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体調はボロボロだけど、今日は俺の中学ん時の同級生のボクシングの試合を見に後楽園ホールに行ってきた。
約束してたんだ応援しに行くって。
このての格闘技というかスポーツ観戦もあまり縁がなくて
後楽園ホールは初めての場所だった
歩くのもシンドかったけど何とか着いたゼ
庄司、お前を見に来たぜ!
「東洋大平洋&日本ウェルター級タイトルマッチ」
日本の1番、東洋で1番をかけた戦い。
対戦相手は「あきべぇ」こと渡部あきのり
強いぞ。勢いもあるしイケイケのボクサーだ
庄司はもちろん挑戦者としてリングにあがる
「ここまできた、ここまできたんだ」ときっと思っていただろう。
リングに上がる前に深々と頭を下げる。
リングアナウンサーに名前を呼ばれ両手をあげてそれに答える。
「ショージィ-!!」
そんな歓声が聞こえる方向へ
マウスピースをはめてクシャクシャな笑顔でそれに答える。
笑うと泣いてる様に見える笑顔は変わってないな(笑)
もちろん俺と同い年なわけで決して「若い」と言われる様な歳ではない。
それでも挑戦者として自分よりも年下の選手に戦いを挑んでいく
この二人には戦う理由なんて何もない。
そりゃ俺だってケンカで人をぶっ飛ばしたりはあるけど
そんなものにだってシッカリはしてなくとも理由がある。
人を殴るにはそれなりに理由はあるのだ。
だが目の前の二人は理由はなく、ただ競技としての殴り合いをしている。
前に、前に、
前だ!手を出せ!!
落ち着け!動け!!
グローブの上に何をのせて、どこに向かって足を出すのか…
熱も下がらぬまま具合が悪かったが自然に声が出た。
「ショージィ--!!」
名前を叫ぶだけだが確実に何かが乗った。
最初は相手の勢いに劣勢気味だった庄司も3ラウンドくらいには
自分のペースを掴んでまさに「反撃開始」といったところか
だが結果は一瞬だった。4ラウンドKO…
負けたのは庄司。
相手の右フックが綺麗に入った。
リングドクターが試合を止めて
庄司は担架の上から首だけ持ち上げて申し訳なさそうにリングを降りた
きっと「まだやれる」と思ってたに違いない
庄司ありがとう。
元気出たよ。
ありがとう。
俺も頑張るよ。
勝った負けたって言うよりもリング下は
「ナイスファイト」って言葉だった
「よく戦った」
うん。いい言葉だ。
勝った負けたも大事だけどそれよりも
ちゃんと「戦う」って事が大事なんだ
相手は何だっていい。
「自分」でもいい「明日」でもいい
ゴングはもう鳴った。
前へ!前だ!!
動け!動け!!
いま何ラウンドくらいだろうか?
風邪くらいでヘナヘナになってるようじゃまだまだだな(笑)
まずは熱下げっゾ!!
ではね。
今日の試合は多分TBSでやると思うので見れる方は見てやって下さい。