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立花隆氏の思惑

 

 NHK党の立花氏が仕掛けたポスタージャックは、批判的に捉えられることで立花氏の思惑通りだったようで、「非常に大きな問題提起ができた。大成功だと思っている」という自身のコメントも出ています。「(知事選の)供託金はポスター掲示場があることで300万円とも考えられる。ポスター掲示場が無駄だ、無駄だと何回言い続けたことか。秋の臨時国会では掲示場に関する法改正が出てくるだろう」と立花氏はポスタージャックを行った思惑を話しています。果たして、この騒動の結果が立花氏の思い描いたような結果を生むのでしょか。

 立花氏は、供託金の金額は、ポスターの掲示場のために高額になっていると考えているようです。しかし、供託金は、候補者の乱立を避けるためとする意見もあります。そして、問題があるからといって、ポスター掲示がなくなり、供託金がなくなるるような法改正が行われるかは疑問です。一番簡単なのは、今回の立花氏のようなポスターの使い方を制限するような法律改正をすれば、選挙目的以外のポスターの仕様はできなくなり、本来の目的であるポスターの廃止には至らないでしょう。あるいは、立候補に制限をつけるような改正を行われるかもしれません。今より立候補しにくい、自由を制限するような改正が行われれば、立花氏の行為は、国民から自由を奪う行為となります。

 立花氏は、いつもの軽いノリで、注意を引くためにはなんでもするというスタイルでポスタージャックを行ったのではないかと思います。しかし、見方によっては国民を小馬鹿にするような行為は、思わぬ結果を生み出します。黒川氏を仲間に入れたり、政治家女子48党を作ったり、同じようなノリで行った結果は、政治活動以外に労力を費やすことになり、本来の目的に全力を注ぐのを難しくしていると思います。「NHK問題だけをやるべきだ」「正攻法を取るべきだ」という批判に対しては、それだけではアピール力がない、政治はアピール力が大切という考えで、今のNHK党の活動を行なってきたのだと思います。しかし、その手法は必ずしも成功しているとは思えません。話題になっているとしても、悪目立ちであり、本当の力にはならないように、私は思います。

 NHK党の本来の主張は賛同します。また、原田議員の主張や行動も評価します。しかし、立花氏の考えや行動には、賛同しかねます。彼の行動は、良い面を伸ばし、それをアピールするというのではなく、とにかく目立つのが第一という手法は、一歩間違えると破綻の危機があると思います。政治家女子48党の反乱は、その兆しかもしれません。今回の結果がどうのような形になるか、注目したいと思います。