多いとは思うが。

ほんの20年前までは、HOでは自作・半自作であればそこそこの値段で可能だった。

「かなり高額になる」とされる完成品でさえ、当時は12万円~18万円で(ほとんどが工賃)、素材としての値段はせいぜい4万円以下だったのだ。

今となっては、キットが14万円以上となってしまい、とてもじゃないが手が出ない。


逆に、「ほぼ全自作」になるOゲージの方が、今はむしろ安いかもしれない。車輪が手に入れば、だが。

勿論、値段がかさむ原因になる、「ロストワックス」などの部品を使わないという条件が付く。

蒸気機関車だと、進行方向左側の空気圧縮機、右側の給水ポンプなどが往々にしてロストワックスで作られてきたが、Nゲージで自作される人たちは簡易な素材(真鍮などの丸棒や線材)でこれを組み立てているのだから、それを大きくすればよいのだ。

ロッドは完全自製になるが、しょぼい電池式のモーターツールなら一応持っている(確か1200円)。こないだはそれで電池の液漏れで錆びた電池式血圧計の電極を磨いて直した。

ロッドの溝くらいは彫れよう。

ボール盤は爺さんが買ったのが30年強埃をかぶっていたのがあるはずだ。

あとは資料さえあれば、だが、その資料は1/50、1/80他で持っている。


車種は手始めは「神中鉄道(今の相模鉄道)3号機」、いずれは旧国鉄の計画機「KD55」(D51の走行装置にC57のボイラーを載せたもの。丁度JR東日本のC61の逆の組み合わせ)や、タイ国鉄へ出荷されたミカド(D51がそれの典型)をJR規格に引き直した機関車(さらには引き伸ばして1E1の5軸機へ改設計)などを考えている。


夢は尽きない。

ワイヤーシェルフ。便利ですねぇ。
だがしかーし。田舎のホームセンターではしょっちゅう仕入筋が変わり、後から「あ、棚板足りない」なんて思っても、そんなころには元の商品パーツ一式店から消え去っていた、なんてのはザラ。

しかも既存の2段の間にもう一段増設したい、なんて思うと、わざわざ解体して目的の段のすぐ上までは外さねばならんという、マゾヒスティックな作業が待っている。
5段組の棚の一番下から2段目に入れたい、なんてったらまあ悲惨なことになるわけで。

そこで。
でっち上げちまいました。
棚板を。

手製棚板1
市販の合板(チップボード系のやつで、ふた昔前のテレビの裏板の厚いもの)を柱の輪郭に合わせて切り抜いて、カラーをはめた柱の上に乗っけた。
まさかこれだけで、ちゃんと用をなす棚板が後付で増設できる、とは思わなかった。
後付の棚

コツを一点。
板は枠ぎりぎり一杯の寸法なので、カラーを全部つけてからでは狭い棚板間隔のところには収まらない。
位置決めだけしておいて手前の2つは外してから板を押し込み、予定の位置まで持ち上げてからカラーをはめると、作業が楽。
高校数学の参考書まで引っ張り出して算出に挑んだ「湘南電車マスク」。
計算の結果は、拍子抜けするほど簡単に出てしまった。

前回触れた話だが、正面の妻板は左右それぞれ10°切り欠かれ、妻の拝み合わせの内角は160°となっている。
そして、真横から見た時、妻板の鼻筋はこれまた10°(東急5000系は6°)傾けられている。
湘南マスク概略図
てっきり、中に出来る斜めの三角形を算出せねばできないものと思い込んでいたが、縦・横2方向に分解すると、ずいぶん簡単な代物だった。
図のAにあるように、片方(図では下側)だけで10°の傾斜を作ろうとすると、上半分の断面図の角度が変わってしまう(拝み合わせが160°でなくなる)。
そこで、上下それぞれで5°ずつ分担して都合10°傾くようにすると、拝み合わせそのものの角度は変わらずに窓部分を傾けられる。

湘南マスク概略分解図


これを分解して描いたのが上の写真。
何分画像が荒いのでいずれ差し替えるが、前後方向の長さαと、上下深さβの2つを求めれば基本的に出来上がる。
まずα。
車体を唐竹割にした三角形の直角の一辺になる。三角形は80°-90°-10°。
10°の角のところが車体の隅になる。
以下は実写寸法で算式を立てたもの。
模型の場合はこれをそのまま縮小するか、入力する寸法数字を変えるかになるが要領は一緒。
幅が1/2車幅なので、国鉄80・70系の場合、1400mmとなる。
これにより、α=(tan10°)×1400(mm)≒246.86(mm)
(追記:妻板の1辺の横寸α’は三平方の定理より約1421.6mm あるいはα’=1400/cos10°より求まる)
次にβ。
5°-90°-85°の三角形で、90°のところの辺αのみ先に寸法が求まっている。
β=tan5°×αより、
この場合β≒21.597 となる。

