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平松禎史 アニメーション画集
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平松禎史 SketchBook
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小黒祐一郎さんのツイッターより
【告知】ササユリカフェさんで「平松禎史 スケッチブック展」を開催します。開催期間は8月31日から9月25日。平松禎史 SketchBook」に画を収録した平松禎史のスケッチブックを中心とした展示となります。お楽しみに。
https://twitter.com/animesama/status/900126942946500608
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1週間ぶりの更新です。
7月は20日から25日までマレーシアはシャアラムで
8月は17日から22日までアメリカはダラスで
アニメイベントに招待していただきました。
パネルディスカッションやサイン会、ダラスではライブドローイングにも挑戦しました。
海外のアニメイベントに参加するのは初めてで、マレーシアやアメリカのファンのみなさんの熱い視線にどっぷりと浸って参りました。
マレーシアのほうもまだブログで書いていないので、写真の整理や許諾を得て後日「ユーリ!!! on Malaysia」「ユーリ!!! on America」としてまとめて書くことにしますね。
今回はぜんぜん関係ない話で恐縮です。
実は、申し込んでいた「ブルームテック」がアメリカに行く直前に当たりました。
抽選方式で順次発売しているので、大量の申し込みがあってなかなか当たらないという話を聞いていた。
ボクは2回めで当たりました!\(^o^)/
帰国翌日に届くようにしておいた本体が今日届きました。
プルームテックはJTが出している加熱式タバコで、先行しているIQOS(フィリップモリス)やglo(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)と競合する商品で、ようやく全国展開されました。
IQOSとgloはタバコ葉を加工したスティックを加熱して蒸気を発生させるカラクリで、プルームテックは蒸気を発生させるカートリッジとタバコ葉を加工したカプセルを組み合わせた商品。
それぞれ互換性はない。
外国で主流のVapeは香料の入った液体を加熱して蒸気を発生させるもので、仕組みが異なります。
便宜上、前者を加熱式タバコ、後者を電子タバコと呼称することにします。
ボクは普段吸っているのがメビウスなのと、一回ごとに充電しないといけない煩わしさがない利点を評価してプルームテックの全国発売を待っていました。
抽選方式なのは、生産が間に合わないのと、紙巻きたばこのシェアが急速に失われるのを防ぐためなのでしょう。運次第で、応募しても当たらないストレスをなんとかしてもらいところです。
とはいえ
使ってみると、これがなかなか良い。
最初、恐る恐る吸ってみたらあまり味がしなくて「あれ?」と思ったけど紙巻きタバコより少し多めに吸い込むと、しっかりタバコの味がする。
ボクは普段から浅く吸うほうなので、ちょっとコツがいりますね。
少しだけケムリ(正確には蒸気)が出るけど、タバコの匂いは拡散してない感じ。
プルームテックの公式サイトでは、健康懸念物質の99%カット、臭気濃度は紙巻タバコの0.2%、衣類などへの臭気の付着もやっと感知できるレベルを下回る・・・などなど謳われています。
同社が使用している独自の用語もあるようで、「本当だろうか?」と疑問に思うところもあったけど、使ってみると、タバコを吸わない人への迷惑感は低減されるように思います。
燃やしていないので副流煙も出ていません。
本人への健康被害のほうはわかりませんけどね。
新商品には未知の弊害がつきものですから。
しかしながら、紙巻タバコにあった既知の弊害はかなり抑えられそうです。
加熱式タバコは、タバコの選択肢を広げる良い展開だと思う。
日本では、分煙とは名ばかりな実質「排斥」になっている地域があります。
ボクが住んでる武蔵野市吉祥寺では数年前に駅前の喫煙所が撤去されてしまいました。
三鷹駅北口や武蔵境駅も現在喫煙所がありません。
禁煙エリアに喫煙所を設置しないのは分煙でなく、排斥です。
現在はタバコ屋さんや建物オーナーの善意でわずかに喫煙所が維持されている状況。
ところで、外国のタバコ事情はどうでしょう。
ボクはイギリス、ミャンマー、マレーシア、アメリカ(ハワイとテキサス)を経験しましたが、全てに共通しているのは、「屋内禁煙」です。
日本のような壁で仕切られた(狭い)喫煙所はありません。
マレーシアのホテルには喫煙できる部屋もありましたが、基本は屋内禁煙。ただ、店のテラスやオープンスペースでは喫煙可のところもあった。これはイギリスも同様で、その植民地を経験したミャンマーやマレーシアもイギリスに倣っているのでしょう。
アメリカは全室禁煙かつ施設内は屋根がないオープンスペースでも禁煙でした。
その代わり、施設外では吸って良い場所があちこちにある。
アメリカはタバコに厳しいと聞いてたけど、ホテルやショッピングモールの場合、出入り口から離れた場所なら喫煙可でした(法で何フィートと決まってるらしい)。
多くはないけど吸殻入れも要所には設置されています。
おそらく州によって事情が異なるでしょうね。
イギリスはもっとゆるくて、ロンドン市内には壁に取り付けるポスト型の吸殻入れが(それこそポストのように)あちこちに設置してあって、どこでも吸える印象でした。
イギリスの植民地だったミャンマーやマレーシアも比較的ゆるくて出入り口には吸殻入れがほぼ必ずありました。
実際にはどこでも吸えるわけではなく、状況を見て吸って良いかどうか判断してるようです。
外国では、タバコをどこで吸うかの判断を個人の良識にまかせている印象があった。
反面、ポイ捨てがとても多いんだけど、それは清掃業者の仕事(需要)なので構わない、ということらしい。
なので、日本のような「喫煙所」はない。
一所にまとめないから分散して喫煙者がかたまらない。なので街角でも喫煙者が集まってケムリをモウモウ吹き出してる場所はないのです。
(ロンドンのパブの外はややケムリが多かったけどね)
特にアメリカで特徴的な吸殻入れには灰を落とすお皿がありません。
これはダラスのレストランの外にあったオシャレなタイプですが、タンクのような土台から棒状に伸びた筒のてっぺんに3cmほどの穴があって、そこにタバコを火が付いたままポイッと入れる。
中は酸欠状態なので火は消えます。合理的ですね。
灰はそこら辺に捨てるんです。
ヘビースモーカーのボクですら驚いてしまうやり方ですが、タバコの(燃えカスが含まれない)灰は肥料になるらしく、浄水フィルターにも使用可能で害がない。なので道ばたに落としてしまう。これまた合理的判断です。
日本では受け入れらないでしょうね。
タバコと聞けば灰の一粒まで全て害と十把一絡げにされがちです。
紙巻タバコは世界的に減っていく状況にある。
イギリスでは2015年、衛生庁が電子タバコを紙巻タバコより害が95%少ないとして、英首相もこれを周知させると述べていたそうだ。
今後、加熱式タバコの扱い方がどうなるか注目しています。
加熱式タバコを客観的に検証して、事実に即した分煙施策を施すか。
十把一絡げ式に「害が少なかろうがタバコはタバコ」とするか。
まっとうな分煙施策を定着させ、タバコを吸わない人も吸う人もストレスの少ない街作りをしてもらいたい。
加熱式タバコの物足らないところは最大の利点である「火を使わない」ことなんですよね。
ジッポライターとかデザインを工夫した灰皿など、伝統的な喫煙具は歴史的な装飾品になっていくでしょう。
このブログを書きながら使ってたけど、カプセル一個をまだ使い切ってません。
けっこう長持ちです。
当面は状況によって紙巻きとプルームテックを使い分けることにしましょう。


