自民党議員の放漫と堕落 | tadahiのブログ

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自民党議員の放漫と堕落

 

 セクシーダンサーを自民党県連の会合に招き、行き過ぎたショーで批判を浴びた議員が離党したようです。県連青年局長の川畑哲也議員は、会合の懇親会で小さな水着姿のダンサーショーを企画したそうです。ショーでは、口移しでチップを渡す場慣れした参加者もいたそうです。川畑議員は46歳なので青年とは呼べない年齢であり、若気の至りなどでは済まされない年齢です。この歳になってもまだ青年などと言っている政治の世界に違和感があります。ただ、商店街の組織でも、これくらいの人も青年部ということなので、政治も商売も同じなのかもしれません。高齢な議員や店主が牛耳る世界が今も続いていると言うことだと思います。成田氏が「老人は自決しろ」と言うような世界は昔からあったと言うことだと思います。この高齢者に関する話は、今回はしないことにします。気になるのは、自民党の気のぬけ方です。

今回の懇親会でダンサーによるショーを企画したのは、「世界的に活躍するダンサーで、多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明しているそうです。どこをどうすれば、多様性の重要性が示され、問題提起されるのか、私のようなボンクラには、高尚すぎて理解できません。全く言い訳にもなっていないと思うのですが、この釈明をそのまま受け入れられる人はどれ程いるのか疑問です。

川畑議員は、このショーが有権者にどう映るのかを考えて企画したのでしょうか。青年部を喜ばせることだけしか考えていなかったのではないでしょうか。そして、この会合に女性議員がいたら、どんな感情を抱くかを考えたでしょうか。川畑議員の思考回路では「今の女性議員は肉食系なので、男性の裸のダンサーも加えればいいか」程度のことを考えたかもしれません。もしそうであれば、さぞかし見ものだったことだと思います。この行為から伺えることは、川畑議員の見ているのは、内向きの目線だけであり、有権者を意識していないことがわかります。議員として失格であり、本来議員として当選しているはずのない人です。しかし、現実には、議員として存在しています。そして、このような国民を見ていない国会議員が多数いたことも、今回の裏金事件で明白となりました。一連の騒動から、自民党の議員のほとんどは、国民を見ずに、身内だけを見て政治を行なっていることが分かりました。どうしてこんな議員が生まれてしまったのでしょうか。もともとこんな人たちが、議員だったのでしょうか。素人の私が考えてみます。ですからきっと間違っているとは思いますが、考えるのは自由です。

自民党の議員は、初めからこんなダメ議員ではなかったと思います。一度下野し、苦しい思いをして政権を取り戻した時は、それなりの議員だったと思います。しかし、そこからここまで堕落するには、それだけの理由があったと思います。その理由の一つとして、野党のだらしなさがあると思います。一度は政権をとった民主党は、自ら崩壊し、いまだに正気に戻っていません。明らかに異常な言動をしている議員を戒めるどころか、擁護している始末であり、政権奪取など諦めたと感じさせる状態です。国民はもう、民主党の残党である、立民党には何も期待しないという確信を、自民党議員は持ったと思います。敵のいなくなった政治家にとって、気をつけるのは、身内だけであり、選択肢のない国民でもありません。国民にアピールするような活動などする必要もなく、自らの立場を強くするための活動が最優先となります。「多様性の重要性を問題提起しよう」という名目にして、仲間を喜ばせて、党内での地位を上げようと考えセクシーダンサーを呼んだと考えれば、簡単に納得できます。

野党のだらしなさから、国民からの目線を気にしなくなったというのが、2つ目の理由だと思います。裏金に関しても同じようなことが考えられます。単純に政治活動に使っているのであれば、裏金化する必要はそれほどないと思います。秘書の給料や選挙活動費など、隠す必要のないものです。つまり、裏金の用途は隠さないといけないものだったということです。本来の政治目的から大きく外れるもののために使われたと考えるのが道理にかなっているように思います。具体的には、分かりませんが、派閥内での地位を向上させるために使ったり、権力闘争だけでなく、利益享受のため、利権のためなど、怪しい使い方が想像できます。そして、このような金の使い方も、国民の目を意識していないと堂々とやることになります。派閥として裏金作りを推奨していたということですから、問題は根深いと思います。

どうせ国民にはわからないだろうという考えから、クルド人を擁護し、そこから利益を得ていた議員も想像できます。クルド人を仕切っているのは、マフィア的な組織であり、多額の資金を持っていることがわかっています。裏で議員を支えていることも、十分想像できます。日本人を迫害し、不良外国員を優遇し、見返りをもらう、どうせ国民は気づかない、という舐めた考えが見えてきます。名目は、トルコに帰れば制裁を受ける。可哀想なクルド人を守るべきだ、と言っていれば、バカな国民は反論できないと思っているのではないかと邪推してしまうほど、クルド人問題には、政治家がらみの不可解なことが多すぎます。

もう一つ考えられる理由は、安倍元首相の不在です。安倍さんは、裏金に関しても、厳しく否定しやめさせようとしています。そして、国を守ることに反すると考えれば、それを指摘し正してきたのが安倍さんだったと思います。安倍さんも、細かいところまで目が届いていなかったと思いますが、大きな猫がいるだけで、ネズミが静かにしているのと同じで、おかしな議員も安倍さんの存在が怖くて、今のような動きはできなかったのではないでしょか。その重しがなくなり、怖いものがいなくなった時、ねずみは自由に動き出し、今の自民党議員となったのではないかと思います。

このような理由から自民党議員の本性が顕になったということではないでしょか。そうなれば、もはや今の自民党に未練を感じたりしている余裕はありません。残った政党を吟味する必要があると思います。私の勝手な、偏見に満ちた評価をしてみたいと思います。(私の勝手な、偏見に満ちた政党の評価へ続く)