仕事を隠退し、ボケ防止のために、

1万歩以上の散歩+画像記録+スケッチ+ブログ書き、

を日課としたわたしは、

毎日、街を歩いている。

それは、毎日、商店街を歩くということでもある。

 

商店街は、時代、環境を映す鏡。

時代の変化に対応できずにシャッター商店街になってしまったところもあれば、

新しいトレンドをつかまえ、取り込んで、生まれ変わろうとしているところもある。

これからは、折に触れて、歩いた商店街をリポートしてゆこう。

 

地元本郷の商店街からはじめる。

 

ここは本郷大横丁商店街。

本郷二丁目を東西に貫く300-400m程度の通り。

付近は、オフィス、マンション。

オフィスは、医療関係の会社が多い。

西に東京ドームがあり、私立の大学、高校がいくつかある。

近くには丸の内線と大江戸線の本郷三丁目駅があり、東京大学もある。

本郷通りを超えた東側は、医療関連問屋街となっている。

 

本郷通りから西の東京ドームの方向に歩く。

広い通りではないが、金木犀の街路樹が植えられている。

秋は、気分がやすらぐ香りを漂わせる。

とんかつ店「かつ善」の隣にピラティス店「ブレスト」。

 

古くからの魚屋「魚伊之」とその隣の駐車場はつい最近まで文房具店だった。

その向かいに、アイスクリーム店「ディア ペティメル」。

小さいが、派手な装いの若い女の子が結構利用している。

小さなカフェ「プラス1コーヒー」。スイーツと軽食を出す。

ウインドウ越しに見える利用客はもっぱら若い世代。

本郷では老舗といえるかもしれないイタリアンの「ピアンタ」。

お昼は1000円前後で利用できる。いつもお客さんでいっぱい。

「マレーシア屋台・家庭料理 コピティアム」。

むかし結構はやったけど、近年再び増えてきているエスニック料理店。

最近は、以前のエスニックブームとは違い、

ムスリム(イスラム教信者)の方も日本に多く住むようになり、

その戒律上、食べるものに制限もあることで、

トレンドではなく異文化の浸透という感じで増えてきている。

こんな店もある。「シェア型書店 ブックブリッジ」。

小さな小さな店だが棚がたくさんあり、

30cm四方の一区画を借りて売りたい本を並べることができる。

毎日のように前を通るが意外にお客さんがはいっている。

本郷はラーメン激戦区とも言われている。

この通りにも「助六」という知られた店があるが、

その前には、フレンチ風ラーメンと塩ハンバーグが看板のユニークな店がある。

「ハイド モード」という。値段は数千円。ちょっと高い。

「カフェ&アペロ タロタロ」という店もある。

オムレツとか親子丼といった鶏料理がメインのようだが、

カンガルーやワニの料理も食べせてくれる。

ちょっとほかにはないユニークさだ。

「マジオひまわり保育園」がある。

本郷でも1丁目~2丁目はマンションが多く、

保育園の開業が増えている。

どこんな英語で保育してくれる。

その横には「イリエ アニマル ホスピタル」。

ここも新しい。幼児とともに、ペットも急増中なのだ。

さらにインドカレーやビリヤニの「スパイスの店 スワド」。

その隣には「タイ料理 トゥクトゥ」。

この通りは台頭するアジアの力を感じる。

 

本郷大横丁商店街。

むかしながらの業種別小売店が次々と閉じている。

時代の変化つかまえ、取り込んで、生まれ変わろうとしている商店街のひとつだろう。