驚愕の事実!
私達夫婦は、兵庫県と大阪府にバックボーンがある。
だから、日常のご飯のおかずとして「お好み焼き」があるし、「たこ焼き」も立派な食事なのだ。
統計資料を読むと面白い。
オタフクソースが発表(2014年)している統計によると、全国でお好み焼き店は16,551店舗もある。その内訳は、1位が大阪府(2,850店舗)、2位が兵庫県(1947店舗)、3位が広島県(1,656店舗)。ちなみに、4位が東京都(1,215店舗)。人口の圧倒的な数からすると東京での「お好み焼き」の地位がわかる気がした。
これを、人口1万人あたりの店舗数にすると世界が変わる。1位は広島県(5.9店舗)、2位は兵庫県(3.5店舗)、3位は大阪府(3.2店舗)。
そして、4位は徳島県(3.1店舗)なのだ。
徳島焼きとは
広島は、2週間前に旅して2度ほど広島焼きを食した。自分は、関西(大阪・兵庫)焼きの方が好みだと認識できた旅だった(それはそれで有意義だった)。
徳島のお好み焼きって、どんなだろう?
徳島では小麦粉を水で溶き、切ったキャベツに甘く煮た「金時豆」を入れて焼く「豆焼」、それに玉子を入れた「豆玉焼き」、その上に少量の小海老をカラッと揚げた「天ぷら」を入れた「豆天玉焼き」、、、、等。金時豆に天ぷらを入れるのか・・・と半身半疑だった。
お邪魔したのは、食べログ100名店の1つ「はやし」さん。
店構えからして美味しそうだ。ザ・お好み焼き屋さん。店前ののぼり「とくしま豆天玉焼き」を見て、やっぱりそうなんだ!と思った。
店舗内は広くはなく、6テーブルぐらいあったが、空席もあり少し嫌な予感がした。
まずはビール。
テーブルにも鉄板はあるが、大きな鉄板があり、数名で一生懸命に焼いている。その数が半端じゃなくて、どうしてか不思議だった。
目を横にそらすと、紙に包まれた「お好み焼き」「焼きそば」がある。
常連さんらしき人達が店に入ってきては、このお持ち帰りのお好み焼きを持って帰る。皆さん予約して持って帰っているようで、客単価が5,000円ぐらいだった。飛ぶように売れていく。
*ひっきりなしに、電話も鳴り、持ち帰りの予約だった。出来上がるのが20分かかるらしい。
ねぎ焼き。1口食べただけで、この店のレベルがわかった。ねぎたっぷりなのはもちろんで、生地がふわふわのモチモチなのだ。最初の不安は吹き飛び、思わず笑みがこぼれる。
よせ豆天 1,750円。 はやしさんで一番単価の高いお好み焼きを注文した。
[よせ]は肉も魚介類もごろごろと入っている上に金時豆と天ぷらも入っているゴージャスお好み焼きなのだ。
ふっくら、もっちりした食感に豊富な具材の甘味と甘辛ソースが絶妙にマッチしている。食べログ評価で3.63、100名店入りも納得の味だった。
昼の徳島ラーメンといい徳島焼きといい、なかなかいい感じだ。