土曜日に来たのははじめてだった。

音羽、講談社前の群林堂。

午前10時。二十人の行列ができていた。

これまでは来ていた平日はいつも5~6人待ちだった。

 

賞味期限4時間。

おいしく食べるための時間だ。

それ以降は、表面が乾いてくる。

皮にいくつもの大きな黒豆が顔を出し、

なかのつぶあんも、甘すぎずちょうどいい塩梅。

場所柄、三島由紀夫、松本清張などの文人や政治家たちにファンも多い。

 

浜松から来る、グルテンフリーでないといけない娘婿の母親に、いつも出す。

 

誰が食べても、おいしいという。

 

ひとつ250円。

個人的には、巣鴨のみずのの塩豆大福もよいと思う。

ひとつ180円。小さめで、素直にペロリといける。