だから、正面妻板を4分割し、上下左右それぞれの合わせ目になる辺の車体外側をそれぞれ上下方向に21.6mm(実物で)下げた台形に切れば、もとめるお面が出来上がる。

東急5000系の場合、下膨れの車体断面を計算に入れねばならないのでこのまま使える数字ではないが、普通の四角に近い断面だったとして、
α=(tan10°)×1350≒238
β=(tan3°)×α≒12.475
となる。

関数電卓を習ったことは一度もないが、算式さえ立てられればこの時代のものはとりあえずどうにかなる。

手持ちの湘南電車関連の資料は、「鉄道ファン」の国鉄80系電車特集の号(1999年刊)と「鉄道ピクトリアル」の2002年2月号、「特集:モハ70系電車」である。


系列が違うが、正面のデザインは全く一緒の為、具体的縮尺と寸法が示されたピクトリアル誌の図面に若干の補助線を入れ、分度器(縮尺小さいんで大変なんだな、これが)で測るだけ。


上から見た断面図より、妻板をV字型に切り込む角度も、運転席窓の傾斜も共に10°であることが分かった。


他の方のサイトを拝見した結果、ヘッドライトあたりの丸みは半径760mmと判明した。


手持ちの図を図っても出たろうが、1/160の図ではちと誤差が怖い。


国鉄の場合、後年地方で短い列車にするために運転台を後付けして中間車から改造した先頭車があるが、丁度国鉄の赤字がひどい時期であったため、一番工数の少ない(ボックス席1つ分ドアを後ろにずらして運転席を付けただけ)103系電車類似のもので済まされた。




西武鉄道が昭和30年代から作り続けた車両はこの湘南電車の運転席から横の窓を一つ減らして寸法を詰めた形で(複線運転だけか、単線で急行運転をしなければこれで足りる)、図から判断する限りこれであれば外観を大して損ねなかったのでは、と考えられる。




もっともそんなこと言えない状況だったのだろうが。


国鉄解体時には26兆円もの債務になっていたのだから。





デザインの類似する車両として、東急の初代5000系(渋谷駅前の緑の電車)があるが、図面を見ると妻板の折り角は10°で同じだが、窓ガラスの傾斜は6°とやや浅い。(そしてこれの運転席奥行が1200mmなので、概ねこの程度で西武の運転席も収まるはずである)


いずれもコンピューターなどない(一般には使えない)時代の設計であり、計算尺や算盤で計算して手書きで図面を起こしたもの。


やたら複雑な構造にはしていないだろうから、多分、傾斜した運転席窓の部分の折り角も10°で相違ないと思うが、計算してみないことには判断がつかない。

ネコ・パブリッシングの鉄道本に「日本の食堂車」なる本がある。

冷やでも飯が食える日本の食文化ゆえ、駅弁に押され結局定着することなくほぼ鉄道から消え去ったが。

とはいえこういう本が出る、という事は人々の心にある程度残っていたのだ。

この中にデータのおかしな客車がある。

大正期の国鉄客車なので、パブリック・ドメインであるし、90年前のものだから、写した写真を撮ってはどうか・・・と思ったが、一応数値だけにしておく。

形式ナワシ20850(のちナシ20350)、木造の食堂車。全長約17m。全幅2.9m、車体幅2.8m。・・・ここまではいい。


車内見取り図の幅寸法が、

内寸2590mm、テーブル片側1150mm×2、通路690mm

つまりテーブルと通路を足すとそれだけで2990mmとなる。家族に話したら、数字だけで「オイ!」とツッコまれた。

亜空間にでも押し込んでいるのか。


おそらく、だがこういうカラクリなのではあるまいか。

テーブルの幅1150mmというのは車体厚さ100mm込みで、テーブル単体の実寸は1050mm(ハイここで200mm減りました)

通路は590mmの誤記(更にΔ100mm)

1050×2+590でもまだ2690mmで、まだ辻褄が合わない。

テーブルが更に誤記が重なっており1025mm(Δ50mm)かつ通路幅は540mm(Δ50mm)

これでようやく合計が2590になる。図面のテーブル幅は1150で読み誤りようがないし、どう読んでも通路幅の数字は690にしか見えないが。


公文書である図面でこれは・・・ないよなあ。