省吾が、ロースカの会報133で語っていた、
「アリーナツーアーの完成形」。
総論の最後は、それについて考えてみたい。
まずは、前述した2Days日程に合わせた、日替わり曲について。
これについては、文句ある人は居ないと思う。
MUSICIANにとっては、毎日同じ曲目で演奏した方が楽に決まってるしね。
2001ツアーから導入された、「センターステージ」も、いいアイディアだよね。
省吾いわく、「いきなり最前列!」
この「センターステージ」を実現される為にも、かなりのスペースが使われるわけでね。
例えば「さいたまアリーナ」では、普通のライブでは、3万くらい入れるそうな。省吾の今回のライブでは、1万7千くらいらしい。
多分、アリーナ席も余裕を持った配置にしてると思うし、見えにくい席は入れてないんだろう。
利益重視でなく、観客の事を想ってくれてる感じがする。
次に、構成。
第一部、第二部、そしてセンターステージでも第三部、アンコールの第四部というステージ構成も、定着してきた感がある。
昔のステージでは、アンコールで中々出てきてくれなくてね。(それはそれで、良かったけど)
今は、プログラムに入っていると思うと、安心して観れる?
アンコールといえば、アンコール前の映像もいいねえ。
各地の「名所」に省吾が実際に行っていて、その土地の事を語ってくれる。
地元のファンには、堪らないね。
「HELLO ROCK&ROLL CITY」もそうだけど、この映像を撮るだけでも、かなりの手間暇がかかっているわけで・・。こういう姿勢にも、頭が下がる思いである。
惜しむらくは、「音」の問題である。
会場とか、座る場所でも違うのかもしれないが、公式のBBSでも、この問題がしばしば取り上げられていた。
今後の課題の一つだと思う。
結論として、「ON THE ROAD 2005」ツアーは、
「アリーナツアーの完成形に。限りなく近づいたツアー」であったと思う。
え?だって、このままで終わるわけないじゃん。
また、新しい可能性を見せてくれるものと、思ってますよ。
とにかく、・・・楽しかったなあ!