アルバム「誰が為に鐘は鳴る」収録。
「MY OLD 50'S GUITAR」とカップリングの、
販促用シングル盤も存在する。
男と女って絶対に友達に成り得ないか。
男と女である限りは。本当は一番友達になりたいんですよね。
僕は女の人の友達が居てくれたらどんなにいいだろうと思うんですよ。
でも、何故か友人でいられない。
恋人になってしまったり、夫婦になってしまったり。
これは前のアルバムの「戦士の休日」という曲にも遡ってしまうんですけど、友達が「愛してとだけは絶対言うな」って言うんですけど言ってしまう。でも、愛してると言ったとたん、全て変わってしまうという事を恐れてる男たちというのは臆病なのか、(笑)
そのへんを行きつ戻りつしてるんだと思います。
ただ(歌の主人公は)そこから新しい関係というのを探そうとしてる男なんだと思います。
いっぱい失敗して、いっぱい痛い目にも遭っててもね。
(省吾さん談)
友人のままで居たい。でもこのままじゃ。
この曲の主人公は狭間で揺れ動いている。
アルバムの方向性を捜してる省吾さん自身にも思える。
「何故男は女を求めるのだろう」と歌った作品もあったが、
省吾さんの歌詞は時に哲学的である。
後にアルバム「ROAD OUT "TRACKS"」にも収録したくらい「お気に入り」の曲のはずだが、久々にファンクラブイベント「On The Avenue 2013」で披露されたにもかかわらず、何故か映像作品には未収録。
「ファンクラブイベント90年代縛り」までお預けという事かな?