テレビを買い替えました.
緊急性はなかったのですが、新しいテレビの世界を見てみたかった。
(最近のワイドショーは表が多いので、大画面が便利ですね。アマタツの天気はまだ良いのですが、ほかは一画面に情報盛り込みすぎです。)
基本的に私は放送作家なので、テレビは仕事の道具。必要経費として申告しています。できれば令和2年のうちに買いたかったんですがちょっと遅れてしまいました。
今回購入したのはシャープの60型の4Kテレビです。
なぜ新しいテレビが欲しかったのか、少しお話しさせてください。
私の小説「父のアンテナ」にあるように、私の家は電器屋であり、テレビをたくさん売ってました。もちろん白黒テレビで、登場したころから、子供ながらにアンテナ設置や、画面調整など大得意でした。
(2018年に刊行した小説「父のアンテナ」ニッポンのテレビの曙を描きました。アマゾンで買えます)
大人になって、放送作家になり、世界中から中継をするなど、テレビの技術の進歩をずっとそばで見て行きました。
(昭和36年頃のテレビはこんな感じでしたね。ゼネラルテレビって知っている人いるかな?)
今、皆さんがご覧になっている「地上波デジタル」はもはや当たり前ですが、1990年代はまだ日本のテレビはアナログでした 。
1995年、 私はテレビ朝日の「ハイビジョン実験番組制作チーム」に入り、生放送ワイドショーや、旅番組、食の番組、風景の番組、ドキュメンタリーなどをやりました。
当時はまだ、ハイビジョンなど、どこにもなくて、 NHK とテレビ朝日が共同で一つのチャンネルを持って作って実験していたのです。
当時のハイビジョンカメラも重ければ、ビデオデッキは台車に積んで数十 kg になる代物で実はそういう重たいビデオデッキを持ったまま、知床五胡のロケに行ったこともあります。
また長崎ハウステンボスの壁画を描く、画家のドキュメンタリー「愛は爆弾テロを越えて」では、「国際ハイビジョン賞」をもらいました。
そうした実験の末に、2011年日本のテレビは、総務省の働きかけや、デジタルハイビジョン推進協議会の音頭で、アナログから一気にデジタルハイビジョンの世界に入りました。
そして今は4Kの時代が来ています。
「 ハイビジョンなんて必要ないだろ」
当時よく言われました。
「4Kなんて関係ないだろ」
という声も、今、聞こえてきます。
「テレビなんて映ればいいんだよ」
それもそうです。
「もうリビングの真ん中にテレビ置くのは古い」
そう言う人もいます。
私はできれば、テレビの進歩に、遅れないようにしていきたいという気持ちはあります。。
一方でディレクターとして、映像美にはこだわる方だから、美しい画面は必須です。
すでに4Kの番組をいくつか私は制作してきましたが、自宅に4Kテレビがないのでは話になりません。まあ、これが、テレビが経費である所以です。
さて一方で、僕が一番興味を持っているのがテレビとネットの融合ということでした。
今回購入したテレビは「アンドロイドテレビ」と言ってネットとテレビの融合を一歩進めて、大画面で YouTube やプライムビデオ やNetflixなお、色々な動画配信サービスを見ることができるというのが、一番の興味でした。
(大画面に出るAmazonプライム画面。もうパソコンじゃ見られないかも)
テレビが来たのは1月の11日です。そこからテレビを wi-fi に繋ぎ、 YouTube のサインイン、 Amazon プライムビデオのサインイン。さらにシャープのココロテレビのサインインをするなど、手続きをいっぱいやりました。
Android テレビは、地上波にはない別の世界がそこに広がっており、これはこれで勉強になる。
(こちらはYOU TUBE)
日本のテレビのレベル。例えばテロップをバンバン出していくような幼稚な作り方ではなく、一人でアンドレア・ボチェッリの歌を聴いたり、好きな音楽のビデオを見たりするのはとても快適です。
まだ Amazon プライムビデオの映画を大画面では見ていませんがまたゆっくり時間を取ってみたいと思っています。
テレビの質感ということで言えば、今のテレビはコストダウンされていますからリモコンも割とペコペコ、ペラペラで、高級感はありません。
ただ中国製品や韓国製品は、やはり日本人として買いたくなかったので 今回はシャープさんにしました。
(こんなのもAmazonプライムにあった)
とりあえず、コロナ禍でもあり、外出できない病人にとって、新しいテレビはいい友達なのかもしれません。
新しいテレビを見ながら新しい番組の発想する。
これもせっかく買ったテレビへの設備投資の効果とでも言いましょうか。
楽しみつつ、頑張ります。
じゃあまたね。
バイバイ。