時代の変化を映して生まれ変わろうとしている本郷大横丁商店街のあと、

東京で2番目に古い商店街といわれている台東区の「佐竹商店街」に行ってきた。

本郷大横丁商店街をまっすく東に歩いていくとここに着く。

 

アーケードの屋根を戴き、マスコットキャラクターのふくろうの絵が掲げられている。

大江戸線新御徒町駅をあがったところで、春日通りから南へ数百メートル伸びている。

ネットをみると昭和からの活気ある商店街として紹介されている。

嘘だ。とは言い過ぎだが、いつのレポートか?

わたしは20年以上、何度も通っているが、

「シャッター商店街」の代表だ。

年々その度合いを強めている。

開いている店を探すほうがたいへんだ。

 

まわりは、古くからの戸建てもあるが、ほぼほぼマンションと中小企業オフィスの街だ。

それも密集している。つまり。人はたくさんいる。駅立地でもある。

 

南側から入ってみる。

多くの店がシャッターを閉じている。通りの向こうまでずっと。

 

開いてる店をみてゆく。

 

文房具屋「TORAYA」。アルファベット表記だ。

「日用品の店 池田屋」。昭和の商店街には必ずあった店だ。

「焼肉 班家(パンガ)」。ここの北側の地域は東上野のコリアンタウンにあたる。

 

意味不明の年中ハロウィン仮装の店が突然出てくる。

「インド料理 プラシッダ」。本当にムスリム文化は日本に定着しつつある。

「お茶処 宇治屋」。あちこち歩いていて実感しているがお茶屋だけは生き続けている。

先日までプライベートブランド品だけ販売していた店が立ち飲み屋に変身。

「成興園」。中華は強し。しぶとい。どこでも生き残っている。

「激安」でもない八百屋。

なぜかフランス語の「Le Cafe」。

店内は、居場所を探すおじさん、おじいさんでいっぱい。

こんなところだ。

 

人がたくさんいる東京の下町でこの有り様。

まわりにはマンションが林立していて、駅立地でもあるのに。

歩けばわかるが、ムスリムの人たちが集まる風景もみられる。

わたしの田舎の激しい人口減少にされされて消滅の憂き目にあった商店街からしたら、

なにやってんだと怒るかもしれない。

 

マンション族、駅立地、ムスリム、コリアンタウン...

チャンスはまたまだいっぱいある。

生まれ変わろう。

がんばれ。