コロナウィルスのことばかりで恐縮だけど、また「自己責任」なる言葉が聞こえてくる。

「自己責任」は政府や権力側が自らの無責任を正当化・糊塗したりする際にしばしば使われるが、現在のコロナウィルス問題でも例外ではない。

市民社会や経済のさまざまな活動に対し、政府は「自粛」を求めているが、それならば、所得補償なり助成金なりが必要。一部実施されてはいるけど、まだまだ本当に必要な人に支援がいきわたっていない。後者こそが本来の政治の役割。

参考: https://www.ieyasu.co/media/covid-19_denmark_germany/

 

同時に、何のために税金があるのか、という問題でもある。

 

自己責任。これは individual responsibility, self-responsibility といった言い方がある。

 

例文: Individual responsibility according to the government is often synonymous with its irresponsibility. (政府が言うところの自己責任とは、しばしば無責任と同義語である)

先週のリモート同時通訳業務。3日間の案件だったけど、もともとはプレゼン(日本語字幕付き、のはずだった)が終わった後の質疑応答のところ(約15分)のみ通訳が必要とのことだった。そのため、通訳者1人での対応だった。

 

ところが、プレゼンで日本語の字幕がついていないのが複数あり、それらのプレゼンだけ、当日、まさに間際で全部同時通訳が必要に。

プレゼン自体は1時間近くなので、一人で同時通訳をやっていると、当然集中力が続かなくなる。それに加え、音声の状態も決して良いものではなく、ところどころ途切れたりするありさま。そのたびに、「音声が途切れています。申し訳ありません」とアナウンス。

こんな状態では、当然、満足なパフォーマンスは出せない。

幸い、苦情が来たという話はないが、来たところでこちらは責任を持てない。

 

こうした間際での変更、last-minute change と言う。避けてもらいたいことではあるが。

 

例文: A last-minute change often negatively affects interpreting performance. (間際での変更は通訳のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが多い)

 

ちなみに、先週の業務のエージェント、去年の案件でも場所の変更がちゃんと伝わらず、当日、慌てて変更後の場所までタクシーで行って、辛うじて開始時間に間に合ったなんてことがあった。

米国でもコロナウィルスの影響が深刻。それに加え、インフルエンザも。

米国の場合、異常な肥満が多いが、その原因が栄養バランスの悪さなのは明らか。仕事等で多くの米国人と会ったが、この食事はいかがなものか、という人が多かった。例えば、揚げ物ばかり口にする、ジャンクフードばかり口にする等。

 

ウィルスはもちろん始末が悪いけど、それに栄養バランスの悪さが拍車をかけていると思う。

 

栄養バランスは nutritional (または nutrition や nutrient) balance。

また、栄養バランスの悪さは食事の偏りとも同義語。これについては unbalanced diet。

 

例文: Poor nutritional balance makes the influenza and coronavirus outbreak even worse in the US. (米国では、栄養バランスの悪さがインフルエンザやコロナウィルスの大流行に拍車をかけている)

風俗という言葉を聞いて、何を想像するだろうか。

もともとの意味は、「ある時代や社会、ある地域や階層に特徴的にみられる、衣食住など日常生活のしきたりや習わし、風習」(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E4%BF%97)。

 

しかし、現在では、上記サイトにもあるように、性風俗の意味で使われることがほとんど。

個人的に、風俗(性風俗)に関わっている人を知っているけど、このご時世、まさに青息吐息状態。私たちフリーランサーも所得補償が必要だけど、彼女たちも同様。所得補償についてはまだまだ声を大にして求めていかねば。

 

さて、風俗をもともとの意味で使う場合は manners、mores といった言い方がある。

昨今主流の性風俗の意味で使う場合は、sex work。風俗に関わる人(風俗嬢等)は sex worker。sex worker は、ジェンダーを問わず使える言葉なので、そのままセックスワーカーということもある。

 

例文: Many sex workers have been seriously affected by the recent coronavirus crisis. (昨今のコロナウィルス危機で、 多くのセックスワーカーが深刻な影響を受けている)

今日の東京新聞「こちら特報部」の本音のコラム欄。今日は三木義一氏(弁護士、前青山学院大学学長)。

森友文書改ざんで自殺に追い込まれた赤木さんの遺書を紹介しておられたが、その中で、「無責任体質の組織」という言葉があった。

権力の持つ無責任体質。これこそが森友問題のみならず、さまざまな問題の元凶と言える。

 

こうした無責任。irresponsibility と言う。

 

例文: Various problems are caused by the irresponsibility of authority. (さまざまな問題の元凶が権力の無責任である)