中華風家庭料理 ふーみん
約1か月前に青山で鮨ランチを頂いた。「鮨いっ誠」さんだ。この時に既に次訪問する店を決めていた。それが「中華風家庭料理 ふーみん」さん。
この店を知ったのは、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町という映画館で「キッチンから花束を」を見たからだった。井川遥さん(語り)の声に聞き入ってしまった。
「階段を下り、お店に入るとまず見えてくるのは開かれた大きな厨房。何人もの大柄な料理人が腕を振るう中、とても小柄なママが大きな中華鍋を振っている。ふーみんの慣れ親しんだ光景」
【中華風家庭料理 ふーみん】
映画の語りと同様の光景が自分にもリアルに映しだされた。
店舗正面にはふーみんママの映画ポスター。
中華料理と言わず中華風家庭料理とは、どんなもんだろうか? 今日のメニューも梅干しや納豆など使った料理が提供されていた。物価高の中、南青山という土地柄でこの値段は安い。
日差しが強く、外にいるだけで汗だくになる日中。まずはビールで乾杯。
卓上には、新鮮で手作り感満載のザーサイ。これ食べ放題。ビールのつまみにピッタリ。
マダムは、「豚肉の梅干煮定食」1,300円。ご飯と蟹の味噌汁がついて驚愕の値段。お家で作る角煮も美味しいけれど、こちらは、さっぱりと脂っぽさが無く、いくらでも食べられる角煮。
煮汁がさっぱりとしているせいか、豚の脂身がより甘く美味しく感じた。
葱ワンタン。定食じゃなく単品で注文。よく混ぜて食べる。口に入れた瞬間に美味しい!やつ。
葱とよく合っている。
たらこ豆腐。これがクリーミーで優しい味。絹豆腐でツルツルと食べられ胃袋におさまる。いや~~参った。どれも美味しい。この美味しさは毎日でも食べられる美味しさ。50年以上愛される理由がわかった気がする。