青もみじ&赤もみじの浮見堂を楽しむ ~まほろばの国~奈良探訪記 4
引き続き、前回ブログ「朝焼けに刻々と変化する浮見堂 ~奈良探訪記 3」の続きである。
前回は朝焼けの中で刻々と変化する浮見堂を紹介した。当然のことながら、季節によってもその姿は変化する。
浮見堂の全体像が一番いい感じに撮影できる、鷺池西側のカエデの木のスポットから5月の青もみじの季節と11月の赤もみじの季節の浮見堂を比べてみよう。
まずは青もみじの浮見堂から。
青もみじの浮見堂(5月)
続いて、赤もみじの浮見堂。
赤もみじの浮見堂(11月)
カエデの葉の色は青から赤へ変化したが、浮見堂を取り巻く木々や山肌の色合いも大きく変化していることがわかる。
そして、前回のブログでも紹介したが、赤もみじの季節の朝焼の黄金色に映える浮見堂の姿はこんな感じになる。
赤もみじの朝焼けの浮見堂(11月)
夕焼けをバックに同じ構図で浮見堂を撮ることは残念ながらできない。なぜなら鷺池の東側には撮影場所がないからだ。なので、この感じの写真は早朝限定である。
この池の先が東側だが…行けない
ところで、肝心の浮見堂について紹介しよう。
入り口正面から見た浮見堂
この鷺池に浮かぶ六角形の檜皮葺(ひわだぶき)のお堂は大正5年(1916年)に民間によって創建された。その後、老朽化によって平成3年から平成6年(1996年)にかけて再建。なので歴史的建造物というわけではない。なお、鷺池(蓬莱池)は明治41年(1908年)に整備されて今の形となった
お堂の中はこんな感じ
六角形のお堂の中は休憩スペースもあり、ゆったり過ごすことができる。お昼時にもなるとお弁当を食べている人もいるくらいだが、鷺池を眺めながらまったり流れる時間が楽しめる。
お堂の欄干から鷺池を見る
お堂に懸けられているのが蓬莱橋(ほうらいばし)であり、鷺池の元々の名称である蓬莱池の名が残されている。
やっぱりイイね、浮見堂
まだ来たことがない桜の季節、そして雪化粧した浮見堂にもトライしたいと思っている。
太田忠の縦横無尽 2020.12.23
『青もみじ&赤もみじの浮見堂を楽しむ ~まほろばの国~奈良探訪記 4』