【日本ハム】
栗山流オープナー、
リズム生まれず夏場
大失速 2年ぶりBクラス
日本ハムは栗山政権8年目のシーズンを2年ぶりのBクラスで終えた。戦績は65勝73敗5分け借金8の5位。8月初めには首位と0・5差の2位につけながら、終盤戦に失速。北海道支局日本ハム担当の秦雄太郎記者が苦しんだ今季を上下2回に分けて振り返る。(上)は栗山英樹監督(58)が新たに導入したオープナー戦術について。
球界に新風を起こす戦術だった。4月2日、楽天生命パーク宮城での楽天戦。栗山監督は3回無失点の先発加藤に代えて、4回からバーベイトをマウンドに送った。栗山流オープナーの初披露だった。
指揮官は「常識を疑え」と常々口にしてきた。勝利投手の権利が5回って誰が決めたのか…。先発完投型が何人もいないなら…。優勝するため、勝つため、現存戦力を生かすために、たどり着いたのがこの戦法だった。当初は有原、上沢、マルティネスの先発3本柱。残り試合を加藤、ロドリゲス、バーベイト、新加入の金子らを織り交ぜてシーズンを戦う計画だった。
だが、その計算は大幅に崩れた。マルティネスが開幕前に故障離脱。さらに上沢が6月のDeNA戦で負傷。18年2桁勝利コンビはシーズン中に戻ってくることはなかった。昨季の成績を考えれば、2人で50試合分の先発は計算していたはず。穴を埋めるため、さらにオープナー戦術を多用。それによって中継ぎ陣に想定外の負担が襲いかかった。
今季50試合登板越え6人はリーグ最多だ。指揮官は3連投は避け、疲労が濃くなった投手は2軍で休養させた。登板過多になる投手が出ぬよう管理していたつもりだった。
だがある投手が「実際は100試合分くらい肩を作っている」とこぼすように、勝ちパターン以外の救援陣は登板準備が激増。先発、救援の両方こなした投手は慣れない調整の難しさなど、数字に表れない負担は計り知れず。打線の不調とともに夏場以降の大失速の原因となった。
さらに別の投手の言葉を借りれば「野球は流れのスポーツ」だ。毎回毎回投手が交代していたら、試合のリズムは生まれづらい。
栗山流オープナー初陣の4月2日。無失点のままバトンを受けた2番手バーベイトが交代直後に失点し敗戦した。まさに自ら流れを手放した象徴と言える試合だった。
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日ハムは3選手が
個人タイトル獲得
最高出塁率の近藤
「さらに上のレベルを」
プロ野球パ・リーグは29日のオリックス-ソフトバンク戦でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定。日本ハムは3選手がタイトルを獲得した。
最多勝の有原は
「チームのみなさんに感謝」、
最優秀中継ぎの宮西は
「最低限の結果」
プロ野球パ・リーグは29日のオリックス-ソフトバンク戦でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定。日本ハムは3選手がタイトルを獲得した。
打撃部門では、近藤健介外野手が西武勢のタイトル独占を阻止。出塁率.422で自身初のタイトル獲得となった。投手部門では、有原航平投手は15勝を挙げ、こちらも自身初のタイトルとなる最多勝。さらに、宮西尚生投手は44ホールドポイントをマークして2年連続3度目の最優秀中継ぎ投手に輝いた。
3選手は球団を通じてコメントを発表した。
近藤
「リーグ優勝できなかった悔しさは残りますが、少しでもチームに貢献したいと戦ってきたなかで、結果としてタイトルを獲得できたことは個人的にうれしく思います。周囲のいろいろな方のサポートもあってのタイトルなので、感謝したいです。出塁という部分は自分の役割であると思うし、意識もあったので、最高出塁率でトップに立てたことは素直に良かったです。打率も自分の調子がなかなか上がらないなか、3割という数字を残せたことは来季につながると思います。オフにしっかりとトレーニングをして、来シーズンはさらに上のレベルを目指して頑張っていきたいです」
有原
「投手部門のタイトルを何か獲得できたらいいな、と思っていたので、15勝できたことは良かったです。チームに勝ち星をつけてもらってのタイトルですし、チームの皆さんに支えてもらったことに感謝です。今シーズンはコントロールよく丁寧に投げられたと思います。狙ったコースに意図を持って投げることができましたし、打者の方がくれたアドバイスを投球に生かすことができました。チームとして優勝できなかったことが残念ですし、個人的に来シーズンは負け数を減らして、貯金をもっと増やしたいです。今シーズンの成績に満足することなく、もっとチームの勝利に貢献できるように頑張ります」
宮西
優勝を目指したなかで、Bクラスというのは非常に残念ですが、個人的には手術明けのシーズンで最低限の結果は残せたかなと思います。タイトル獲得はチームのおかげです。野手が点を取って守って、先発投手が投げて、ホールドが取れる。コンディションを整えてくれたトレーナーの方々も含め周囲のサポートがあったからこそ2年連続で獲得できましたし、感謝しかないです。今シーズンも50試合登板することができましたが、数試合失敗もあった。50試合パーフェクトに抑えることが理想だし、最高の目標。いいオフを過ごして来シーズンも良いスタートを切りたいです」
(Full-Count編集部)
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日本ハム・吉田輝
ルーキーイヤー振り返り
「赤点です」来季は
「ずっと1軍にいれるように」
日本ハムの吉田輝星投手(18)が29日、イースタン・リーグ最終戦となる楽天戦(利府)に先発し5回2/3を5安打3失点だった。
3回まで無失点も、4回に先頭のフェルナンドから3連打を浴びて2失点。6回に2死から岩見の二塁打などで二、三塁を招いたところで降板した。「前半ちょっと悪いかなと感じたけど、2点獲られてから直球で押す配球になって、気持ち的にも乗った」と振り返った。
これでシーズン全日程が終了した。ルーキーイヤーを振り返って「一応(1軍で)初勝利はできて。でも2、30点くらい。赤点です」と吉田輝。来季の目標を「来年はずっと1軍にいれるようにってのを常に頭に入れて、頑張りたい」と設定して鍛錬を積む。
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日本ハム万波が
2軍14発 大器の片りん
見せた1年
大器の片りんを見せたルーキーイヤーだった。日本ハム万波中正外野手が、2軍楽天戦に「8番左翼」でフル出場。3打席連続三振でシーズンを終えたが、今季は2軍でチームトップの14本塁打をマークした。「数字的にも、自分が思い描いていたものとは“良い意味で”全然違う結果だった。思ったより打撃がよくなったのかな」と、手応えを口にした。
2軍戦は90試合に出場し、打率2割3分8厘ながら、持ち味の長打力を見せつけた。8月14日のロッテ戦では1軍初昇格初先発。2試合の出場で4打席に立って無安打だったが「時期尚早だったのかなというか、波もありますし、安打が出なかったのは当然かなと。でもいい経験をさせてもらったとは思うので、来シーズンにつなげていきたい」と悲観はしていない。
5位に終わった今季のチームの低迷の要因のひとつは、リーグ最少93本塁打に終わった長打力。万波の成長は、そのまま戦力の増強につながる。
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2019年9月29日 (日)
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