櫛田神社の春近し | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

RKBタダイマ!ニュース気象コーナー用の取材で、博多の総鎮守、

櫛田神社に行ってきました。

まずは、巨大お多福面のお出迎え。1961年から設置されているそうで、今年で60回目、なんと還暦です!

 

高さ5.3メートル、幅5.0メートルで、例年より10日ほど早く、

1月15日から飾られています。2月11日までの予定です。

そした、気が付きました?お多福面の左右にある紅白の椿。

侘助なんです。(文禄・慶長の役1592~93年の際に侘助という人が朝鮮半島から持ち帰ったのが名前の由来)

右の赤いのが「一子侘助」(いちこわびすけ)

一子侘助は故上田敏朗さんが発見した花で、愛妻「一子」の名を取り「一子侘助」と名づけたそうです。

 

左の白いのが「白侘助」

 

紅白の侘助を左右に見ながら、お多福面をくぐって境内へ。これだけでも、相当の厄が払えそうですね。

 

さあ、その他の、植物ですが、寒いこの時期、数は多くありませんが、結構おめでたいものがありましたよ!

まずは、「金柑」(きんかん)

黄色の実がお金を表し、たくさんの実が子孫繁栄を表すそうです。

 

白梅

 

梅もめでたい!

「歳寒三友」(さいかんさんゆう、松・竹・梅、または竹、梅、水仙)にも、

「雪中四友」(せっちゅうしゆう、梅、蝋梅、山茶花、水仙)にも入る。

 

ミツマタ(三椏)のツボミ

1本の枝から3本の枝が分かれることが名前の由来

お札の材料となる。別名、「縁起木」

 

他にも、

山茶花のツボミ

 

暖かそうな毛に覆われた「モクレン」のツボミ

 

蕾がだいたい上向きだと「モクレン」、あちこち向いていると「コブシ」

 

確かに、上向きです。広報の高山さんによると「ハクモクレン」だそう。

 

赤い実がおめでたい「ガマズミ」

 

ツクシシャクナゲのツボミ、

筑紫石楠花の葉は、裏が茶色で、葉の両端が裏の方へ丸く反ってる、

西洋石楠花の葉は、葉が平らだそうです。

 

新型コロナの影響で、今年の節分大祭の「豆まき神事」は中止に

なってますが、厄除け祈願祭などは行われます。

3日には、節分豆の配布もあります。(今年の節分は2月2日ですが)

また、咲き始めた早春の花や実を愛でるのもいいですよ。

早春の櫛田さんに参拝しませんか!