板金工作をやろうと思うと、必要になるのがケガキ針。
金属板の上はつんつるてんなので、マジックや鉛筆では基本的にケガキはできない。
使う素材は大概真鍮・洋白・鉄板(ブリキ?)・燐青銅になるはずであるが、ケガキ作業自体はどれでも同じ要領である。
ただ、肝心のケガキ針がない。
ホームセンターに立ち寄ったついでに見繕って買ってきた。
ただし、買ってきたのは「ケガキ針」という名前ではなく「コンクリート針」の名前で売られていた。
同じ棚のすぐ隣だったか下だったかに、世間一般で「ケガキ針」と認識されているそれもちゃんとあった。
軸の真ん中が3条くらいねじってあって、反対の尻がもんじゃ焼きのヘラのようになっているそれが。
ただしそれは「コンクリート針」の3倍ほどの値段なうえ、サビッサビで、とても「買いたい」と思えるようなものではなかった。
コンクリート針は包装フィルムでくるまれていて、「金属のケガキ作業に」と書いてあったから、「あ、一応使えるのか」と分かったのだ。
対するケガキ針。名前通りケガキに使えるのは当たり前・・・なのかむき出しで、それゆえ店内の空気の湿気で錆びたのかもしれない。
帰宅後「コンクリート針」を試しに持ってみると、尻にヘラがない分、余計に振られることはないように思える。肝心の尻は、安全の為丸く仕上げられている。
対するケガキ針。むき出しで販売ゆえ、店でためしに実際に持つ要領で握ってみたが、尻のヘラの分だけ上に重心が行っているようである。
ま、いろいろな模型雑誌に載っている金工作品の工程だと、ケガキ針が当たり前に出ているから、「気分」は出るのかもしれないが。




