そういえば近くにあって長いこと登っていない山がある…
久しぶりに登ってみたくなったなぁ〜
ということで…
〜八方ヶ岳〜
八方どこから見ても同じ山容をしているところから名付けられた八方ヶ岳(1,052m)は、別名矢筈岳とも呼ばれている。新緑の春、紅葉の秋、山は鮮やかに色づく。
ゆったりした登山道はハイキングに最適。
360度のワイドロケーションが広がる山頂からは、西に雲仙、東に阿蘇・久重連山が見渡せる。
八方ヶ岳は何度も登ったことのある山なのだが、ここ5年ほどご無沙汰なのである。
本日は天候もそれほど良くもないし、今の時期は特に見どころなどはないのだが、久しぶりの八方ヶ岳を登ってみようと思う。
登山口はメジャーな矢谷渓谷キャンプ場から。
登山口ぎりぎりまで車で行くこともできるが、今回は満喫ツアーということでキャンプ場入口から歩き始め、沢沿いのコースを登って山頂まで進み、穴川分岐まで一旦戻って北尾根コースで下山するという予定だ。
朝早くに自宅を出発し、入口の駐車場には7時頃に到着した。
先客はなしで貸し切り状態〜
朝日に照らされた緑眩しい駐車場にて準備を終えたら…
久しぶりの八方ヶ岳へ出発〜っ
キャンプ場に入場し、登山者入村料100円をカゴに入れて山道へ。
まずは沢コース登山口を目指して遊歩道を進む。
キャンプ場内は沢の傍を進む道。沢のせせらぎをBGMに緑に囲まれた森の中を歩く気持ちの良い遊歩道だ。
車道に出たら右方向へ進み、コンクリ道を登って沢コース登山口に到着。
さぁ久しぶりの八方ヶ岳っ
ゆっくり楽しく登っていこう〜♪
ここからはその名の通り沢沿いを登っていくコースで、八方ヶ岳登山の中でも一番メジャーなルートである。道迷いをする心配はまずない。
木彫り地蔵さまにお見送っていただきながら爽やかな雨上がりの森を歩く。やっぱり山は気持ちいいね(嬉)
ハシゴだ〜久しぶり〜
おぉ ちょっとバージョンアップしてる…(驚)
おっ 水神さまも岩の下にある岩下神社も御健在〜
どれもこれも懐かしいなぁ(嬉)
ここで少し休憩しよう…あまり疲れてはいないけど…。
鳥の囀り沢の水音…
見上げれば緑いっぱいでマイナスイオンな爽やか空間…(癒)
やっぱり山はいいもんだ〜
さて、ここからの道もなだらかな登りでゆったりのんびり登っていける。
急になり出したかな?…と思ったところで穴川分岐に到着する。
ここからは緑の眩しい尾根歩きだ。
しかしすぐに尾根から外れて険しいエリアに入る。慎重に進むようにしよう。
岩場になったところにハシゴが登場っ
こんなところにハシゴとかあったっけな?…とか思いつつもありがたく使わせていただく。
それにしてもけっこうキツいな…八方ヶ岳ってこんなにキツかったっけ…(汗)
体力的に衰えてしまったのかな…(寂)
そんな弱気な気持ちの中、しばらく進むと尾根に出た。
ここからは緩やかで歩きやすい道になりそうだ。あと700mだし…
なだらかな尾根道をお気楽に歩いていると…
お? 銀竜草が生えてる〜
珍しい植物なので会えたのはラッキーだな(喜)
と… あちこちに生えてる…
果てしなく続く長い直登も銀竜草を探しながらだとなかなか楽しいぞ。
ピーク地点で集団で生えてるものも発見っ
すごいな…(汗)
その先もなだらかな道は続く。
班蛇口分岐を通過し…
山の神分岐を過ぎたら…
久しぶりの八方ヶ岳山頂に到着〜っ
うぉ〜 山頂はガスの中で景色は真っ白け(残)
残念な山頂となったが、こうなることは覚悟していなかったワケでもないので、あきらめておにぎりひとつ食べたら下山することにする。
まず穴川分岐まで登ってきた道を戻る。
穴川分岐からは北尾根コースへと進む。
少し急な登りから始まる北尾根の道はトレースが弱いがなんとか道迷いしないで歩ける。
ひとつめのピークまで登ってきた。
ここにもまたまた銀竜草がわんさか生えている。
もう珍しくもなんともないな…(汗)
一旦下って次のピーク手前で分岐が現れた。
右に進むと宿ヶ峰峠へ続く道で、左が矢谷渓谷キャンプ場へ続く道だ。
もちろん左へ進んでいく。間違えないように…(注)
比較的なだらかなアップダウンか続く尾根をひたすら進む。
この間にも銀竜草があちこちに生えまくっている。
今回の山旅は銀竜草鑑賞の山旅だったな…(納)
少しずつアップダウンの傾斜がキツくなってきたような気がしてきた…まぁ概ね下りだから楽ではあるのだけども…。
少しキツめの登りが終わると天狗岩展望所に到着した。
ここは休憩に適した岩で眺めも良い。
ということで、ここにて大休止としよう。
本日の昼食メニューは…
おにぎりとプリンっ
でゎ いただきまぁす♪
天候は残念ながら曇りとなったが、ときたまお日様も顔を出して少しだけ青空も見れる。
青々とした八方ヶ岳の山容がステキな風景だ。
癒されるねぇ…(満)
まったりとした時間を過ごしたら、そろそろ下山することにする。
ここからの下りはけっこう危なかったりするのでゆっくり安全第一に下っていこう。
道がなだらかになってきたらもう少し。
ただし慌てて転けたりしないようにここもゆっくり心に余裕を持って下っていく。
しばらく進むと北尾根コース登山口に到着する。
ここから車道を下ってキャンプ場へと進み、場内を通って駐車場まで戻って…
本日の八方ヶ岳登山はこれにて終了〜っ
お疲れさまでしたっ
今回登った八方ヶ岳は初心者でもベテランでも楽しめる山である。
ルートもたくさんあってバリエーションも豊富だ。
ルートを変えれば楽チンにも難所にもなるし、季節によっても山の雰囲気も変わって飽きのこない山である。
車でのアクセスも容易で手軽に楽しめる山なので、是非一度登っていただきたいと思う。
〜今回のルート(クリックで拡大)〜
<今回の動植物たち>
〜Epilogue〜
長いこと登っていなかった八方ヶ岳に5年ぶりに登ってみた。
記憶の中では楽に登れた山という印象だったが、実際登ってみるとけっこうキツい登山道であった。
ついこの間の上福根山でもそうだったが、体力の衰えを感じざるをえない…と思いつつもやっぱり今年もテン泊もしたいし、高く険しい山にも行ってみたい。
そんな夏場を迎えるにあたり、今の体力に合わせたペース配分と歩行距離を考え直そうと思う帰り道であった…
もっと頻繁に山登りやれば問題ないんだろうけど…(汗)
でゎ また次回っ
おわり