龍源寺間歩
石見銀山は、2007年に世界遺産に登録されたアジアで初めての鉱山遺跡。「間歩」とは銀を採掘した坑道のことをいう。「龍源寺間歩」は1715年に開発された坑道で、約600mもある。せっかくの島根観光。立ち寄ってみた。
この世界遺産は広範囲で指定されており、パーク&ライド方式で遺産を保存している。そのため、途中までは車やバスで移動できるが、そこからは、「徒歩」or「自転車」の選択となる。
電動自転車をレンタルした。正解だった!往路は全て登坂なのだ。
大森地区の古い町並みは、復路で見学するとして、ひたすら自転車を漕いだ。
電動じゃない自転車なら、歩いた方が楽。それぐらい、ず~~と登坂が続く。
やっと到着。龍源寺間歩。
ここで入場料を支払う。本当は、ガイドさんをつけて観光するのが正解だったと思うが、そこまで時間がないので自力で見学した。
<ワンコインガイド>
石見銀山の大坑道の1つ「龍源寺間歩」入口。手作業で掘られた当時のノミの跡を見つけたり、実際にそのすごさを感じることができた。
なんだか、ハワイ島のサーストンラバチューブのようだが、あちらは火山活動。こちらは手堀りだからな~~。ここから「銀」を採掘して、世界へ輸出していたんだから凄い。
「ひおい坑」。鉱脈を追って堀った坑。これらがライトアップされ紹介されている。
一番先まで行くと立ち入れないが、坑道が狭い。
こりゃ大変だわ。温度は安定しているようで、夏は涼しく、冬は暖かい。
一番奥まで来たので、あとは出口へGO。
入口とは違う出口がある。一方通行なのだ。
石見銀山遺跡のハイライト。勉強になるけど、あっという間だ。石見銀山遺跡は、これら町全体なので、大森地区を見学しながら戻ることにした。
*日本三大がっかり世界遺産:①明治日本の産業革命遺産(福岡県大牟田市)②富岡製糸場(群馬県富岡市)③石見銀山(島根県大田市)は、日本三大がっかり世界遺産と呼ばれている。どれも、地味で華やかな部分が無いことと、親子連れがレジャーとして観光した場合、そのレジャー気分と遺産がマッチしないことと、周りに食べ歩きスポットや商業施設がないことが原因にように思う(個人的意見)。
覚悟して石見銀山を見学したが、「がっかり」とは全然思わなかった。むしろ、美味しい空気と自然と調和した石見銀山に好感を持った。